ドリームジャーニー育成シナリオ感想~時代のうねりと受け継がれる人の夢~
※ネタバレあり(サムネイルはネタバレ配慮しています)
※前半は文章が迷走してるので読み飛ばしても問題ありません
「受け継がれる意志」「人の夢」「時代のうねり」
漫画「ONEPIECE」に登場する、ゴールド・ロジャーが遺したキーワード。
ドリームジャーニーの育成シナリオを読んでいる最中、ことあるごとに頭によぎったワードだ。
6月24日のぱかライブで突如として登場と育成実装が発表されたドリームジャーニーは衝撃を与えた。ゴールドシップやナカヤマフェスタ、そして3周年で追加されたオルフェーヴルに続くステイゴールド産駒の、その中でも長男とされる存在の参戦だったからである。
そしてキャラ紹介の「アネゴ」なる一文は界隈を震撼させた。今まで存在が示唆されるに留められていたステイゴールドの存在がここまで直接的に匂わせられたからである。
まさか、遂にステイゴールド参戦に王手が掛かったのではないか?と囁かれるようになった。
そして育成実装当日、「ステイゴールドが直接登場する」というネタバレは即座に界隈中に駆け巡った。
アニメ1期でキンイロリョテイというネームドモブで登場し、アプリ版のゴールドシップシナリオで「懐かしい存在」として匂わせだけされ、ずっと二次創作界隈でキンイロリョテイを依代にして愛され続け正式参戦を待ち望まれていたステイゴールドが名前と台詞だけではあるが遂に正式登場したのである。
自分は去年始めた時ガチャすり抜けで出たナカヤマフェスタの事が好きになり、そこから二次創作を漁りステイゴールド一族の事を知って一族ごと好きになっていった。実馬のネット記事やネット百科を読み漁った。キンイロリョテイを題材にした二次創作をたくさん読んだ。もしもステイゴールドの物語がアニメ化されたらという妄想もたくさんした。
だから自分もドリームジャーニー参戦及び「アネゴ」には声が出たし、上記ネタバレを見た時にはマジかとなった。
ついに出たか、と。
前置きを終わろう。
自分も溜め込んだジュエル解禁してドリームジャーニーを迎え入れ、育成シナリオを読む。
想像以上にステイゴールドはガッツリシナリオに絡んでくる。
ドリームジャーニーは憧れのステイゴールドが見た景色を自分も見るため、ステイゴールドに立ち塞がったサイレンススズカやスペシャルウィーク、テイエムオペラオーやメイショウドトウといった強敵たちの存在を「嵐」と捉え、自分にもその「嵐」を求めようとする。
シナリオ内でステイゴールドの描写がされるたび、自分の脳内でONEPIECEのゴールド・ロジャーの姿がよぎる。
二次創作でのキンイロリョテイさんは「ゴルシやナカヤマ達といった癖の強い連中を束ねられるような、また、原典での気性難エピソードが反映された一触即発なヤクザの親分」というキャラ付けがほとんどだったが、シナリオ内でのステイゴールドは「負けてもいつも笑っていた、皆に愛されたウマ娘」という描写だった。その描写が入る度、ロジャーがラフテルを発見した時の「笑ってた」のコマがよぎるのだ。
冒頭に述べたキーワードもよぎる。
時代のうねり。
今シナリオではウオッカやブエナビスタといったティアラ路線の台頭、及び長距離路線の注目度の低下など時代の変化が描かれる。ドリームジャーニーはこれらを自身にとっての「嵐」と捉え、立ち向かっていく。自分を高めてくれる存在として、あるいは時代の変化に立ち会えた喜びとして。
受け継がれる意志、人の夢。
ドリームジャーニーの「旅の果て」という夢はステイゴールドに見せられたものであるし、ステイゴールドの同志というメジロマックイーンから長距離路線の夢という意志を受け継ぐ。
そしてドリームジャーニーの走りは妹のオルフェーヴルに、ライバルのブエナビスタに、後輩のナカヤマフェスタとゴールドシップに影響を与え、ステイゴールドの意志と夢は受け継がれていく。
グッドエンディングは漫画「HUNTER×HUNTER」の会長総選挙編後、アニメ版では最終話に設定された、ゴンが世界樹の頂上まで父親のジンに会いに行き語らい合った回を彷彿とさせた。
なんか〇〇っぽいって話ばっかになっちゃったし文章カタすぎだからもっと気楽に話するか。
まじでさ~いずれ実装もしくはメディア展開が来るであろう「ウマ娘のステイゴールドの物語」への布石というかエピソード:ゼロ的(時系列的には後日談?)な感じがさァ~素晴らしかったよね。スズカもスペもオペラオーもドトウもデジたんもポッケも、まさかの血統ネタのマックイーンまで全 員 登 場だもんね。あとナカヤマ好きとしてはナカヤマとゴルシの絡みが見れまくったのもよかったし、「ナカヤマフェスタとゴールドシップの物語へと続く」みたいな締めだったのも嬉しい。あとブエナビスタよね。ナカヤマの育成シナリオだとブエナちゃん居なかった影響で例の宝塚はスペちゃんが師匠のひとりとして立ち塞がるという代役展開だったけど、ブエナちゃんの育成シナリオでナカヤマとの対決が描かれるんだなという期待が高まってよかった。他にもお茶漬けネタとか(ちゃんとナカヤマだけお茶漬けが好きではないってされててほんとちゃんとしてるなってなった)、二次創作で見てきたネタがより濃い形で次々と出てきて黄金一族の事が好きで良かったと心から思った。
ブエナビスタとオルフェーヴルの育成実装、そしてステイゴールドの正式参戦が楽しみ。
……ステイゴールドほんとどういうキャラになるんだろうな。キンイロリョテイさんはあれ汎用モブデザインだから見た目は大幅に変わるだろうし、グッドエンディングで出てきた話し口調もなんというかジンさんみたいな印象だったし。
追伸:
ドリームジャーニーのおかげで食べたくなって、20年近く食わず嫌いしていたお茶漬けを食べた(お粥とか汁だくとか米がビチャビチャになっている食品が苦手)
しょっぱくておいしかった。米が水浸しになっているのも特に気にならなかった。
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