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代物弁済のための契約書【シンプルひな形】

代物弁済契約書には多くのバリエーションが生まれますが、骨格を取り出せば、以下のようなシンプルなものになります。起案のたたき台や、ごく簡単な契約書がほしいときに活用してください。

             代物弁済契約書

○○○○を甲、株式会社○○○○を乙として、甲乙間で締結された令和〇年〇月〇日付金銭貸借契約(以下「本件契約」という)について次のとおり契
約する。

第1条(債務の承認)
乙は、甲に対し、本件契約第2条に基づき、令和〇年〇月〇日限り、金〇〇〇万円を支払う義務があることを認める。
第2条(弁済)
乙は、前条の支払いに代えて、本日乙所有の下記有価証券(株式)を甲に譲渡するものとする。
第3条(引渡)
乙は、甲に対し、本日、下記有価証券(株式)を引渡し、甲はこれを受領した。
第4条(乙の義務)
乙は、第3条の引渡しまでに、株式発行会社の承認、株主名簿の書換えなど、第2条の有価証券の譲渡について必要な所定の手続きを完了しなければならない。
第5条(不請求)
甲は、下記動産につき、将来、瑕疵が発見された場合でも、乙に対し何らの請求も行わない。
第6条(債権債務の不存在)
甲乙は、本契約に定めるもののほか、本件契約に関し何らの債権債務のないことを相互に確認する。
第7条(管轄の合意)
本件に関し、万一紛争が生じたときは、〇〇地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。

この契約締結の証として本契約書2通作成し、甲・乙各自記名捺印のうえ、甲・乙それぞれ1通を保持するものとする。

令和  年  月  日
住 所


住 所


                 記

有価証券  株式会社**** 普通株式
数  量  ***株
株  券  発行なし
                           以上

代物弁済契約書の例/竹永行政書士事務所


契約書のひな形をまとめています。あなたのビジネスにお役立てください。


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