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セミナー受講前に秘密保持契約にサインしてもらうには? 【ひな型・商用利用可能】

セミナーや研修前に参加者と締結するための秘密保持契約書

セミナーやコンサルティングなどの提供側が、貴重なノウハウをセミナー参加者に披露する前に、事前に秘密保持契約書にサインをしてもらうことがあります。自社の営業秘密を守るためでもありますし、参加者にノウハウの秘匿性を十分に認識してもらう狙いもあります。

では具体的にはどんな内容がいいでしょうか? 一般的なNDAでも良いのですが、セミナー参加者向けという目的を考えた場合、それに合ったアレンジをすべきです。

なぜなら、必要以上に長文すぎると手間であり、参加へのハードルを上げ過ぎてしまうおそれがあるからです。それに、参加者が十分に内容を理解できないおそれもあります。活用場面に合った誓約書にとどめるのが望ましいです。

というわけで、ひな型を用意したのでぜひ参考にしてください。

セミナー誓約書型秘密保持契約書のひな型

              受講誓約書(NDA)
〇〇〇〇セミナー主催
株式会社○○○○ 代表取締役 〇〇〇〇殿

私は、本日(又は〇〇〇〇年〇月〇日~〇日のいずれかにおいて)開催の〇〇〇〇セミナー(以下「本セミナー」といいます)の聴講にあたり、貴殿に対し下記の通り誓約いたします。

第1条(秘密保持義務)
 私は、本セミナーで開示される〇〇〇を利用したビジネス又はマーケティング手法に関するノウハウ、情報、テクニック等の一切が、貴社の営業秘密にあたることを認識しており、その重要性を理解しています。
2 私は、本セミナーに関する下記の情報(以下、「本件秘密情報等」といいます。)を、又は貴社の事前の文書による承諾のない限り、自己又は第三者のために利用、開示、漏洩しないことを貴社に対し厳に誓約いたします。
①本セミナーで提供される〇〇〇の内容及びその技術体系に関する情報
②本セミナーにて配布又は配信されたマニュアルに記載された情報
③〇〇〇に必要な仕入先及び仕入原価に関する情報
3 私は、貴社に指示された場合には、本セミナー配布又は配信された本件秘密情報等を、貴社に返還又は貴社の指示に従い破棄することを誓約します。

第2条(秘密保持義務の存続)
 私は、本状所定の秘密保持義務が本セミナー受講後も、3年間にわたり存続することを認め、本件秘密情報等の秘密保持義務の遵守を貴社に誓約いたします。

20〇〇年〇月〇日 
住所 〇〇〇〇 〇〇〇〇 
氏名 〇〇〇〇 ○○○○ 

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