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続・父との話

エントロピーって僕は熱力学とか全然頭に入って来なかったんだよね。エントロピーって何だよ?から一歩も入っていけなかった。で、昨日の話なんだけどエントロピーは増大し続けるって「ある瞬間のカオスな状態は次の瞬間には複雑さを増している」というような理解でいいのかな?と質問。

容器に入った水があるとするだろ、それが蒸発したらどっちが複雑?水蒸気が動き回ってる方が複雑だ。では冷やして水にする。複雑さは小さくなる。更に氷にする。複雑さは更に小さくなる。冷やした方が複雑さは小さくなるじゃないかと思うところだけど、実際に冷やすためには相当に大きなエネルギーが必要なんだと。状態を変化させていくとそうして複雑さは増していく。

当時の教授(名前まで覚えている^^;)がそんな話から熱力学の授業を始めたと…。

大学で勉強しておくと、そういうちょっと難しそうなことも正しく理解できるというのは大きいねー。

そういう僕は大学でもほんと勉強しなかったし、会社に入ってから本当に大変だったもん。高校の代数幾何、基礎解析、微分積分、大学入試のときの参考書まで引っ張り出さないと自分が考えたいことを考え始めることさえできなかったよ。

あ、あのときに借りた自動制御の本はすごくわかりやすかったよ。

ああ、伊沢計介先生の本か。あの先生はドライブしていて事故で亡くなったんだよなー。伊沢先生の授業は良かったよ。

授業のはじめにこんな風に言っていた。

棒がこうやって2本連結されてるとする。(縦に箸をつなぐように持つ)下の棒を動かしたときに上側の棒がバランスを取るように動く。大体こういうことをやっていくんです。

いやー。もう大学時代に勉強していた人と全然な僕のこの差はでかすぎるとまあ、そんな話をしました。

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