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話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選

というaninadoさんの企画を今更、締切日の本日知ったので急遽書いてみました。これツイッターとかに上げておけばエゴサされて掲載されるんですかね?

「話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選」ルール
・2021年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・集計対象は2021年中に公開されたものとします。

aninado

ちなみにサムネイル代わりにニコニコへのリンク貼っつけてますが観直し自体はアマプラでやってます(笑)

・ひぐらしのなく頃に業23話「郷壊し編其の六」

ひぐらし業卒自体は大分アレでしたけどもこのエピソードだけは本当に感動した。過去作でどうしようもない外道でしかなかった、絶対悪であった鉄平の、はぐれものとしての孤独と恐怖と虚しさをしっかり丁寧に描いてちゃんと可愛そうだと思えるキャラになったのは本当にすごい。沙都子との今までの事があるから今更和解なんて虫のいいことなんて出来ないけどせめて仲直りぐらいはしたいもどかしさの演出が絶妙で、あんなに許せねえキャラだった鉄平を許してやれないが、それでも救いはあってほしいと思わせてくれた。


・Dr.STONE第2期1話「STONE WARS BEGINNING」

20秒戦争の8話を入れようと思って見直したら単話完結じゃなかったし改めて観るとこの第一話の完成度の高さに唸ったのでこっちで。導入としてあまりにも完璧すぎる。1期観てない自分でもゲンの落語家のような軽快かつ丁寧な語り口で作品の世界観とそれまでのあらすじがスッと入ってきて作品世界に一瞬でドップリと浸からせてくれる。そして何もない世界で、ラーメンやフリーズドライやレコードを作る、モノを生み出す楽しさをしっかり伝えてくれる。そしてこの後の目的も分かりやすくハッキリ示してワクワク感を盛り上げてくれる。この作品の魅力をギュギュっと詰めている完璧な第一話でした。


・ウマ娘プリティーダービーSeason2 13話「夢をかける」

正直この作品入れるかどうかは凄く悩んだ。単話完結ではなく全13話でひとつの作品であるタイプだと思うので。でもやっぱりこの作品抜きで2021年アニメ語るなんてできないよ。そんなわけで全ての集大成である13話を。ウマ娘達の努力の歴史も、ちょこちょこ出てきていた変なモブ達も、ウイニングライブというずっと要るか?と言われてきた要素も、うまぴょい伝説というエンディング曲でさえ全てが一つに繋がって最高に盛り上がる最終回になった。あまりにも構成・演出が天才すぎる。


・不滅のあなたへ20話「残響」

(サムネ代わりにできるサイトが無い……)
久しぶりにアニメを観て泣いてしまった回。優しかったはずの、慕っていた、色んなものをくれたピオランの人格が徐々に消えていってどんどん醜いだけの老人になっていく様子が、そんなピオランをそれでも見捨てられないし慕い続けるフシの心理描写があんまりすぎるほど丁寧で、観ていて本当に苦しくなる。自分にも認知症の祖母が居るので重ねてしまって悲しくなってしまう。見返してまた泣いている。


・小林さんちのメイドラゴンS10話「カンナの夏休み」

トールとエルマの喧嘩回とものすごく悩んだけどこっちで。やっぱり旅は良いものだ。凄まじい描き込みのニューヨークの風景にワクワクさせられる。後半はそれと対比するような今度はご近所での、何気ない夏の日常の一幕。ただ散歩しているだけなのにこんなにも引き込まれる。本当に上手いアニメ。


・かげきしょうじょ!!5話「選ばれし乙女」

周りと比べて、自分は才能が欠けてるんじゃないか、せっかく入学できたのに家族の期待に応えられずにリタイアしてしまうんじゃないか、山田さんがどんどん追い詰められていく様子が丁寧で観ていて苦しくなってくる。そしてそのカタルシスを開放する役割の小野寺先生、本当にいい人すぎる。厳しすぎる指導で山田を追い詰める橘先生に本気で怒るシーン(橘先生の言い分にも一理あるけど…)そして寮にまで来て、辞めたら二度と戻れないから辞めてほしくないと、才能が無かったらそもそも入学できてないと山田さんを説得するシーン、飛田展男さんの迫真の演技と相まってものすごく胸を打たれた。


・結城友奈は勇者である-大満開の章-1話「青春の喜び」

ドシリアス、ド迫力バトルの本編も勿論好きだけど、やっぱりこの1話のギャグアニメとしての完成度の高さを評価したい。テンポの良さとキャラの立たせ方が非常にハイレベル。日常ギャグアニメかくあるべきといった感じ。


・ルパン三世PART6 0話「時代」

小林清志さんお疲れ様でした回。ちょっとずるいかもしれないけど、キャラクター達のセリフひとつひとつが小林さんへのメッセージに聴こえて非常にジンとくる。特にルパンの「次元だけは変わらずに居てくれた、だから俺は俺で居られた」は栗田貫一さんのあれこれを知っていると本当に重い言葉に聴こえてくる。


・ワッチャプリマジ!11話「跳べひな!孤独を超えていけ!」

令和の時代に怪我してても無理に舞台に立つ展開なんて大丈夫かなあとは思いつつ、それでもひなのプリマジスタに対するストイックな思いに熱くなり、そしてプリリズレインボーライブ時代からのファン歓喜のまさかのウィンドミルで非常に盛り上がった。ライブパートがバンクじゃないんだ!シナリオ的にも、これからのアイドルアニメの未来的にもすごく期待を高めてくれる回だった。


・吸血鬼すぐ死ぬ9話「市民野球ケーンほか2本」

今年一番のギャグアニメ枠から9話。全体的にマリアさん回。野球拳やマイクロビキニらセクハラ吸血鬼をパワフルに真正面からブチ破るマリアさんの男気に惚れ惚れしちゃう。キルラキル思い出したのは私だけではないと思いたい。お陰で下ネタギャグ、セクハラネタにも関わらず不快感を感じない絶妙な塩梅。本当に絶妙な作品だと思う。


以上10作品。自分のこの一年書き続けてきたnoteが役に立った。自分のnote見ながら「このアニメはあの回が印象に残ってるな~」ってのを書き出して行って……普通に20作越えたね。外したのは下の方にでも載っけときます。単話で選ぶの結構難しいな~やっぱり全体の流れあってこその作品も多いので。ウマ娘もそれで悩んだし、シャドーハウスやF蘭丸や遊戯王セブンスからも何か入れようかと思ったけど結局単話で選べず……今年の作品じゃないので触れてませんが今年自分が観たアニメだとレヴュースタァライトのまひるちゃん回も入ってくる。ヤバイ感情のキャラはやはり印象に残る。


以下、一度入れたけど10作オーバーしてたので外した作品群

・無職転生4話「緊急家族会議」
「お父さんが浮気してました」をあそこまでドラマティックに演出するのはだいぶズルい。

・ワンダーエッグ・プライオリティ7話「14才の放課後」
リカちゃん最推しになった回。父親が誰かなんて分からなくていいじゃん。思い出は確かにあるんだから。

・エスケーエイト9話「あの時、俺たちは特別だった」
スケボーで人の顔面をぶん殴ってはいけません。

・スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました7話「魔王を倒しちゃった」
アズサの夢女になるところだった。顔がイイ!女の子同士の顔が近い!

・MARS RED1話「陽のあたる場所」
言葉にできないぐらいおしゃれ。

・ゲッターロボアーク8話「竜の血、人の心」
出陣式のシーン大好き。最終話を思うとどうして……ってなるけど。

・ミュークルドリーミー みっくす! 28話「京都でマイラブ」
まいらちゃん回にハズレなし。お母さんの話はズルい。

・シキザクラ7話「笑顔/REAL」
息抜きのギャグ回でありスタッフの特撮愛が伝わってくる回。地獄からの使者!

・SHAMAN KING33話「恐山ル・ヴォワールqutre4」
エンディング曲……本当に愛されてる作品なんだな……


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