見出し画像

お葬式の日

朝9時前に担当のKさんがやってこられ、
打ち合わせを行いました。

「MEMORIAL BOX」と書かれた立派な箱から
今後必要となる手続きが書かれた紙など出され、
様々な説明を受けました。

説明後部屋に戻り、葬儀社が前日に用意してくださっていた
コーンスープとパンを美味しくいただきました。
コーンスープが5食分、
テーブルロールとクロワッサンが5個ずつあります。

おかげで隣のコンビニに買いに行かずにすんだので、
とてもありがたく思いました。
(余ったパンは持って帰られるようにしてくださっていました)

食後長女が母を迎えに行ってくれて、母到着。
夫と妹も到着。
後は親戚の方を待つばかりとなりました。

11時半頃、従姉妹夫婦が到着。
この従姉妹に会うのは、実に子どもの時以来です(^_^)
その後も、父方の従姉妹や母方の叔父叔母が到着。
総勢19人となりました。

12時開式。
お葬式は粛々と進み、いよいよ喪主挨拶となりました。

参列へのお礼を伝えた後、
「父の意向もあり、皆様方には父の病気のことについて
 あまりお知らせしていませんでしたので、
 少し長くなると思いますが、
 簡単に説明させていただきたいと思います」
と言って、私は用意した文章を読み始めました。

父の病気が、どのような経過をたどってどのようになったのか、
詳しく話し出すと長くなりすぎてしまいます。

そこで、なるべく簡潔に、
それでいて経過があらかた分かるように、
何度か推敲を重ねて作り上げた文章でした。

読み始めたときは涙が出そうになったものの
その後は落ち着き、
親戚の方々にご心配をおかけしたことのお詫びと今日のお礼を、
きちんと伝えることができました。

お葬式後、棺の中にみんなで花を入れました。

誕生日の時のコラージュや横断幕、父の好きだった尺八、
そしてたくさんの花に囲まれて、父は幸せそうに見えました。

その後、車に分乗して火葬場へ。

驚いたことに、小さな市なのに、火葬場の炉は
5基とも全部埋まっています。
そのため、待合室にもたくさんの方がおられました。
今は亡くなる方が多いのでしょうか・・・。

しばらく待って「骨上げ」になりました。
係の方から、
「お父様はスポーツをされていましたか?
 足の骨がとてもかたいです」
と言われて驚きました。

確かにスポーツは好きでしたが、
年をとってからは当然していません。
せいぜい散歩くらいです。
ですが私たちが思っていた以上に、
頑張り屋の父は鍛えていたのかもしれません。

その後再び葬儀社に戻って、初七日法要を行いました。

法要後も話はつきないようで、
あっちでもこっちでも皆さんお話をされています(^_^;)
準備したお弁当と参列へのお礼の品を、
持って帰っていただきました。

妹といくつか打ち合わせをした後、妹もK市へ帰って行きました。
妹、いろいろありがとう!!

私、長女、次女、夫、母は、そこでようやく
ゆっくりお弁当を食べることができました。
なかなかの豪華弁当です(^_^)

食後、様々な荷物を車に積み込んで帰宅。
長女と次女に母を施設に連れて行ってもらいました。
私が動けない分、長女と次女が動いてくれるので
本当に助かります。

帰宅後荷物を運び込んでばたばた片付けているところへ、
葬儀社の方が後飾りグッズを抱えてこられました。
お仕事とはいえ、遅くまでありがたいことです。

部屋の様子をご覧になり、
布を被せてあるケースの上に、遺影と骨壺等を置くことになりました。
そしてその下にテーブルを組み立てて、
ろうそくやお線香などを手際よく配置してくださいました。

葬儀社の方が帰られた後、
父の好きだった焼酎やおつまみ、そしてお花を買いに行き、
祭壇にお供えしました。

父の遺影が、優しく見守ってくれています。
なんだか、父が側にいてくれるような気がして嬉しい・・・。

焼酎、喜んでくれているかな?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?