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街道はエピソードの宝庫
自分で選んでおきながら、なんとも衝撃的なカバー画像ですね。左の地蔵は頭がありません。見た目のとおり「首なし地蔵」と呼ばれています。
ある時、2人の旅人がここを通りがかりこの地蔵の前でひと眠りしていたそうです。そして、ひとりが目覚めると隣で眠っていた仲間が盗賊(たしか…)に襲われて殺されてしまっていたというのです。「目前で見ていたのになぜ助けてくれなかったのだ!」と逆上したその旅人は、この地蔵の首をはね飛ばしてしまったとのこと。その後、村の人たちが何度も据え直したそうですが、その度に転げ落ちて、結局首のないままになってしまったとか。
もちろん真偽のほどはわかりません。でも街道にはこんな逸話がたくさん残っています。なんだかワクワクしますね。
さて、この日の旅路はなかなか過酷でした。峠道と集落を繰り返すのですが、お店もなければ自動販売機もない。初夏の暑さにもみまわれ、のどはカラカラです。だいたいいつもリュックのサイドポケットに1本とウエストバックに1本の500mlペットボトルのお茶やスポーツドリンクを入れて歩いているのですが、この日は歩きはじめた時点で1本しか持っていなくて。。そしてこの看板に救われました。
峠道には立派な石碑や一里塚跡も。
一里塚には通常、塚の頂部に樹が植えられていました。ここは切り株になっていますね。おえらい方が道を整備する際に「一里塚にはええ樹を植えよ」と指示したのを聞き違えて「榎」が多く植えられたとか。ホンマかウソかは知りませんが。もちろん榎以外の樹木の一里塚もたくさんあります。
大湫宿
細久手宿
御嶽宿
どこの宿場もよい雰囲気の建物が結構残っていますね。2005年当時はまだ現役で営業している旅籠もあったりして。
そしてこの日のハイライトはこちら!ドン!!
大湫の巨岩です。やはり江戸時代から目をひく存在だったようですね。
往時の空気も感じながら美濃の路をさらに西に進みます。
《マガジン|中山道音速スライド旅行》
https://note.com/takecomai/m/ma5c815b6b7ed
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