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武者小路実篤実篤記念館

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春の特別展「『白樺』創刊110年 文学の道」展

2021.4.24-6.13

調布市武者小路実篤記念館

以前投稿したチケットはこの展示のものではなかったので、再投稿です。ぐるっとパスで入館して、美術館チケットではなく、春の特別展限定オリジナルしおりを頂きました。本に挟んで使っていた時期があって、折り目が残ってます。しおりのデザインにもなっている白樺、表紙絵は岸田劉生。

1910年4月に武者小路実篤を筆頭に、志賀直哉、有島武郎らが創刊した同人雑誌《白樺》。他にもメンバーには、木下利玄、郡虎彦、里見弴、柳宗悦、有島生馬、長與善郎、岸田劉生、千家元麿、高村光太郎、倉田百三などなど。

白樺には、ゴッホの幾つかあるひまわりの絵のうちの一点《芦屋のひまわり》が掲載されました。ゴッホのひまわりを購入したのは、綿業貿易の実業家、山本顧弥太(こやた)です。実篤にねだられて買ったそうな笑。当時は、まだ日本に知られていなかったゴッホ、セザンヌ、ムンク、ロダンなどを白樺で紹介していて、美術雑誌のような側面もあったようです。その後の戦火によってゴッホの実物の絵は消滅してしまいます。この展覧会では、幻のひまわりの印刷を見ることができました。他の活版ページとは紙もインクも違い、カラー印刷になっていて、こだわりが感じられてきます。




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