賃金制度

なんとか3週連続で投稿することができました。
ついさっき投稿することを忘れていたことに気がつきましたが。。。


1. 賃金制度の現状と悩み

近頃、企業からの相談で著しく増えているのが、「賃金制度」の見直しに関する問題です。
背景には、賃上げ圧力が高まっており、特に若年層の給与水準とそれに伴う全体の給与水準の見直しの要望が目立っています。

2. 賃金制度の概要と影響要因

賃金制度は、給与(基本給・諸手当)、賞与、退職金など、従業員に支払われる報酬全体を指します。
これは報酬制度とも呼ばれ、その決定には「世間の相場」、「本人の希望」、「会社の希望」の3つの要因が絡み合います。

3. 賃上げ圧力の背景と変動する賃金水準

日本社会では、バブル崩壊以降、賃金水準の上昇が緩やかでしたが、最近では最低賃金の上昇や物価高、人手不足による「賃上げ圧力」が急激に増しています。
香川県でも、大卒初任給が230,000円の企業が登場し、世間相場に合わせないと採用難に直結している状況です。

4. 会社の希望と課題

企業からは若年層の給与水準の見直しと全体の給与水準の見直しの依頼が増えています。
しかし、原資は限られ、支払える人件費の総額も決まっています。
この中で「世間の相場」、「本人の希望」、「会社の希望」をうまく調整する制度の構築が求められています。

5. 賃金の見える化の重要性

賃金制度の改善においてスタート地点となるのが、賃金の見える化です。
Excelを使って従業員の情報を整理し、問題点や疑問を浮かび上がらせることで、透明性を確保し、問題解決につなげることが期待されます。

6. 柔軟で透明な賃金制度の構築

賃金の見える化をもとに、経営者とコンサルタントがどんな会社になりたいか、どんな制度が望ましいのかを一緒に考え、透明性を保ちつつ柔軟で公正な賃金制度の構築を目指すことが、今後の重要な課題となりそうです。

7. 効果的なアプローチ:賃金の見える化

何から手を付けるのが良いかとお困りの方には、まずは「見える化」をおすすめしています。

Excelを使って次のステップを踏んでみるだけで、問題点や改善のヒントが見つかるかもしれません。
① 名前・年齢・勤続年数・役職・基本給・諸手当・賞与・年収・退職金の一覧化
② 年齢・勤続年数・役職での並べ替えをしてみる

これによって、給与に関する問題や疑問が可視化され、従業員全体の給与構造や不均衡が分かりやすくなるでしょう。
見える化を通して、具体的な改善点を見つけ出すことができます。

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