見出し画像

【リアル謎解きゲームブック】絶対に✕✕してはいけない1日からの脱出 あとがき

こちらは「リアル謎解きゲームブック: 絶対に✕✕してはいけない1日からの脱出」のあとがきになります。
未プレイの方は是非お試しください!

ここでは、本作について以下の3点を書いていきたいと思います。


①作品概要

枕元に置かれた一通の手紙。
「突然ですが、今日あなたは✕✕してはいけません。
このルールを破った場合、大きな災いが訪れるでしょう。
また、この内容を他言してもいけません。」
ルールに翻弄される主人公を観察し、✕✕で伏せられた禁止事項を考えてみてください。
物語が終わるころには、あなたの日常の見え方も変わってくるかも。

リアル謎解きゲームブック: 絶対に✕✕してはいけない1日からの脱出

ルールに縛られた主人公の1日を追いながら、✕✕で伏せられた禁止事項を考えて頂く作品になります。

②本作で検証したかったチャンレンジ

以前「ルール?展」へ行った際に、来場者に「ルール」を課しているのが面白く、本作作成のきっかけになりました。

この展覧会ならではの特徴となっているのは、展覧会や空間自体をメタ的に捉える仕組みが各所にある点である。早稲田大学吉村靖孝研究室による21_21 DESIGN SIGHTの建築のルールを21の視点から取り上げた《21_21 to "one to one"》や佐々木隼(オインクゲームズ)による来場者に鑑賞にあたって2つのルールを課す《鑑賞のルール》など、作品単体でも体験できるものもあるが、そのなかで今後私たちが最も頭を悩ませるであろう展示のひとつが、《行列のルール》である。

「ルール?展」のルールは鑑賞者を解放するのか。それとも?

ルール展の取り組みを踏まえて、最初は読者の皆さんに「✕✕してはいけない」ルールを課すような作品にしようかと思っていました。
しかし途中で、「✕✕してはいけない」ルールを課された主人公を追いかけて、最後に禁止事項の内容を当てるという二重構造にした方が面白いかもしれないと路線変更しました。

ゲーム化する上で、以下の要素に分けて考えました。
1.主人公に課される「✕✕してはいけない」を何にするか?
2.なぜ「✕✕してはいけない」を読者の皆さんに問う必要があるのか?
3.作品にどう落とし込むのか?

まだお試しでない方は、まずはぜひご確認ください!

ここからは上記3要素の思考過程を書いていきたいと思います。
「ネタバレ」を記載するため有料とさせて頂きます。
もしご興味あればご覧ください。

③検証結果と作者あとがき(ネタバレあり)

ここから先は

1,026字
この記事のみ ¥ 300

サポート頂けるとありがたいです。 尚、「たけぶち」はAmazon.co.jp アソシエイトに参加しています。