酒を飲みながら選挙の話でもするか

本日10月25日をもって東京都の飲食店時短要請が解除された。酒類提供制限も同じく解除され、飲食店はいよいよ通常営業に戻ることになる。今夜開催の豊島区西部エリアの有志によるまちづくり会議「ながさきむら村議会」も、長らくやっていなかったアフターの飲み会がやれそうだ。

それ自体はとても喜ばしいことなのだが、手放しで喜んで良いことなのかぼく個人は判断に苦慮している。何故ならその時短&酒類提供制限要請は終始法的根拠がないまま行われていたからだ。それなのにこれだけ長く続くと制限に従うことが自明のことのようになり、まるで法律で縛っているかのような空気が生まれてしまった。ぼくのような疑問に同調する場も人も周囲にはほとんど存在せず、意思の共有も出来ないままぼくは仕事終わりの行き場を失い精神的に病んだ時期が結構あった。なので解除になった今日を迎えても胸にしこりのようなものが残って離れない。

そんなさなかの衆議院選挙だ。
ぼくの30代は政治と社会への強い関心で動いていた。基本的に反権力、反自民党で考え、選挙になれば積極的に投票を呼びかけたり、二度ほど選挙対策委員に名を連ねたこともある。
それなのに今回の選挙にはどうも身が入らない。安倍元総理、菅前総理のコロナ禍での失点は、自民党総裁選でニュースをジャックしたことでなんとなく有耶無耶になった。むしろニュースを作ることの出来ない立憲民主党は共産党との協力ということで仮に勝ったとしても大きな借りを作ったことになってしまう。

自民党の政党支持率は予想より低いらしいが、安定政権は維持される見込みだろうしとても変わるとは思えない。というかむしろ変わることに強い懸念さえ持つほど、野党第一党への不信感も正直ぼくの中に芽生えてしまっている。

とにかくそれでも投票はする。
今夜は酒でも飲みながら、政治談義をするのも良いのかもしれない。

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