これからの時代のイノベーション(The Economist 2021年1月16日版)
The Economist 2021年1月16日版から、「Why a dawn of technological optimism is breaking」の記事。
記事を読んで
これから先、イノベーションは起きると楽観視して良いのか?
こちらの記事には、画期的なイノベーションが起こる可能性が高い(≒停滞が起きないであろう)理由が3つ書かれている。
1つ目は、革新的な技術の発見だ。コロナウイルスのワクチンを開発するために、サイエンスと医療が猛スピードで研究開発をしたように、大発見が各所で起きているらしい。
2つ目は、テクノロジーへの投資がそもそも増えていることだ。政府も科学により多く投資しているし、民間企業もテクノロジーに関連するものへ多く投資している。
3つ目は、新しいテクノロジーへの適応スピードだ。何か革新的な進歩があっても、誰も使わなければ意味がない。コロナウイルスによって、ビデオ会議やオンラインショッピングが一気に普及したことや、場所に縛られずに仕事ができるようになったことなどを鑑みれば、人々の新しいテクノロジーへの適応スピードは以前より早まったと言えるのかもしれない。
もちろん、イノベーションは加速度的に進まないと考えている人もいるだろう。高齢化社会や脱炭素など、乗り越えなければならない壁も多く存在するからだ。
そして、政府の役割も大切である。画期的なイノベーションは、今まであった産業構造を破壊し、失業者も生む。政府としては、新しいイノベーションを促進する傍ら、失業者へのセーフティーネットも準備しておかねばならないのだ。
おわりに
イノベーションには倫理観がとても大切だなと思う。何か良いアイデアであったとして、どういう背景でそれを作ったのか、それは人間がやって良いことなのかを考える必要がある気がしている。
例えば、地球でゴミを抱えきれないから、宇宙のどこかに持って行って捨てる…。これは画期的なのかもしれないけど、それ本当に人間がやっていいのか?倫理観が欠如していないか?と思ってします。
これは極端な例だが、倫理観のあるイノベーションというは個人的に大切な軸だ。
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