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中山道の最高地点を越えて

第9日目は表題の通り、中山道の最高地点である1,600mの和田の峠越え。カバー写真は和田宿にある大出バス停留所で8日目の寝床。野宿にも少し慣れ、3日目に比べると少し暖かかったこともあり、この重厚なつくりのッバス停で快眠しました。冬は雪深い地域なので、バス停もとてもしっかりとしたつくりで寒さをしのげます。もちろん、バス停や無人駅をお借りした日は、まだ薄暗いうちに起き、利用される方の迷惑にならないよう(通報されないようw)早めに出発。昨日は午後から雨だったので、峠越えも心配していたのですが、裏腹の快晴です。

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峠のふもとの接待茶屋。峠越えの前(あるいは後)に牛馬を休ませ、旅人とともに食べ物を提供したといわれる場所です。実はここ、とても美味しい湧き水が出ていて(個人的には中山道で一番美味しいんじゃないかと思うくらい)、写真左の端っこに写っているご婦人もご主人とわざわざ上田市から車で1時間くらいかけて汲みにきているそう。いろいろお話ししていると「これで栄養あるものでもとりなさい」と2千円を手渡されました。ありがたくちょうだいし、その後峠の茶屋で一服。それが「旅のきっかけと概要」に記事でも掲載したこちらの写真。これは和田峠のお茶屋さんでした。野沢菜が絶品。まだお店はあるのだろうか。。

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そして、いよいよ最高地点。そこからの眺めはこんな感じ(下諏訪方面=京都方向)。

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ん〜、見晴らしは微妙ですね。でも立派な看板や石塔が立っていました。

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なーんだ、けっこう最高地点までは余裕だな、むしろ碓氷峠の方がきつかった。。なんて油断していたら、和田峠は下諏訪側が傾斜がきつく、道幅もわずかでその先は断崖。滑落の危険もあるくらいの下りでかなり神経を使い、足も少し痛くなってきてドッと疲れました。ようやく山道を抜けて諏訪のまちへ。するとそこには年に一度ニュースで見るあの場所。

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そう、あの大木とともにすごい勢いで人が駆けおりる「木落し坂」です。そこからさらに下ると諏訪湖が!この日は、高校時代の友人が長野市からはるばる応援にかけつけてくれました。ひさびさに知人と食事をしてとってもほっこりしました。

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《マガジン|中山道音速スライド旅行》
https://note.com/takecomai/m/ma5c815b6b7ed

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