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シブヤとわたしとスタートアップ

1月から渋谷にある100BANCHでの複業勤務(20%)が開始となりました(7ヶ月間の期間限定)

早速色々と刺激を受けているのですが、渋谷の思い出を今一度振り返ってみたいと思います

1997年4月、田舎の明石から東京にやってきた私は、渋谷新宿池袋、位置関係もイマイチわからず状態で、大学の駒場キャンパスにてトリニティアカデミー(3ON TRINITY)というダブルスクールから勧誘を受けます
情報もなく素直な田舎者だった私は、みんなバイトで自分で金稼いで通ってスキル身に付けてんだぜなどの口車に乗せられて、ブンカムラの裏にある渋谷校?にて行われた強い勧誘に、結構あっさり契約印を押し、早速学生ローン組んで大学生活と同時に借金生活スタートと相成りました

もう値段も忘れてしまいましたが、スクール代はたぶん2年間とかで数十万くらいだったかと思います、大学入りたての頃はいろんなところでバイト(家庭教師、塾、引越し、ラウンジのボーイ、など)しつつ、このスクールの授業にもボチボチ通ってはおりました(今でいう基本情報処理とか、英会話とかの授業)、駒場キャンパスから歩いて15分程度というのも勧誘文句でした
その後、結局数か月たつとこのスクールにはあまり通わなくなったように記憶してますが、クーリングオフせずにちゃんと通ったことについては、後々のITやコンピュータへの自分の興味関心に気づくという意味で、良かったことと今改めて思います
(その他すべてのことについて、良きことと意味づけすることは、自分の人生を肯定することであり、とても大事なことであると考えています)

ITへの自分の興味関心に気づいた、というきっかけの中で、もう一つ渋谷に忘れられない思い出があります、それは西川潔さんがネットエイジを立ち上げたときの松濤の創業オフィスへ、数回のみではありますが足を運んだことです
時系列はあんまり覚えてないですが、下記のインタビュー記事を見ると創業は1998年2月、その近辺で何度か行ったのだと思います

東大でスペイン語の同じクラスだった河内くんという人が、アメリカから帰ってきてIT系の起業(当時はスタートアップという言葉もあまり聞かなかった)をする人がいる、立上げに一緒に乗っかればベンツとか乗れるかも、みたいな夢っぽい話をしてくれたのに惹かれつつ、西川さんが創業時に借りていた松濤のマンションに、何度かボランティア的に様子を見に行きました(ちゃんと契約はしなかったので、バイト代はでなかった記憶)

当時Yahooがディレクトリ型の検索エンジン、Googleがロボット型の検索エンジンを展開したて、ということで、検索を軸としてワンストップな中古車販売のサービス、たしかCar Finderと呼んでたような気がします、そういったサービスを受託なのか自社サービスなのかで開発していたと記憶しています
西川さんは優秀な学生を集めて、一気にグロースしたいといった感じで、出身である東大の近くにマンションを借りて、そこを拠点に学生集めをしていたと思います、こちらの記事にある西野さんも最初から参画しておられたはず、西川さんは打合せの場では一気にガーッと行くぜ的な(言い方は違いますが)勢いのあるとてもアグレッシブな雰囲気でありつつも、紳士的な感じだったのがとても印象的でした(当時30前半くらいのはず)

どれくらいあの場で過ごしたかはあんまりもう覚えていないのですが、ACCESS使って住所録の登録をやっていたり、即戦力としては大学入りたての自分はあまり役に立たないなぁ(ACCESSとか今書くとちょろそうですが、1997年とかの時代だと遠大に見えていました)と考えたのがきっかけで、次第に塾のバイトのほうに時間も力も傾けていくにつれ、松濤の拠点にも行かなくなってしまいました
あの時もうちょっと踏み出してそっちに集中していればという想いも無きにしも非ずですが、点と線という意味では、今渋谷で100BANCHの仕事に携わるというあたり、ITとスタートアップの原点回帰とも感じられ、connect the dots な感じがしています

渋谷が猥雑な感じ、とは最近いろんなところで目にするのですが、ずいぶん前にこちらで西川さんも語られているようです

ビットバレー構想を語りだされた時に、あの松濤のオフィスにまだ通っていたのかどうかはもはや覚えていないですが、今や五反田バレーとかそういうものの源流となっている渋谷に身を置いて、今を楽しんでいきたいなと思う次第です

五反田と言えば、高校大学の同級生の森本くんが共同創業者として立ち上げたSafieがスゴイ勢いでグロースしています、こちらもすごくうれしい^^

40代(西川さんは30代前半での立上げですが)成功している人は周りにもそれなりに出てきていて、自分がどうかと言われると全然たいしたことないまま来ていますけれど、妬みやひがみなく、素直な心でマイペースに歩んでいきたいなと思う次第です

おしまい

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