見出し画像

大切なものを失った悲しさと切なさが報われた夜

最近、中小企業診断士に合格したての方や、これから就活に入っていく大学生との接点が多いからでしょうか、「チャンスの神様には前髪しかない」という話とともに、ある女性のことを思い出すようになりました。

今回は、その女性「ユリちゃん」のことから、話を始めてみます。

◆ユリちゃんの話

画像1

中学・高校6年を過ごした我が母校に、ユリちゃんという先生がいました。

私たちの学年よりも遅く入ってきて、私たちが卒業する前に出ていったユリちゃん。

ユリちゃんは私達の学年を教えていたわけでもなかったので、接点はありませんでした。

でも、今でもよく覚えています、ユリちゃんのこと。

理由はたくさんあります。

そのうちの1つは、私に「チャンスの神様には前髪しかない」という話を初めて教えてくれた人だったから。

(「チャンスの神様には前髪しかない」という話をご存じないという方はリンク先のwikiをご参照ください

画像2

あれは確か、自習監督に来たとき。

終わりの時間が近づいたタイミングで言ったんじゃないでしょうか。

チャンスの神様にはね、前髪しかないんだよ。チャンスだと思ったら絶対に掴んでね。

もう少し長々と話をしていた気がするけれど、要約するとこんな感じのことです。

この話をしてくれた後にユリちゃんは学校を辞めました。

もしかしたら、最後に私達に何か言いたかったのかもしれません。

※何人かの先生から母校のカルチャーを引き継ぐ最後の学年だって言われていたから。まぁ、それだけ学年的にもキャラが濃かったかな(汗)

◆影響力のない人なんていない

画像3

先日、これから就活に入る女子大学生から受けた相談の中に、こんなフレーズがありました。

「自分には影響力がない」
「そこにいて意味があるんだろうか」

と。

その時に、ユリちゃんの話を彼女にもしてみました。

ユリちゃんをよく覚えている理由の中の1つを、思い出したから。

画像4

ユリちゃんは、今から考えても我が母校(当時の)にはアンマッチ気味でした。

なんていうんでしょうね……分かりやすいところでいくとファッションとか。別にそれだけじゃないとは思います。個性MAXな先生は多かったのだけど、なんかね(あ、個性が強いのは生徒もか 笑)。

カルチャー的にも、我が母校はユリちゃんの満足する職場ではなかったかもしれない。

達成感を得られないまま、退職した可能性はゼロではないでしょう。

でも、彼女が我が母校にいたという証は、私の記憶の中に「チャンスの神様には前髪しかない」の話と一緒に残っています。

誰かに影響を与えない人なんて、この世の中にはいない。

私は確かにユリちゃんの影響を受けて、今、ここにいます。

自分の嗅覚を信じて、チャンスだといったらすぐに動けるようになったのは、確実に、ユリちゃんからナイスタイミングで「チャンスの神様には前髪しかない」の話を聞けたことに起因します。

あの日、あの時、ユリちゃんに出会えてよかった。ありがとう。

※後から入ってきた先生は全員後輩扱いでした(当時は)。文章の雰囲気が上から目線っぽくても許して。。。

画像5

ユリちゃんの話を聞いてくれた大学生の彼女がどう感じてくれたかは、わかりません。

ただ、「30分話そうね」が1時間半になっていたので、何かしら彼女が咀嚼するネタにはなったことでしょう。

ユリちゃん。ユリちゃんはまた一人、これからの未来ある女子に影響を与えたよ。

◆私が未来に渡せるもの

画像6

下は小学生から上は大学生までと、10代〜20代前半の皆さんとの接点が年々増える中、ここ数か月の間に生まれた感情のいくつかを、うまく言葉にできませんでした。

それが、大学生の彼女にユリちゃんの話をしてから、言葉になりました。

私は未来ある子たちの礎になる。
そのための活動は惜しまない。
ネタの出し惜しみもしない。

相変わらずパタパタ動いていますが、来期も引き続き、今まで以上に中小企業支援と、中学・高校・大学での教育支援に全力で携わっていきます。

誰かの役に立つのなら、就活~20代の頃に私が味わった悲しみや悔しさすら、未来ある子たちに向けた良いネタです。

来期はどのような皆さんとお会いできるのか……。今から楽しみです。


~※~※~※~

【補足1】
こんな書き方をしましたが、ユリちゃんは今でもどこかで元気です、きっと、多分。連絡先は知らないけれど。それに、私のことは覚えていないはず(自信あり!)。

【補足2】
そんな中高6年間に培った技術を元手に、今年も下記のセミナー(6回目)で総合司会とモデレータをやります(5回目×4回目)。興味のある方はぜひ!

大事なことはセミナー後の懇親会で聞けますよ、と。 ↓


頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。