営業再開へ向けたお客さまへの手紙、告知文を考えてみた【衛生ポリシー/ひな型】
お客様に、営業自粛期間や、営業再開予定をお伝えしていますか? ニュースがあることはある意味チャンスですから、どんどんお伝えしていきたいですね。
特に、営業再開の見通しは、よく検討したうえで戦略的に発信すれば、自社の価値観や姿勢がお客様に伝わり、ファンになってもらえる機会となります。というわけで、文案を考えておきました。まだまだ言い足りない部分もあると思いますが、読むのに負担のないボリューム、かつ丁寧な印象、そしてメッセージ性をもった表現がベストだと思います。
ポイントは衛生ポリシー
なんといっても、今回お客様が一番知りたいのは、「衛生面」。やはりここだと思います。もちろん嘘はいけませんので、ちゃんと実施している前提ですが、逆に、きちんと取り組んでいるのであれば堂々とアピールすることで、お客様も安心します。最高の環境を目指して、お伝えしましょう。
文案を考えたのでご覧ください
以下は、僕の考えた下書きですので、実情にあわせて自由にアレンジしてください。
「大切なお客さまへ 新型コロナウィルス感染症対策に伴うお知らせ」
先日 、国や都道府県から「緊急事態宣言の延長」が発令されたことなどをふまえまして、スタッフ一同で話し合った結果、当店の臨時休業期間もあと少しの間延長させて頂く事になりました。
■休業期間期間を○月〇日まで延長いたします
当店は、2020年○月〇日まで、やむをえず臨時休業いたします。
(ただし、国や都道府県からの情報や今後の社会情勢により、変更することがございます。その際はまたこちらでお知らせいたします。ご不便をおかけして申し訳ございません。)
■再開後のご予約を受け付けております
営業再開を予定しております、〇月〇日からの〇〇のご予約受付をしております。ぜひともご予約賜りますよう、スタッフ一同お待ち申し上げております。
また、営業再開にあたりましては、これまで以上に衛生面の取り組みを強化してまいります。以下に、わたしたちの衛生ポリシーをお知らせいたします。
■衛生への取り組み(どこよりも安全な衛生環境を目指します)
①入店、退店時にすべてのスタッフの検温を実施し、37.5度以下であることを確認します。また、平熱であってもだるさなどの自覚症状がないかを確認してまいります。
②営業中はすべてのスタッフが使い捨てのマスクを着用させていただきます。当該マスクは再使用せず、毎日適切に廃棄します。
③営業中のすべてのスタッフが、およそ30分おきに流水にて手洗いを実施します。また、流水で手洗いができない場合や随時に、アルコールを含んだ手指消毒薬によって手指消毒を実施いたします。これらの手指衛生手順は、厚生労働省が参考資料として公開している感染症対策に基づくものです。
④店内衛生として、営業中において窓や換気扇での室内の換気を行います。また、お客様の入店前や退店後(加えて、必要のあるときは随時に)、ドアノブやテーブル、椅子などの人の接触する可能性のある部分を、専用の消毒液によって消毒します。
■お客様へのご協力のお願い
①お越しいただく際は、何卒、マスクの着用をお願い致します。また、スタッフがマスク着用のままサービスのご提供をさせていただきますことをご容赦ください。
②入店されます際、スタッフによりご案内させていただきますので、お手数ですが手洗いをお願いします。また、当店で常備しております手指消毒剤での手指消毒にご協力下さい。(ただし、アレルギー等のございます方はどうぞお申し出ください。)
③万が一、37.5度以上の発熱など、ご家族やご自身の体調に不安がある場合には、お電話・メールにてキャンセルまたは変更を承ります。どうぞご無理なさらず、ご遠慮なくお知らせください。
■感謝
当店にとりましても、今回の非常事態宣言は苦しい決断の連続でございました。それでも皆様からのあたたかいお声にささえられ、今は希望をもって準備に取り組んでおります。
今回のことを糧にして、これからも全社一丸となって、皆さまがすこしでも気持ち良く、明るく前向きになるお手伝いをさせていただきたいと願っています。
お客様と元気な笑顔でお会い出来る日を、心より楽しみにお待ちしておりますので、今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
以上です。実情と合わないところ、足りないところなど、加除修正してみてください。たとえば専用の空気清浄機や、業者クリーニングを導入されているなど、独自のウイルス除去対策をしている場合は、その詳細や頻度などを追加してください。
参考:厚生労働省の参考資料(手洗いポスター)
厚生労働省のホームページから、いろいろ資料をダウンロードできます。たとえば手洗い手順のポスターみたいなのがあったりします。プリントアウトして、お店の手洗い場に貼ったりするのも効果的ですね!
追伸
申し遅れましたが、私は契約書の専門家として平成15年から行政書士をしている竹永 大(たけながひろし)といいます。「契約書でビジネスを守ろう!」という感じで、誰もが契約書を身近に感じられるような情報発信を目指しています。そこで、ビジネスを守るための契約書ひな型、テンプレートを発信するためにnoteをはじめました。
noteのほうはまだまだ初心者ですが、おかげさまで開始から80日ほどですでに8万人以上の方にご覧いただくことができました(2020/5/20現在)。実際にこれまでの経験から、実績が多数出ているひな型、書式テンプレートを公開していきます。何かの折には参考になさってください。
これからも中小企業やスモールビジネス向けに契約書のひな型や重要な情報を公開していきます。よかったらまた見に来て下さい。あなたとあなたのビジネスを守る手段になれば幸いです。
あと、Twitterもやっていますのでよかったら見に来てください。@takecyan
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契約書のひな型をまとめています。あなたのビジネスにお役立てください。