【滋賀レイクス】大阪エヴェッサ戦に向けた予習・復習をする話

○はじめに



 前節、広島ドラゴンフライズとの試合では、インサイドでの要であるイヴァン・ブバ選手と、常にコートを走り続けたケルヴィン・マーティン選手がコンディション調整のために欠場。


 結果は、前半から差をつけられる苦しい展開となり、88-99で敗戦。ラストの第4Qでは良い時間帯も作れていたのですが、さすが広島。勢いだけで簡単に勝たせてもらえる相手ではなかったという事なのでしょう・・・。


 しかし、狩野祐介選手の爆発や、川真田紘也選手の活躍、杉浦佑成選手の復帰など明るい材料も多く見られた試合でした。


 そんな滋賀レイクスの今節の対戦相手は大阪エヴェッサ(以下:大阪)。今シーズンも残り2週間。最後まで、滋賀一丸でがんばっていきましょう!



 また、今週は残留争い三兄弟である、富山グラウジーズ・新潟アルビレックスBBの直接対決も控えています。


 
 ある意味では、ブースターのみなさまはこちらの結果の方が気になってしまうかもしれませんね。


 ですが、他のチームの試合結果はぼくたちにはどうにもできません。レイクスの勝利を信じて、どんと構えて、結果を待つ事にしましょう

 



○今シーズンの大阪




○最近の大阪



 まずは今シーズンの大阪について見てみましょう。



 現在の大阪エヴェッサは24勝30敗。西地区5位となります。



 3月以降の成績は7勝9敗、わずかに負け越してしまっていますね。ただ、CS出場チームとの対戦は16戦のうち11試合。非常にタフな3~4月を送っています。



 来週も琉球ゴールデンキングスとの試合(3週間ぶり、3回目)ですからね。相手ながら大変ですよ、まったく。



 しかし、そんな大阪はCS出場チームとの11試合で5勝6敗とほぼ互角の戦いを見せています。順位以上の力を持っていると言えるでしょう。




○スタッツから見る大阪




 さて、そんな大阪のシーズン通してのスタッツ、バイウィーク以降のスタッツを比較して見てみましょう。



 もはや、いつもどおりの表です。バイウィーク以降も試合数が増えて、数字が多くなったので、表が少し見づらくなってきましたね・・・



いつものやつです


  この表からは3月以降の大阪が平均得点・平均失点ともに増えている事がわかります。



 上位チームとの対戦が多い大阪の失点が増えてしまうのは、ある程度仕方のない事だと思いますが、得点もしっかり伸ばしてきています。



 それは、大阪のオフェンスが上位チームにも通用していると言えるのかもしれないですね。



 そして、大阪は「選択と集中」が上手く出来ているチームだと言えます。


 最近の大阪には、スリーポイントが増えて、フリースローが減っている傾向が見られます。


 大阪のフィールドゴール(2Pと3Pの合計)を見てみると、成功率・成功本数、どちらもリーグのちょうど真ん中くらいの成績なのですが、スリーポイントとフリースローは結果が分かれています。



 大阪はフリースローを打つ本数自体が比較的少ないのですが、成功率も69.5%でリーグ21位と、あまりフリースローが得意ではないと分かります。


 一方、スリーポイントの試投数はリーグでも20位と、本数自体はあまり多くないのですが、成功率は34.1%とリーグ8位の高さです。



 大阪はスリーポイントの方が得意なチームだと言う事が分かります。



 そんな大阪はバイウィーク以降、スリーポイントの数を増やし、フリースローの数を減らしています



 フリースローの数が減った原因が、インサイドでのプレーが減ったからなのか、はたまた別の理由なのかはわかりません(大阪の試合を見ていないので・・・すみません)。



 ですが、長所を伸ばして、苦手な部分は避ける。チームとして、非常に賢い行動をしていると言えるでしょう。



 最近の対戦結果を見ても、スリーポイントが高確率で決まらない試合は敗れている事が多いようです(レイクスも同じ傾向にはありますが・・・)。




 また、チームとしてはスティール・ブロックが多い傾向にあります。

 

 スティール数はリーグ6位タイ。なんと、レイクスとスティールの数が同じみたいです。


 大阪でスティールが多いのはディージェイ・ニュービル選手(個人9位)、アイラ・ブラウン選手(個人21位タイ)、合田怜選手(個人38位)のようですね。



 また、ブロックはリーグ4位。ブロックはアイラ・ブラウン選手がリーグ8位タイ。島根スサノオマジックのペリン・ビュフォード選手と同数で8位タイのようです。


 アイラ選手・ビュフォード選手がBリーグのSFのポジションでは最もブロックの多い選手のようですね。



 選手個人の主なスタッツ・・・を紹介しようと思いましたが、1選手で書く事が多すぎたので、今回はその選手のみ紹介します。


○ディージェイ・ニュービル選手(PG/SG) 
・平均得点   19.6(個人10位、ポイントガードでは2位)
・FG成功本数    353本(個人6位)
・3P成功本数  147本(個人4位)
・3P成功率   38.4%
・FT成功本数  204本(個人4位)
・アシスト数  286本(個人8位)
・平均アシスト 5.3本 (個人9位)
・スティール数  72本 (個人9位)
 <54試合終了時点の情報です>

 

 間違いなく、リーグ最強のガード選手の1人と言えるでしょう。193cmの身長は日本ではビッグガードの部類に入りますよね。


 しかも、バイウィーク以降はさらにステップアップしています。以下に簡単にまとめておきます。



○バイウィーク以降のディージェイ・ニュービル選手

 平均得点:23.6点
 3P成功率:45.2%
 アシスト:5.0本
スティール:1.4本


 さらに、4月15日の島根スサノオマジック戦では、43得点、3P10本成功、7アシストと驚異的なスタッツを残しています。 


 ニュービル選手に注目が集まりがちですが、他のガード選手も層が厚いのも大阪の特徴ですね。


 誰が出ても、きちんと活躍が見込めるのはすごい事ですよね。守る側は大変ですよ、これは。



○大阪エヴェッサのガード陣の主なスタッツ

鈴木達也選手:平均23分、5.3得点、3P35.7%、2.2R、4.5A
合田 怜選手:平均21分、5.9得点、3P38.6%、1.9R、1.5A
橋本拓哉選手:平均18分、6.1得点、3P35.4%、1.7R、1.7A
木下 誠選手:平均15分、5.4得点、3P35.6%、1.4R、2.2A



○レイクス対大阪戦の復習



○第1戦 (11月30日)



 大阪との今シーズンの第1戦は11月末の水曜ゲームでの試合でした。



 10月後半より、千葉、島根、広島(天皇杯)、琉球、名古屋Dと強豪チームとの対戦が続き、連敗が続いてかなり苦しい時期でしたね・・・。



 直前の名古屋D戦では大量失点での敗北を喫してしまった為、ディフェンスに注力した試合だったのでしょう。


 結果は62-67。失点は抑える事が出来たものの、得点を伸ばす事が出来ず、敗戦となりました。スリーポイントは20本中5本の成功に抑えていたためか、接戦に持ち込めていますね。


 ガード陣の選手も4人が20分以上出場、それぞれ得点も重ねていて、大阪のガードの層の厚さが伺えます。



 レイクスでは狩野祐介選手がスリーポイント4本の成功で12得点。ケルヴィン・マーティン選手・テーブス海選手がシュートに苦しみ、確率を上げる事がなかなかできませんでした。狩野選手、今節も期待してますよ!






○第2戦 (3月15日)


 第2戦はバイウィーク明けの3月の2戦目こちらも水曜ゲームでしたね。


 良い傾向で2月を終える事が出来た中、3月の初戦を島根スサノオマジックと競る事が出来たレイクスを見て、「これはいけるぞ」とブースターの期待を膨らむ中での試合でしたね。



 結果は、71-101。100点ゲームでの大敗となってしまいました。


 この試合ではニュービル選手が30得点、鈴木達也選手も17得点、木下選手も8得点とやはりガード陣の活躍を許してしまう形となりました・・・。


 



○個人的な注目選手


 最後に、個人的なレイクスの注目選手を紹介したいと思います


○狩野祐介選手


 前節の試合で、3Pを高確率で決めてくれた狩野選手。どんなにチームが苦戦する中でも、ベンチでも若い選手が多いレイクスを支えてくれていました。そんな狩野選手の爆発は、とてもうれしいものでした。


 第1戦でも高確率でシュートを決めていた事もあるので、前節からの好調を維持して、ばしばしとスリーポイントを決めてくれることを期待したいですね。


 狩野選手が止まらなくなれば、他の選手へのマークも一気に弱くなるでしょうからね。



○杉浦佑成選手



 前節で復帰した杉浦佑成選手。プレイタイムに制限がある事が予想されますが、大きなフォワードの杉浦選手の出場はレイクスのサイズの問題を一気に解決出来るでしょう。


 最近のレイクスのSFポジションは森山修斗選手・湧川颯斗選手の活躍が目立っていますが、今節のディージェイ・ニュービル選手を止めるためには、大きなウィングの選手が必要になるでしょう。


 杉浦選手の復帰により、森山・湧川両選手と3人でニュービル選手にあたる事も出来るでしょう。ファールでシュートを止めるようなディフェンスも3人で交代できれば視野に入れられるでしょう。


 また、レイクスのSFはスリーポイントも打てますので、狩野選手とのツーシューターの時間も期待したいですね。


 


○まとめ


・大阪のガード陣はすごい
・スリーポイントを防げるかがカギ
・狩野選手・杉浦選手のスリーポイント爆撃が見たい
・裏の試合の重要度が高い。レイクスも勝利を!


 今週の結果が、B1残留への大きな分かれ道となります。


 非常に厳しい戦いが予想されますが、負けずにがんばれ、レイクス。



○おまけ


 書き方のクセ?がついたら、書くのが早くなってきました。


 「いつものやつ」みたいな書き方が増えてきちゃいましたね。良くも悪くも。

 

 ただ、毎回作業っぽくなってきてしまって、ちょっと(書く方の)おもしろみがなくなってきてしまいました・・・。


 京都戦、見に行こうかなあ・・・うーん。

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