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【Match Preview】明治安田生命J1 第21節 北海道コンサドーレ札幌-鹿島アントラーズ

2022/07/10 (Sun.) 14:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第21節
北海道コンサドーレ札幌-鹿島アントラーズ
@札幌ドーム

Team Data

鹿島アントラーズ

(2位)

直近の試合結果

6/18 リーグ 京都戦(H) ○1-0
6/22 天皇杯 大宮戦 ○3-0
6/26 リーグ 名古屋戦(A) △1-1
7/2 リーグ 柏戦(A) ○2-1
7/6 リーグ C大阪戦(H) △3-3

欠場予想

荒木遼太郎(腰椎椎間板ヘルニアで離脱中)
松村優太(右大腿四頭筋損傷で離脱中)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)

Topics

安西幸輝
…出場した札幌ドームでの試合は3勝2分と、負けなし。

北海道コンサドーレ札幌

(14位)

直近の試合結果

6/18 リーグ 川崎F戦(A) ●2-5
6/22 天皇杯 甲府戦 ●1-2
6/26 リーグ G大阪戦(H) ○1-0
7/2 リーグ 京都戦(A) ●1-2
7/6 リーグ FC東京戦(A) ●0-3

欠場予想

ルーカス・フェルナンデス(右足関節三角骨障害で離脱中)
ガブリエル・シャビエル(FC東京戦で負傷交代)

Topics

興梠慎三
…出場した鹿島戦は9勝4分11敗、7ゴールを記録。
西大伍
…出場した鹿島戦は4勝2分4敗。

Game Data

直近の対戦成績

・2017/06/17 鹿島 3-0 札幌
・2017/10/29 札幌 1-2 鹿島
・2018/03/31 鹿島 0-0 札幌
・2018/09/23 札幌 0-2 鹿島
・2019/03/17 札幌 1-3 鹿島
・2019/09/28 鹿島 1-1 札幌
・2020/07/08 鹿島 0-2 札幌
・2020/10/18 札幌 1-0 鹿島
・2021/04/11 札幌 2-2 鹿島
・2021/04/20 鹿島 3-0 札幌 ※ルヴァン
・2021/05/19 札幌 0-0 鹿島 ※ルヴァン
・2021/06/27 鹿島 4-0 札幌
・2022/05/14 鹿島 4-1 札幌
リーグ戦通算:鹿島14勝、札幌3勝、4分

予想スタメン

Preview

守備の不安定さに苦しむコンサドーレ

前節、セレッソ大阪と3-3のドローに終わった鹿島アントラーズ。首位横浜F・マリノスとの勝点差が広がってしまったが、連戦は続く。中3日で迎える5連戦の3戦目は、北海道コンサドーレ札幌とのアウェイゲームだ。

札幌は5勝8分7敗で、現在14位。ペトロヴィッチ体制5年目を迎えているが、今季は守備が安定せず苦しい戦いを強いられている。リーグ戦の直近5試合でも14失点を喫しており、ここまでの36失点はリーグワースト。鹿島との前回対戦でも鹿島に前半で3失点を喫して、1-4と大敗している。前節のFC東京戦でも0-3と敗れ、現在2連敗中で今節を迎えることとなる。

苦しい戦いを強いられている要因の一つに、ケガ人の多さが挙げられる。開幕から各ポジションにケガ人が出ており、毎節のようにメンバーのやりくりに苦労しているのだ。今節もサイドアタッカーのルーカス・フェルナンデスに加え、前節負傷交代したガブリエル・シャビエルを欠くことが濃厚。小柏剛が復帰しそうなのは朗報だが、連敗中のチームにとって厳しい状況が続くことになる。

札幌のスタイルはオールコートマンツーマン。高い位置から人を当て、ボールを奪いにかかってくる。前がかりになりやすくリスクも高いが、ボールを奪えばカウンターにも出やすくなる。前線のアタッカーのスピードを活かしやすいという部分はある。

ペトロヴィッチ監督と言えばポゼッションにこだわりを持つ監督でもあるし、札幌でもその色は見せているが、その中身はかなり縦に速いものとなっている。おそらくサイドやシャドーに入っているアタッカーたちのスピードやドリブルを活かしたいのだろう。早い段階でボールを前線に送り、スペースと時間を得た状態で彼らに勝負させる状況を作り出そうとしている。後ろでボールを回しながら相手を引き付けて勝負させることも出来るのだろうが、相手からプレスを仕掛けられると結構早い段階でボールを前に蹴ってくることは少なくないのだ。

札幌ドームを味方につけろ

2節連続で前回対戦では快勝している相手との対戦になる鹿島。当然狙うは前回対戦の再現である。相手を強度で圧倒し、効率よく加点して、主導権を握り続けたいところだ。

札幌はかなり前への意識が強いし、人選も攻撃的な分だけ、後ろの耐久度には不安を抱えている。鹿島はまずこの部分を個々の優位性で突いていきたい。鈴木優磨はもちろん、サイドのアルトゥール・カイキや仲間隼斗、さらには2試合連続ゴール中のエヴェラウドもそうしたバトルに強みを持つ選手。彼らを使わない手はないだろう。

また、鹿島にとっては今節の札幌ドームでの開催は追い風になりそうだ。連戦の中とはいえ、暑さを感じにくい屋内での試合。ここ数試合に比べて、かなり強度は出しやすいのではないだろうか。ペース配分を考えて、構えることの多かったこのところの鹿島だが、久々に強度を全面に押し出した戦いが見られるかもしれない。

注意したいのは札幌のサイドアタック。特に左サイドの福森晃斗や高嶺朋樹からのサイドチェンジで右サイドのアタッカーを活かされる形には要注意であり、彼らに自由を与えると苦しくなる。札幌には前回対戦では欠場していた興梠慎三も控えているため、簡単に押し込まれてクロスを送られるようだと、マークを外されてシュートを打たれる可能性もある。そこまで行かせないようにしたいところだ。

前節引き分けで勝点を落としており、今節はなおさら勝利が強く求められる。連戦で厳しい戦いになることも予想されるが、強度を出し切って3ポイントを持ち帰りたい。

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遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください