#映画みた |2024年5月
5月は映画館6本、VOD9本でした。
ハードル低めの2行ベースで続けていきます🎦
1.『正義の行方』
ドキュメンタリーとしても映画としてもすごい見応え。事件を知り、犯人を知り、判決、再審請求を知り..途切れなく続くヒリヒリとした緊迫感の中、158分が全く長く感じられない。中盤からの転調の意外さと展開に震える。
2.『青春18×2 君へと続く道』
藤井監督と清原果耶さんに惹かれて鑑賞。清原さんは『一秒先の彼』の役もすごく好きだったけどこちらもよかった!ひさしぶりに『Love Letter』も見返した。やさしくてあたたかくて異国に行きたくなる作品。
3.『ピクニック at ハンギング・ロック』
噂のこの作品、絶対劇場で観ておかないと…と勇んでル・シネマ渋谷宮下へ。
すごい熱量でつくられてる。一コマ一コマ目に焼き付けておきたくなる、クリエイターたちに影響を与えまくる「神話的傑作」の評価にも納得。
今公開されているのは107分のディレクターズカット版。オリジナル版(116分)と比べてどこをカットしたのか観てみたいほど惹かれた映画!
4.『ミッシング』
タイトルの「ミッシング」は、娘の「失踪」だけでなく、いろいろな要素にかかっている。一見不寛容に感じられる私達が生きる社会が、どんなものであったとしても、そこに光を見いだせるのは結局自分自身でしかない、ということに改めて気付かされる。
5.『ありふれた教室』
舞台や登場人物が一定なので、一見退屈かと思いきや、全くそんなことない!主人公の情報として入れがちな「学校 / 教師以外の世界」、友人や家庭、アフター5など、主人公の教師・カーラのプライベートが一切出てこないことで、カーラの思想が、ある種学校や教師の「記号」として錯覚して伝わってくる。この映画の中で起こった出来事は特殊かもしれないけれど、親と教師、教師と親、教師と教師の間に起こるこれらの感情のぶつかり合いはきっと日本中にも溢れている。特にラストが素晴らしかった。
6.『関心領域』
映画が意図している通り、鑑賞中さまざまな表現で生理的嫌悪感がせり上がってくるんだけど、それすらも終盤になると慣れて鈍感になってくるので、人間の順応性や本能というものはすごいなと思う。
サンドラ・ヒュラーが『落下の解剖学』に続き素晴らしくて大好き。『ありがとう、トニ・エルドマン』も最高なのでぜひ観てほしい。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
この後は、上の作品で買ったパンフレットと、今月配信で観た映画たち(残り9本)です。全く有益なことは書いてませんが(笑)、上の感想たちより熱めの内容も。お家での配信鑑賞の参考にしてもらえると嬉しいのと、有料分は来月のパンフレット購入にあてさせてもらいます🎦
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