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BTSのRMことキムナムジュンは偉大すぎて語りつくせない

RM(ラップモンスター)についてつらつら書きます

ようやく回ってきたBTS(防弾少年団)のRMのことを紹介する回。ラップモンスター(ごめんRMだよね)ことキムナムジュンは、偉大過ぎるからまとめられなくて、つい放置してしまった……。

ああ、もう今年も終わりますね。ああ7月にイギリスのライブに行きたかったのに、なあ。でもオンラインでライブを見られて本当によかった。ぜいたくはいわない、この状況でライブをしてくれたことが最高だったよ、ありがとうBigHit!ありがとう、パン先生! グラミーおめでとうBTS、カムバするたびに違う姿、前作を越えてくる作品に元気と勇気、励ましをもらっています。

「あれ、メンバーでかっこよくない人いるね」

全く何も知らない人の場合、「BTS(防弾少年団)」をスマホで画像検索してRM(旧名:ラップモンスター)ことキム=ナムジュンに対してそう言うだろう。

こういうとき、アイドル=顔面で判断するという時代は、億万年前に終わっているんじゃい。ナムジュンがかっこよくないなんて、口が裂けても言えないようにしてやるぜ…。とARMYは意気込むだろう。

RM(キムナムジュン)は本当にスマートだし、かっこいいし、かわいい。私が好きなナムジュンの名言とともに、第一印象「かっこよくない」を破壊してやる!!

RM(ラップモンスター)こと、キムナムジュンのプロフィール

アールエム  RM キム・ナムジュン 김남준 Kim Namjoon 金南俊 1994年9月12日(26歳) 181cm/64kg/A型 リーダー/メインラッパー  韓国 京畿道高陽市

RM(キムナムジュン)がラップモンスターという名前でキャリアをスタートさせる前の話をしよう。練習期間が長いK-popアイドル全員にいえることだが、RM(キムナムジュン)も「夢」のスタートがとても早かった。中学3年生のときに、学校に伝える希望する職業を「ラッパー」として提出していた(出演したテレビ番組「脳セク時代」で述べている)。

アンダーグラウンドでラッパー活動をしていたところ、目をつけられてBigHitのパンシヒョクに紹介され、2010年にはオーディションを受け事務所に入ることに。そして、「RM」という剃り込みを頭に入れて防弾少年団のリーダーとしてデビューした。

ちなみに誰もが、「ん?」と一度は思うであろうラップモンスターという名前は若気の至りで恥ずかしかったのか、ビジネス上の理由なのか、2018年に「RM」に変更している。IQは148で、語学堪能であるという情報も周知の事実だろう。

そう、とにかく頭がいいし音楽の才能もある。しかし神様は、RM(キムナムジュン)にさらに才能を与えたのだ。そう、それは「破壊の力」である。

完璧な人間は愛されない.RMの持つ「隙」の威力

「破壊神」ともいわれるRM(キムナムジュン)が物を壊す姿は、数えきれないほどある。何だろう、もはや彼の持ちネタなのかもしれないが、力加減とかがわからないんだろうと思う。

「Fake love」の活動時には、ジョングクの服を2回破った。「気を付けるよ~」と言っていた直後である。そして、それでも「加減した」と言い訳するRM(キムナムジュン)に、「お、同じでしたけど……?」とJKも苦笑。

サングラスをぶっ壊し、イラストを描けばイラストを描く土台を壊し、フィギュアをバラバラにして……と、何かと物をぶっ壊している。

そして破壊神だけでなく「ボンボヤージュ 北欧編」ではパスポートをなくし、「BURN THE STAGE」では、パスポートを見失い探す姿が収められている。

一般ピーポーだったら仕事の途中でパスポートをなくすとか「死」でしかないが、アイドルにとってはむしろプラス。

そう。完全無欠な人間は愛されない、いわば「隙」が必要なのである。私は異性に「隙がないよね~」と言われたことがある。お前に対しては隙を出さないんだぞという突っ込みはさておき、ちょっと抜けているぐらいが、愛おしく感じるもの、というモテの鉄則を、キムナムジュン(RM)は教えてくれた。

とはいえ私がRM(キムナムジュン)に心を奪われたのは、そんな面白いシーンを見たから…ではなく、彼の発言の奥深さにとても驚いたからだ。そこをぜひお伝えしたい…!

キムナムジュンは、名言メーカー

「花様年華」2016年日本ツアーDVDのディスク2枚目。ビハインドカットの個別インタビューで、メンバーはスタッフに問われる。

「今この美しい瞬間の終わりには何があると思う?」

花様年華とは、青春で最も美しい瞬間を指す言葉である。つまり、「アイドルとしての最盛期を終えたら、自分はどうなると思う?」という過酷な質問である。
それに対して、RMことラップモンスターはこう答えた。

「少しずつ成長しながら色んな角度からいつも考えるんですけど…。このように人間が、万物の霊長として進化することができた理由は、人間だけが唯一、いろいろな感情を持つ動物だからだと…。」

進化論だと……!?のっけから驚くワイ。

だから僕たちは愛を考えながら、別れについて考えることもできるし、成功を考えながらそれと同時に墜落や失敗を考えることができる唯一の生物だといわれているけれど…。今僕たちのことを多くの方々が注目してくれていて、僕たち自身も上り坂を上っているのを感じていますが、それと同時に僕はグループのリーダーでもあるので、いつも下っていく瞬間はどんなものなのかと、その時が来たらどうなるのか、実は心配する方なんですけれど。それを恐れていちいち心配しながら今を生きていたら、それでは花様年華は僕の人生には存在しないでしょうね。

だから、その時が来たら、『ああ、今まで僕が手に入れてきた美しさがなくなり、多くのものを失って、僕は道を下っているんだ』と感じた時、それを下り坂じゃなくて、その状況で他の価値を見出し、また別の道を上って行かなければならないと思います。だから僕が下ってきた道をただ逆に歩いてまた上って行けると思うんです。下り坂の途中で、また新たな自身の価値を見つけ出し、またもう一度僕自身の存在を世界に証明するべきだと思います」

こんなことが言えるアイドルがいるだろうか、いやいない。ここまで自分の未来について冷静に判断できる若者はいないだろう。RM(キムナムジュン)のことがとても好きになった。

花道だけを歩こうね!!!!😢

そして、私のスマホには、RM(キムナムジュン)の名言が他にも保存されている。

「皆さんの夢、夢でなくても皆さんの生活や人生で、僕たちの存在や、音楽ステージ、写真、映像などが、みなさんの痛みが100ならば、100を、99、98、97、にできるなら、それだけで僕たちの存在価値は十分なんです」(2017年Wings Tour Final エンディングコメントより和訳)

なんて優しい言葉なんだろうか。お次はSONGSで「BTSの夢は?」と聞かれたときの答え。

僕らの存在そのものが作品になれば、それが一番です。最終的にBTSというグループとその歴史が一つの作品になれば、それが夢ですし、ベストだと思います」NHK SONGS 2018年4月28日放送

夢と質問されるとありがちなのが「5大ドームツアーですね」とかなんですが。もはや、次元が違う。

そしてRM(キムナムジュン)の聡明さにスポットライトが大きく当てられた機会といえば、国連のスピーチだ。内容をぜひ見てほしい。

あなたの名前は何ですか? 何にワクワクして 何に心が高鳴るのか あなたのストーリーを聞かせてください。あなたの声を聞きたい。あなたの信念を聞きたい。あなたが誰なのか、どこから来たのか、肌の色や ジェンダー意識は関係ありません。ただ、あなたのことを話してください。話すことで、自分の名前と声を見つけてください。
僕はキム・ナムジュン。 BTSのRMです。アイドルです。韓国の小さな町で生まれたアーティストです。他の人と同じように、人生でたくさんのミスをしてきました。たくさんの失敗も恐れもあるけれど、自分を力いっぱい抱きしめることで、少しずつ自分自身を愛せるようになりました。あなたの名前は何ですか?自分自身のことを話してください。

ズッキューン!!
こんなことを言われたら涙が止まらない。Love my self 、Love yourselfはアルバムのテーマでもあり、BTSのメッセージだ。この言葉に救われたファンがたくさんいるだろう。人が押し付けるイメージやレッテルを背負いながら生きる苦しさというのは、アイドルである彼らは相当味わい尽くしてきているだろう。

ちなみに、この時期ジミンちゃんが着用していた「原爆Tシャツ」が炎上して、「嫌韓勢」がうるさく騒いでいた時期だった。徴用工の問題が噴出した時期でもあった。連日テレビのニュースでもなぜか原爆Tは取り上げられた。そして、グッデイでは高橋克美がこのスピーチについて「どうせ誰かが書いたんでしょ」というコメントした。このどうしようもない発言が地上波に流れたことは、忘れねえからな!!!(マジ歌のハライチ岩井調で)

UNスピーチの裏で、彼が準備する姿はばっちり、YouTubeで公開されている。「ファンたちが集まって、僕ら7名を代弁者としてUN総会にまでたたせてくださるんですよ」と、あくまで個人の功績ではなくARMYの功績であると言うRM。

「僕らはその方たちの代わりに話すだけなんです。その参与と寄付がこんなにも変化をもたらすんだと」

そんなRM(キムナムジュン)の姿をファンは見ている。

人生における失敗をも糧にして

RM(キムナムジュン)が言う「たくさんの失敗」という部分にも焦点を当ててみよう。失敗のたびにRMは謝罪し、学んできた姿もあったのだ。

歌詞の盗作疑惑をかけられたときに、RM(キムナムジュン)は出所がわからないまま歌詞として使用したと軽率な行為だった、正直に謝罪をした。そして、直接連絡をして、最善を尽くして、責任を果たすと述べている。

また、デビュー~2015年当時の曲ホルモン戦争などにおける、女性蔑視とみられる歌詞についても事務所ともども謝罪をしている。

「Miss Right」
高級なバッグを握るより僕の手を握ってくれる

「ホルモン戦争」
女は最高の贈り物だ 贈り物だ

「Converse High」
君が好き だけど コンバースロウは履いちゃダメ

「女性はこうだ」といったジェンダー(社会的性差)を固定するような内容がファンにより問題視されて、湧き出た問題だった。

ヒップホップにおける”かっこよさ”は、「女」「金」をモノにする、というブリンブリンな部分があるということは以前書いた。それをもろに象徴するかのような歌詞なので、ヒップホップ大好きな彼らがこういった歌詞を歌っていたのは、理解できるといえばできる。

今回自主検討と論議を通じて、音楽創作活動は個人の成長過程と経験、そして社会から見て学んだことの影響を受けるため、どのような社会の偏見や間違いでも自由にはなれないことを学ぶこととなりました。また社会での女性の役割や価値を男性的な観点にて定義しようとすることも正しくない可能性があることを知りました。(中略)今後も継続して防弾少年団の成長を見守っていただき、不足している点について指摘していただければ、より努力する姿でファンと社会の助言に耳を傾けます

BTSが2015年にこの問題を直視したことが、今の彼らを作っているともいえるだろう(急に真面目)

リーダーとしての熱いハグにズッキューン

なが~くなったが、もう一つ私がズッキューンとしたエピソードを見てほしい。RM(キムナムジュン)のリーダーとしての資質、懐の深さを伝えたい。

WINGSツアーで、Vとジンがパフォーマンスについて、開演時間の直前にけんかをした時の対応がもう素敵だった。

パフォーマンスをよくしたいが故に長男のJINに、行動を変えてほしいと強い口調で訴えるV、反発するJIN。なだめるメンバーの中で、強い口調で「何をやっているんだ、いったんは分かった。後で話し合おう。しっかりしろコンサートだぞ、ファンは何日も並んでコンサートを待っているのに素人じみた行動はやめよう、いいか。けんかしている場合じゃない、コンサートを成功させよう」と言うRM。

悔しかったのか、涙を目に浮かべながらステージを待つV。その落ち込んだ様子に気付いたのか、すかさずハグをするRM(15分9秒)。

円陣を組み「いいか、BTSとしてやるんだ。Vだとか、RMとか、JINっていう話じゃない。がんばっていこう!」とメンバーを鼓舞するRM。

ステージ上がる

だ~んだ~んだ~んだだ!だ~んだ~んだ~んだだ!NO! NOTTODAY!!

……この感動、伝わっただろうか(タイピング大変ふうふう)

強いリーダーシップ以上に、ハグする姿に心を打ち抜かれた…。ついていきます、RM先輩…。

もうそろそろ長いので終わりにしようと思うのだが、可愛い姿もお届けしておきたい。本当にかわいいと思います。

オフィシャルに上がっているはずだが、見つけられないのでこちらを引用したものを引用させていただく。かわいさが伝わっただろうか…。

Cold Brewやら、炭酸飲料やら個人ラベルのボトルが発売されると、いつもナムさん(RM)が大量に売れ残っているのが心が痛い。RM(キムナムジュン)の魅力はとどまるところを知らないと私は思うのだが。古い情報ばかりになってしまったが、最近のナムジュンももちろん名言メーカーだし、最新のアルバム「BE」も優しいメッセージがたくさん詰まっていた。ヘビロテ。

ただのナムさんやないか~い!!!

次は、ジミンちゃんでっす!

BTSの映像作品19作品(なんとライブ映像もたっぷり)がdtvで見られるそうです。ブルーレイ購入するよりはお得…


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