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【わたしとTAKEFU vol.6】人生一生勉強


人生一生勉強

vol.6 Staff W

長いことTAKEFUの歴史を1番近くでみてきたWさん。人生の大先輩でもあるWさんに今回はインタビューしました。

いつも冗談ばかり言ってきて孫のように接してきてくれますが、時には厳しく仕事のことも教えてくださいます。いざインタビューとなると照れ屋のWさんでしたが、身になる話をしてくださいました。

―Wさんは昔、営業をなされていたんですよね?​

W「うん。女性用下着やガーターベルト、化粧品・化粧用具などの装粧品を取り扱う業者にいて百貨店などに卸して販売してた。初めての営業担当はイトーヨーカドーさんで軽トラック1台分ぐらいを北千住のイトーヨーカドー本店に納品していた。イトーヨーカドーさんの次は西友さん、百貨店の東急さんなど。それから地方の百貨店回り。北は北見の東急さん、釧路の丸三鶴屋さん、南は九州の熊本の百貨店など。全国を飛び回って営業していた。」


ーバリバリの営業マンだったんですね。今でもWさんにその熱を感じます!どうして営業というお仕事を選んだのですか?

​W「学校の紹介で営業の仕事についたんだよ。その会社がバブルで弾けて、"貸し剥がし"という、銀行がみんなに貸していたお金を取り立てて、それで多くの会社が倒産した。今の馬喰町、東日本橋、そこが日本の江戸時代からの商業の中心だった。みんなそこで商売をやっていて、多くの商売人が集まって来た。昭和40年から、俺はそこにいたの。その時、弁護士が破産の管財人をやっていて、そのアシスタントを5~6人でやっていたの。整理整頓をしなくちゃいけないから。それで、商品を売って資金源を稼いで社員の人に還元しなくちゃいけない。社員の為に給料を払わなくちゃいけないからね。又、仕入れ先などの支払いなども。その営業をしていたときにひょんなところで相田社長と巡り合った。会社が潰れていなかったらTAKEFUとは縁がなかっただろうね。」


―初めてTAKEFUの商品に触れた時どう思いましたか?

W「なんじゃこりゃ!と思った。昔からレーヨンというのはあった。昔は、和服や腰巻で使われていた。肌触りがいいから腰巻に使っていたんだよ。メーカーによってレーヨンも名称が違うが、作り方はレーヨン製法。ただ竹を原材料としているTAKEFUのレーヨンは、他とは一線を画す気持ち良さがあったよ。」

―レーヨンとは天然原料由来の「再生繊維」です。木材パルプを原料にしているものが多いですよね。竹を原料にこんなにも柔らかくふわっとした繊維になるのが未だに信じられません(笑)。そこからWさんはTAKEFUの営業担当として働くようになったんですか?

W「最初は3人しかいなかったから、みんなで何でもやったよ。自転車で荷物を運んで、代々木公園のアースデーに出店した。ボディタオル500円ぐらいのを100個くらい持って行ったのかな。陳列台もないから、ボディタオルを入れた段ボールをひっくり返して、その上で叩き売りだよ!20年前ぐらいのことかな~。」

―ボディタオル(ノーマル)はTAKEFUの1番最初の商品ですよね。歴史を感じます。

W「あとシルクのボディタオルもあったんだよ。キッチンクロスで『神秘の森の皿洗い』という商品もあった。相田社長が一人で売って歩いて営業したり、東京新聞のコラムに載ったりして、結構売れたんだ。その時、問屋にも卸していた。最初はボディタオルから始まって、今では洋服までできて。気持ちのよさ、風合い、商品の特長を捉えて、ものづくりをしているから今でも長く続いているんだ。竹の特性に特化したものの良い例が空飛ぶ竹ガーゼ社の商品。」

―ガーゼ商品は竹100%ですもんね。竹の良さがダイレクトに実感できます。話は変わりますが、Wさんは今大学の授業を受けていますよね。何を学んでいるんですか?

W「今年は日本獣医生命大学で小動物について学ぶよ。」

―Wさんは学ぶことが好きなんですか?

W「人生一生勉強だよ!なんでもそうだよ。何をやるにも普段から一生懸命やらないと、何も伝わらない。仕事でもアルバイトでも、何でも一生懸命にやるの。それが人生だと思う。ダラダラしていちゃダメだ!!説教みたいになっちゃった(笑)。人生とは何か?と聞かれたら、"道"だと答える。真っすぐに正直に進んでいく。そのための努力をしていかなくては。死ぬまでそうだよ、死んだらおしまいだからね。」

―はい!!そんなWさんの若々しさの秘訣は?

W「何でもチャレンジしていくこと。今ね、これからボランティアに行くんだけど、去年成蹊大学で地域の文化・ボランティア活動についての講座を受けたの。地域にいるなら少しでも地域に還元することをしないといけないなと思った。それが去年の受講の一つの成果だった。だから去年の暮れから“K町を綺麗にする会”の会長になった。一人だけどね(笑)。

タバコの吸い殻がたくさん落ちているところがあって、そこを暇なとき掃いているんだよ、朝6時半ごろから。ゴミ袋いっぱいになるんだよ。次は、そのゴミを捨てる場所に困ったんだ。ゴミを収集して、はいおしまい!というわけにはいかない。どこかに持っていって捨てなくてはいけない。

隣がセブンイレブンだったからオーナーに「お宅の店の前を俺が掃除するから、その代わりにゴミを捨てさせてください。」と話をして、毎日はいけないけど暇なときに行っている。

赤い帽子被って、ブルーのジャンパー着て。交番の人にも話をして、「なんかあったら頼むよ!」とお願いした。そこまで手を打って一人でボランティア活動をしている。

それとコミュニティのニュースが月一回あって、そのニュースペーパーを120世帯に配るの。それにこれから行ってきます!

コミュニティニュースと言って南町コミュニティというのがあるの。M市は、街づくりは市が先導するのではなく市民活動でやっていきましょう、という市民が運営していくという自治活動スタイル。町会がなくて、コミュニティがある。」


―自分が住んでいる町に何かを還元する、そんなことを考えたこともありませんでした。ただ一方的に"住む"というより"暮らし"という部分に目を向けて生活をしていこうと思いました。

では、最後にWさんおすすめのTAKEFU商品を教えてください。

W「フェイスタオル。背中に入れてんの。そうすると背筋がピンとなる。そして背中を温めてくれる。背骨から恥骨まであったかいの。

三日に一回ぐらい替えれば大丈夫。夏は汗かいたら吸ってくれるから暑くない。ただ夏は目立つからボディタオル(ベビーソフト)にしてもいいかも。冬は温かくて、夏は涼しい。とっても良いからおすすめだよ。」

Wさんは颯爽とボランティアに向かわれました。Wさんがおっしゃる言葉は私の心の中にすっと入ってきて、シンプルに「そうだよなぁ。」と心に響きました。

それはWさんの真っすぐと人生を歩まれた説得力だと思います。私も真っすぐな道を歩む努力を怠らず、チャレンジ精神を忘れずに年齢を重ねていきたいと思います、TAKEFUと共に。

インタビュアー・たまねぎ

1993年生まれ。ナファ生活研究所直営店 Shop of TAKEFU "eau" 勤務。座右の銘は、「死にはしない」。趣味は舞台鑑賞、かき氷屋巡り。好奇心が旺盛。TAKEFUのお気に入りアイテムは、スパッツ(10分丈)、ソフトフィットはらまき。



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