美術館巡りの日々 2020 A/W vol.3
もう、2021年ですが、2020年年末の美術館巡りを含めて。
●ルドン・ロートレック展 三菱一号館美術館
三菱一号館美術館はジョサイア・コンドルの建築で、1894年の建築を再建しています。
今回、併設しているカフェにも入りました。
今年は帰省しなかったので、浮いた交通費で、ふだんなかなか行かれない贅沢なランチ。展覧会をイメージしたランチメニューだそうです。
ジョサイア・コンドルの建築を堪能〜。この部屋は銀行として使われていたそう。
三菱一号館美術館
東京駅
上はジョサイア・コンドルの建築、三菱一号館美術館。下は、辰野金吾の建築、東京駅。雰囲気似てますよね。実は、ジョサイア・コンドルに、辰野金吾は工学寮(後の工部大学校)にて建築を教わっていました。
東京駅と三菱一号館美術館は、徒歩で行ける距離にありますのでぜひ比べて見るのもおすすめです。
今、東京ステーションギャラリーでやっている「河鍋暁斎の底力」展。なんとジョサイア・コンドルは、河鍋暁斎に日本画を教わっていたそう。
一つで三度美味しい展覧会です。。
●上野の森美術館 KING & QUEEN展
(ここのみ撮影可)
肖像画から、写真に写る過程など。皇室の肖像画から芸術表現の移り変わりが感じられました。私、歴史に疎くて…。内容は…すみません。アンディーウォーホールの作品が個人的にぐっときました!
「日本のたてもの展」
国立科学博物館・東京国立博物館・国立近現代建築資料館の3箇所で開催されています。
●国立科学博物館
スマホの充電切れで、展示風景はとれませんでした…。いつも大事な時に…。とほほ。
天井の装飾が素敵です、展示で知ったのですが、国立科学博物館は上空からみると飛行機の形をしています。
●三鷹市山本有三記念館 「『日本少国民文庫』が灯したもの −若き編集者たちとの交流−」
建築、内装もなかなか素敵でした。
三鷹市山本有三記念館、今まで知りませんでしたが。息子に読ませたい本がなくて、自分で出版社を立ち上げたというエピソード。今にも通ずる、育成の視点に…
私も子育てをしていて、何を伝えていくのか考える機会が増えたので、山本有三の考え方に触れられて…今、出会えて本当に良かった展覧会でした。
●三鷹市美術ギャラリー「靉嘔」「太宰治展示室」
ギャラリー内に「太宰治、三鷹の此の小さい家」が新しくできていました。この掛け軸、実際に太宰治の部屋に飾られていたのだそう。ロマンありますね。
コレクションの靉嘔は、版画と思えない色数が圧巻です。作品数も多く、版画だけでなく実際に描いた作品もあるのが見どころ。
●太宰治文学サロン
装丁が、見ていて楽しい。こちらの本は企画展です。研究者の方が、寄付をされたもの。パネル展示が常設とのこと。
●旧多摩聖蹟記念館「開館90周年記念展」
分離派建築会、関根要太郎の設計です。
今、パナソニック汐留美術館の「分離派建築会」を開催していて、そこでもこの建物が紹介されています。
●府中市美術館 「メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年」
三沢厚彦さんの作品。
以前、公開制作室で撮った写真です。こちらも展覧会でみることができます。
この、公開制作室はアーティストの実験の場というとても珍しい施設です。アーティスト・イン・レジデンスのように滞在型ではありませんが、20年前に市の施設で作られたというのはとても貴重だと思われます。
公開制作室は、ガラス張りになっていて、外から鑑賞したり、公開日には室内に入ることもできます。
完成された作品をみるだけでなく、「どんな人が」「どのように」という過程を通じて美術を知ることは、美術館に来た子供たちにとっては、なかなか刺激的な体験になるでしょうね。
都立公園内にあるので、子供と一緒に遊びながら美術館巡りしても楽しめます。
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