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サバイバル英会話を読んで

春休み読書アウトプット2冊目は「サバイバル英会話」関正生著 NHK出版新書です。

私は、学校の校務として、「外国語」を担当しています。大学時代は、英語の勉強を必死に行い、英検に挑戦したり、TOEICを受けにいったりしていましたが、社会人になってからは全くで、まして勉強していた時でさえ、一番苦手としていたのは、「スピーキング」でした。まず、英会話の勉強は、圧倒的に終わりが見えないことから、勉強しても、スキルの向上を感じることができず、半ば諦めていました。しかし、本書を読んで、もう一度英会話をしっかりと勉強し、外国語担当としてしっかり機能するようにしていきたい!!そんな思いで読んだこの本のアウトプットをさせていただこうと思います。目次をつけておりますので、興味のあるところだけでも読んでいただけると幸いです。

1 はじめに

皆さんは、英会話が得意ですか?そもそも社会人になって、英語が必要でもないかぎり、「英語を話せたらいいな・・」という軽い憧れはあるものの、「よし、本気で英語を勉強してみよう!」ということは少ないかも知れません。私が、英語を勉強したいと思ったきっかけがあります。それは、「自分の価値観は狭い!!」と痛感したからです。大学時代にオンライン英会話で様々な外国の方とお話をしました。どの人も、とてもフレンドリーで、初対面でもバンバン質問してきたり、プライベートなことにもガンガン突っ込んできます。また、食文化や生活についても教えてもらい、世界には、こんなにもいろんな考えの人がいるんだなぁ。日本っておとなしい人種だなぁ。もっと海外のことを知ってみたいなぁと思ったわけです。

2 英会話に対する現状

そこで、英語を勉強してみようと思ってからすぐに、思ったこと。それは、「英語の勉強、はてしないっす!!」単語を覚えても、聞けるようにはならないし、文法覚えても、話せるようにならない。なかなか英語圏の人ともスムーズな会話ができず、ついには好きだったオンライン英会話でさえも、やめてしまいました。でも、やっぱり英語が話せるようになりたい。外国語をもっと自分が使いこなして、子どもたちに外国語の勉強をする価値を広めたい。そんな思いが込み上げてきました。だからこそ、高校時代の救世主である関正生先生の著書に久しぶりに手を伸ばしたのです。

3 この本の概要

さて、これまでつらつらと、現状や、英語を勉強したいわけを書いてきました。この章では、この本の概要を紹介します。
この本は、全部で221ページ、図やイラストがない分、ぎっしり書いてあるようには見えますが、3時間ちょっとで読み終える内容でした。
しかし、中身は凝縮されています。簡単にいうと、、

①自分にとっての英会話とは何か、そして英会話でのつまづきポイントは何かを分かりやすく言語化してくれます。自分が何につまづいているのか。。(僕の場合つまずきポイント全部でしたが。。)

②英会話を行う上で、どんなマインドセットが必要か。
たとえばよく使うwhere are you from?, what’s your name?などを聞くタイミングなど、文化が違うからこそ、ただ英語のパターンを丸暗記して聞くだけではだめだということがはっきりと分かります。
では、その英語圏の人たちはどんなことを考えていて、そのためにどんなマインドセットが必要かを分かりやすく教えてくれます。

③今すぐ使えるテクニック編として、英語圏の方とうまくコミュニケーションをとるために、どんな言葉が使えるか、また、相槌の種類、OKの多様な言い方などを具体的に学ぶことができます。

④見栄えを整えると題して、英語っぽさを見せるためのテクニックを教えてくれます。
まずは形から、、できることから即実践してみたい内容がたくさん書かれています。

以上がこの本の概要です。次の項で、自分の学びになったことをアウトプットしていきます。もうしばしお付き合いください。

4 この本を読んでの学び

この本を読んで、変わったことはいくつかあります。

1「もっと英会話を気楽に考えて良い。」


綺麗な発音で、喋らなきゃ。とか、文法があってないと伝わらないとか。
でも、まずは、自分が何のために英語を話したいか。(僕の場合は、外国語担当として、ALTの役に立ちたいし、学校の役に立ちたい。)そして、今何でつまづいているのか。(まずは、単語力。ただ単語帳で記憶するだけでなく、日常のありふれた世界を、単語レベルで英語に直していく実践をこれから磨く。)
そうすることで、目的が明確になり、何のために英会話を勉強するかを再度確かめることができました

2 英語力も大事だけど、雑談力が足りない!!!

雑談力といってもいろいろあるけど、本書で学んだ雑談力は2つ。一つ目は、「とりあえず何か言う。」具体的には、
①聞き取れなかったり、理解ができなかったりした時には、
[Would you repeat that?]
[Sorry]
[I’m lost]
②一つの単語でひっかかったら、
[What does ~ mean?]
[What do you call this in english?}
③半分くらい意味がわかった時には、
[Do you mean ~?] こういう意味かな?
④通じているか自信がないときには、
[That make sense?]
[Is that clear?]
⑤相手に話のバトンを渡すのは英会話のルール
[How about you?]
⑥時間稼ぎをするには・・
[Let me see. Well]
[It depends]

3 よく聞かれるネタは絶対事前準備を!


英会話ができる人ってすごいなぁぁとぼーと聞いていたけど、よくかんがえたら、日本語でさえも、鉄板ネタって用意しますよね。たとえば異動になったとき。初めての学校ならどんなあいさつをするか考えます。英語で自己紹介すらできないのは、そもそも、準備不足。つまりは、英語力のせいではないということです。
ということで、少し自己紹介を考えてみました。

My name is 〇〇, I live in Fukuoka.
Fukuoka is famous for mentaiko.
Mentaiko likes fish eggs.
Big mentaiko factory is near my home.
Be sure try it.

この他にも関先生は、雑談の鉄板ネタとして、①[What did you do over the weekend? ] 週末は何してたの?②出身地はなに?
③趣味[Hobby]
趣味は、料理と野球観戦!
→ I like to cook. I like to make hambarg.
→I like watching baseball games at the stadiam.

共通して書いてあったのは、とにかく黙ることがダメで、趣味や週末特別なことがなくても、なんとか答える努力をするとのことでした。趣味のレベルをさげて、今好きなものを伝えられるようになりたいです。

4 How are you?を侮ってた!

当たり前のように使うHow are you?ですが、意外と汎用性が高く、
特に、仕事で使えそうな、[How’s it going?]や、久しぶりに会った人につかう
[How have you been?]→久しぶり、元気だった?は、いつどんなときでも、すぐに出せるようにしておきたいです。

5 相槌の攻略

英語はバリエーションを好む。日本人なら、うなづいたり、ああね。いいね。と淡白にしている相槌ですが。。
英語はそうはいきません、しかし、逆に考えると、相槌のバリエーションがあれば、英会話っぽくなるかも。何種類か覚えておきたい相槌を自分用に。

Yes系相槌

1 [You can say that again] まさにその通り。
2 [That sounds good.]
3 [Right]
4 [I got it]→わかった!

N o系相槌
1[No way]
2 [I’m not sure.]
3 [I have no idea]

6 OKにも多様性を。


英語を喋れる、、!?はずの人が、答える時に[OK]だけでは、あまりにも寂しいですよね。
OKにも、最低3つは覚えておきたいとおもいました。

[Sure]
[Go ahead]
[No problem]
[I’m afraid not]→断るときにも、ダメ!じゃなくて、恐れ入りますが。。と言えれば、スマートですよね。。

7 言葉が出ない時の切り抜け方

どれだけ勉強していても、単語が出てこないときがありますよね。関先生、そんなこともあろうかと、言葉が出ない時の逃げ道まで用意してくれています。何と素敵なことでしょう。

[You use it to~] →〜するためにつかうものだよ。
[a 名詞 like ]→「〜のような名詞」

そして最終切り札[How about you?}と[i’d like~]

言葉がでなくても、黙ることが一番だめ。という関先生のメッセージを忘れず、必死に訓練していきたいです。

ゆっくり考えると、出てきますが、なかなか自分を語るのは難しいものですね💦

5 今後の課題と行動策

今年は、ALTの方の素晴らしい理解力と日本語の上達のおかげでなんとか一年外国語担当を務めることができましたが、来年はきっとそうはいきません。ALTの方が安心して、授業を取り組めるように、また、全ての職員が、しっかり連携が取れるから、外国語ALTが来るのが楽しみ!と思ってもらえるように、積極的に自分からアプローチしていきたいと思いました。
まだまだ、課題は山積みです。普段の単語力の積み重ねと、英会話の練習を通じて英語力を鍛えていきたいです。

さて、この本を読み終わっての具体的な行動策です。
①単語帳と向き合う時間を増やす。
②海外ドラマをみて、英語を聞いたり、見たりする時間を増やして英語脳を作る。
③1日3回目のまえの状況を一人で、英語で実況中継を行う。

→12月にTOEIC700点越えを目指す。

果たして、12月に TOEIC700点は達成できるのか。また、英語の本も読んで、アウトプットしていけたらと思います。
ぜひ、英会話に困る皆さんも、ご一読ください!

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885652018.html

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