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エッセイシリーズ

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興味関心のある内容や思い出について自由に書いたエッセイたちです。
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2024年7月の記事一覧

あの頃、ナイフも持てなかった僕へ

エッセイ。今でも思い出す子供の頃のとある一日について。 パンクロックは熱狂するけれど、優しい音楽だ。 『少年の詩』を書いた甲本さんも温かいまなざしを持った人だ。 こればかりは感覚なのでどうしても伝わらない。ブルーハーツだけでなく、ブルーハーツ解散後に甲本さんが作ったハイロウズやクロマニヨンズの曲も聴いてもらえたら嬉しいと思う。 ナイフを持っているというのがこの曲では重要だ。野暮な読み方かもしれないが、鉄砲ではダメなんだと思う。簡単に手に入れることができないし、引き金を引

君たちは着ぐるみに入ったことがあるか。音楽教室アルバイトの思い出。

エッセイ。今回のテーマは「学生時代に体験したアルバイトでの出来事」です。皆さまは着ぐるみに入ったこと、ありますか? はじめに 音楽教室のアルバイトは「何でも屋」だ。 体験レッスンの案内、申込書の記入方法の説明、先生への諸連絡、生徒名簿の管理、教室のレイアウト変更(大量のエレクトーンの移動)、レッスンをボイコットした子供へ本の読み聞かせ、テキストや楽器備品の販売、発表会のステージマネージャーといったいかにも音楽教室らしいことから、エアコン・トイレの掃除、近隣のアパートやマン