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にちにち京都②-母の偉大さを感じたお弁当作りの話-

こんにちは、タケイユウコです。
noteを始めてひと月弱。書くことの楽しさを実感しています。それと同時に定期的に投稿することの難しさも。毎日投稿されている方はすごいなー。

そこで、今日は最近感じた「すごいこと」について書きたいと思います。
私が思う「すごいこと」、それはお弁当作りです。

子どものころのお弁当
保育園、幼稚園、小学校の遠足、中学校、高校、部活の試合……。
子供のころはありとあらゆる場面で、母が作ったお弁当を食べていました。
アラフォーの幼少時代にはもちろんキャラ弁はありません(笑)。
玉子焼き、ウインナー、アスパラベーコン、からあげ、エビフライなど……などのおかずがぎっしり詰められたお弁当でした。

毎朝出かける準備をしながらお弁当の中身を見て、「今日はあたりや」「今日ははずれや」など考えながら母が作るちょっと甘めの玉子焼が大好きでした。
常連おかずとしては、冷凍食品の骨付きフライドチキンもよく入っていました。(スパイシーな味がめちゃくちゃ好きでした。)
作れない日は朝早くから開いているパン屋さんで買ってきてくれるパンと母の優しさを、この頃は「当たり前」のように受け取っていました。

社会人になってからのお弁当
兵庫の短期大学を卒業後、神戸の土産物の販売をしていた時も、母はお弁当を作ってくれていました。
「女の子なのだからそろそろ自分で作りなさい、せめておかずを詰めるくらいはしたら?」と言われたこともありましたが、三日坊主になるばかりか、お弁当箱を出さないまま寝てしまい怒られることもしばしば。
中高生の頃からお菓子作りは好きだったものの、料理には興味がなくて……。
まさか自分がだれかのお弁当を作る日がくるとは想像もしていませんでした。

京都にきてからのお弁当
料理をするようになった時期は、やはり“京都にきた”頃かと思います。
初めての一人暮らしは、うどん、オムライス、丼などの一品を作るのに精いっぱい。
京都に来てキラキラ充実した生活がはじまるかと思いきや、さっそく母のご飯が恋しくなったことを覚えています。

とはいえ、職場には昼食を持参する必要があります。外に行って食べても良いし、コンビニでパンやおにぎりを買っても良いのですが、節約のためにお弁当を作ることにしました。
私が作るお弁当は、ご飯をたくさん詰めて、小さなスペースに残り物のおかずをなんとなく詰めるような、彩りや栄養には全く配慮していない、母が作っていたそれとはまったく違うものでした。テンションがあがらない昼食の時間はしばらく続きました。

もちろん、ずっとオムライスばかりを食べていたわけではありません(笑)。
3年もするとレパートリーは増え、品数を多く作ることで食生活が豊かになることもわかってきました。

そんな私にも、気合を入れて作る日がありました。
それは好きな人とのデートです。彩りやおいしさ、ワクワク感を意識して献立を考えて、前日から準備をし、当日は朝早くからから揚げをあげたり、おにぎりを握ったり……。
“人のために作る”時はやる気スイッチが入るものだと実感しました。

結婚してからのお弁当
昨年結婚した夫は自営業なので、結婚してからしばらくの間、お弁当は私の分だけ。前述のとおり、自分の分は「残り物おかずをなんとなく詰める程度で良い」と思っていたので、見栄えは意識せず、無理のない範囲で作っていました。

ところが、今年の春から夫が「お弁当、作ってほしいな」と言い始めたのです。
新しくオープンした工場兼店舗の近くにはコンビニが少ないことと、そこでは料理がしづらいからということでした。

夫がお店でお弁当を食べる=義母が見るかもしれない

と思うと、これまでのお弁当で良いわけはなく……。「私のできる範囲」「しんどい時は作らない」という宣言をしたうえで、夫婦2人分のお弁当作りがスタートしました。

当たり前はすごいこと
週末に作り置きをする習慣がない(マイブームでたまにすることはあるけれど)ので、はじめの頃は、朝起きて冷蔵庫を開けて、作るメニューを決めてから動き始める……冷蔵庫の中身が結果を左右するギャンブルのようでした。

新婚なのでがんばる気持ちはありつつも、「朝食とお弁当のおかずは同じで良いのか、いや、ちょっとは違う方が食べる楽しみがあるのでは……」と悩みながら始めた4月。
6月には「パンと目玉焼きとお弁当のおかずの残り」という朝食ルーティーンと、前日のおかずはお弁当用にキープするという技を身に付けることができました。
そして、お弁当箱には母と同じように甘めの玉子焼きもしっかり入っています。

それにしても、これを20年近く当たり前にやっていた母って……。すごくない?と
母の愛情と優しさに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、私は今日も作る
「食べることは生きること」という言葉をよく目にしますが、食いしん坊の私にとって食べることは楽しみであり癒しでもあります。
おいしく、そして楽しく食べるために、デリバリーという方法もあるけれど、日々の暮らしという観点では、自分で作ることは食の安心につながりますし、なによりお財布に優しいことを知っています(笑)。

気がつけば、最近はお弁当の時間を楽しみにしている自分がいます。新調したお弁当箱が気に入っているからか、夫が「お弁当ありがとう」と言ってくれるからか、夫がお弁当箱を洗ってくれるからか……。
手間暇かけた豪華なお弁当はできないけれど、これからもできる範囲で作り続けます。

さいごに
本記事の冒頭で「noteを毎日投稿される方はすごい」と書いていますが、仕事とは別に、あくまで書きたいことを綴りたい私には、それはとても難しいことです。
お弁当作りと同じように、長く、そして楽しく書き続けていくためにも、週に1回投稿を目安に少しずつ原稿を作成していくつもりです。

つたない文章をお読みいただきありがとうございました。

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