見出し画像

食品衛生法の改正案が参議院可決

食品業界で今一番アツい話題のHACCP制度化、ついに決定しました。残りは、衆議院で可決されると改正案が施行されます。

衆議院

こういった、国の動きの情報ってなかなか把握出来ません。関係省庁のホームページ(新着情報RSSだけど)を週3〜4回のペースでチェックしていますが、この情報は出ていなかったけどなぁ。あくまで、審議中なので、参議院・衆議院両方が可決されると公表されるんだろうか。

ともかく、衆議院も可決されると、15年ぶりに食品衛生法がリフレッシュされる事になります。

15年前と言うと、僕は13歳の中学二年生ですね。スマホはまだ無く、今で言うガラケー全盛期ですね。てか、携帯持って無かった気がする。コンビニは有るけれども、今みたいに弁当が美味しく無かった時代です。盛りつけ後に、アルコールで消毒している!とても不健康で不衛生!!とか、叩かれまくっていた時でしょうか。

こんな本もありました。当時の僕は、添加物を目の敵にしたこの本の内容を本気で信じていました。今となっては、添加物の健康被害リスクより、細菌による食中毒リスクの方が遥かにヤバイじゃねーか、とドヤ顔で言っています。食品工場の衛生管理も進んで、添加物の量も抑える傾向にありますし。

そんな時代で止まっている食品衛生法・・・。

今回、HACCPの制度化以外に、広い範囲で起こる食中毒への対策、営業許可の種類の見直し、リコール情報の報告を義務付け、食品包材・機材のポジティブリスト化などのようです。

2020年5月ごろ施行される見込みです。2020年と言えば、食品表示法の猶予期間が終了し、完全施行される年でもあります。食品企業にとって、とても忙しい時期になりそうです。

食品工場を渡り歩いています。品質管理担当。世の中の食糧事情・食品衛生管理に貢献できる人物を目指して日々勉強。ITツールを活用すべく、色々試しています。