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iPadで"全"テクニック動画を持ち運ぶ

 柔術クラスのテクニック指導風景をいつも動画撮影しています。動画の活用において、方法論としてはまったく画期的じゃないですが、運用面が格段に良くなったので方法をまとめました。デジタルを活用した超アナログ運用です。

iPadとSSDで運用

 結論からいくと下記写真のように運用しています。iPad、SSD、この2つをつなぐコネクタの計3つ。

タブレット
 iPadを使ってますが、もちろん他機種でもOKです。

SSD

 Buffalo社のSSD(500GB)をAmazonのブラックフライデーセールで買いました。3,980円。現時点の動画総容量は115GB程度なので1TB(6,980円)は不要と思いこのサイズをチョイス。

コネクタ

 iPadを充電しながらモニターにミラーリングするケースもある想定だったので、HDMI(モニター接続)、USB-C(充電)、USB-A(SSD接続)の3端子がついたコネクタを購入しました。Amazonで1,600円くらい。Apple製品のミラーリングに対応していないコネクタがあるので、そこは要注意です。

 充電やミラーリング不要であれば、USB-A⇒USB-Cの変換コネクタが1つあればOKです。

HDMIケーブルでミラーリングした図
USB直挿しだとよりコンパクト

SSDを使うメリット

容量負荷軽減

 これに尽きます。1回当たりの撮影量がテクニック指導(約15分)、スパーリング(約1時間)だとして、週6練習だと1週間あたり7時間半程度溜まります。スマホに撮りためて見るのが一番楽だと思いますが、今の練習ペースだと現実的な運用ではなかったです。

 なので撮った動画はGoogle Driveにアップし、スマホからは都度消しています。Google Driveの運用は後述します。

再生までの待ち時間短縮

 スマホやタブレットからGoogle Driveアプリで視聴しようとすると、ファイルの読み込みにかなり時間がかかります。短気な性格の私にはその待ち時間がほんと無理でした。iPad×SSDの操作感はこんな感じで、個人的にはまったくストレス無しです。

SSD内のデータ整理法

 Google DriveにアップしたデータはPC上でフォルダ分けしていきます。

 立ち技、ガード&ポジション、パスガード、エスケープとおおまかに分類し、さらにテクニックごとのフォルダを中につくる仕様です。分類は大変でしたが見やすくなったのと、柔術の技術体系を理解する助けになったのが良かった点でした。

 これらはジムメンバーに共有しているので、直近1~2ヵ月くらいの動画は日付と練習内容をファイル名にしています。

外への持ち運び

 こんな感じで我が家の全テクニック動画を街に連れ出せます。ケースはダイソーで500円のですがおさまり良し。

 モニターがあれば大画面でジムメンバーと共に映像共有できるし、試合動画を入れておけば先生と共に振り返れたりすると思うので、今後いろいろと活用していきたい所存です。

おまけ①:Google Driveの活用法

Googleは有料プランに加入

 スマホの容量確保のためにGoogle Driveを活用しているのは前述した通りですが、Google Driveも無料プランでは15GBとストレージに限界があります。それでは足らないので私は年間3,800円払って200GBのプランにしています。

重複するテクニック動画は消す

 ビギナーやベーシッククラスの指導内容は繰り返されるので、すべての動画をアップし続けるとあっという間に200GBに達してしまいます。なので重複した動画は消していく必要があります。先生によってディテールの説明が異なったりするので、この仕分け作業がかなり大変。まだ終わっていません。

スマホの容量をより確保するために

 私の場合、スマホのストレージの半分以上が写真と動画です。過去機種から引き継いだデータもあるので、時間と共に量は増えていくばかり。そこで活用しているのがGoogle Photosです。クラウド上にデータをバックアップ取れるサービスで、先に書いた有料プラン内であれば利用できます。

 スマホの写真アプリからバックアップ済のデータを消しても、Google Photosのアプリを開けば過去データをまとめて見られます。スマホ端末ではなくクラウドからデータを読み込むので時間かかるかと思ったのですが、思いの外サクサク見れて良いです。

 ↓はPCブラウザから見たGoogle Photos。最古の写真は2004年6月25日にガラケーで撮影したもの。初めてフジロック行った時の写真も。

おまけ②:カメラ撮影時の設定

 私のスマホはiPhone12で、撮影はデフォルトのカメラアプリを利用しています。ビデオは設定次第で1ファイルあたりの容量が大きく変わってきます。

 私の場合は基本的に「720P/30」という最小サイズの設定で、↓の画像のHD(1280×720)にあたります。設定が最小だと不安に思う方もいるかもですが、PCモニターでテクニック動画を見るくらいならまったく問題ないです。4Kで撮ってると一瞬でストレージ埋まるのでご注意を。

画像出展元:WOWOW 

追記:もろもろ購入時の注意点

 iPadで外部機器のデータを読み込むにあたって「ファイル」というアプリが必要です。iOS 11から搭載されたそうなので、OSが対応しているかご注意ください。
 またHDR(ドルビービジョンHDR?)撮影された動画データは、古いiPadだと白飛びした状態で表示されてしまう可能性があります。iPhone12でHDR撮影したデータを、第7世代のiPadで読み込んだ際に白飛びしました。私のiPad Air(第4世代)では白飛びしなかったので、ここは盲点でした。

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