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企業も中小企業診断士も積み重ねだけではダメだと思えたんだよね

新年早々、個人的なことで恐縮です。

私、2024年、中小企業診断士として10年目、2回目の資格更新を迎えるタイミングになります。

いや~~~~年月よ。

なんと、あっという間なことか

中小企業診断士試験に合格し、実務補習・実務従事を経て中小企業診断士に登録したのが2014年。

そんな中小企業診断士1年目の頃に見た、10年目超の中小企業診断士って“雲の上の人”のように思えたものです。

単に、キャリアが長いから“雲の上の人”のように思えた、というわけではありません。

私にとって、10年目超の中小企業診断士、特に女性の中小企業診断士にリアルでなかなか会えなかったからです。

性別に拘わらず、5年目超の先輩診断士って、研究会や懇親会で会える機会が減ります。

これが10年目を超えてくると、お会いできる機会がさらに減少。

それが女性診断士ともなると、仕事や家庭の都合もあって、本当に本当にリアルで会えなくなるのです。

なので、たまに会いに来てくださる10年超の先輩診断士に話を聞いては、自分が診断士歴10年になったらこんな姿になっているのかなぁと、薄っすらではありますが思い描いていました。

しかし、いざ自分が診断士歴10年になってみると、至って普通。

「初めまして」な中小企業診断士が増えたなぁとは思いますが(もう少し皆さんにリアルでもお会いできるように頑張ります)、やっていることは、今までやってきたことの積み重ねの結果だなぁ、と。

積み重ねと言えば。

私自身、基本的には、日々の積み重ねの上に今があると考えている派です。

ただ、昨年末くらいから、私の顧問先・支援先の動きを見たり、つい先日も日本経済新聞で以下のような記事を見たりしたからでしょうか、日々の積み重ねは大切だけれど、それだけではダメな時があるよね……と思うようになりました。

今回は、そんな話から書き始めてみます。

◆ 顧問先・支援先の動き

商売の原点を改めて見直すような、そんな動きが多くなっているのです。

例えば、顧問先のひとつでは、改めてビジネスのペルソナを作成する動き。

支援先のひとつでは、新規ビジネスに向けて自社の強みを改めて見つめ直す動き、など。

どちらも、目の前のビジネスをやっていると、どうしても優先順位が“今のビジネス”になってしまって、後回しになりがちです。

こういう時に「ちょっと話を聞いてほしい」と声を掛けやすく、また、客観的な視点をもって一緒に悩み考えることができる人こそ、中小企業診断士という資格を持っている私たちだなと感じます。

企業側からすると、社長はじめ経営側の人間は、わざわざ時間を作ることになります。

また、中小企業診断士にもわざわざ時間を作ってもらうということで、「せっかく時間を作ってもらえるのだから、少しでも前進させよう」と思ってくださるようです。

(最近はリアル対応が増えましたが、オンライン対応もやっています)
(割と身軽にホイホイ動いているつもりなのですが、特にリアルで動くときには恐縮していただくことも少なくありません)

私としては、この「せっかくお互い時間を作るんだから」というこのキーフレーズ、大事なのではないかと考えています。

勢いっていうのですかね、踏ん切りというのですかね。

◆ きっかけ→行動へ

今までの積み重ねではあるんだけれど、一旦立ち止まって、360度ぐるっと見てみる。

このとき、時間と余裕が大事で。

冷静だからこそ、忙しさばかりだったら選ばないような道を選択してみようという気持ちも芽生えやすいと感じます。

もちろん、違う道を選ぶ際のヒントの種は、今まで積み重ねてきたものの中にあります。

なので、積み重ねることそのものを否定するのではありません。

ただ、そのヒントの種を使って次に向く方向は、今までの延長線上だけだと、もしかしたら数年で詰むかもしれないな、と。

そのくらい、私が見聞きし感じている世の中は、動きが速いと感じます。

そして、この動きに連動し、人間の消費行動プロセスも遅かれ早かれ、今以上に変化するだろうなと。

忙しい中、顧問先・支援先では引き続きウンウン唸りながら試行錯誤してくださっています。いつもお疲れ様です。

この“延長線上だけだと詰むかもね”の話、顧問先・支援先のビジネスだけの話ではなく、私自身も当てはまるのではないかと考えています。

物の見方・考え方、環境などなど。

今までも変えるところは変えてきたつもりですが、もう少し変えていかないと。危機感ハンパないです。

きっと、自分の中で「5年後はこんなカンジかな」と思っていたことが1年半後くらいにササっとやってきそうな気もするし……。

取り急ぎは、3/9(土)に登壇する大塚商会主催の理論政策更新研修の内容、しっかり変えていきたいと思います(タイトルは今までと似ているけれど)。

どう変える予定なのかは、noteかX(旧Twitter)で追ってお話しできれば。coming soon……。


ということで、2024年もよろしくお願いいたします!

頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。