JC論:JC満喫編:JCの事業を満喫
JCで行っていることには全て背景と目的があります。少なくとも計画段階では意識されているはずですし、趣旨説明などでは必ず話されるはずです。しかし、新入会員はそのことに気づかない場合がほとんどです。機会に対する接し方を身に着けていれば学べますが、多くの人がただ参加して、ただ帰るということをしてしまいます。これでは、事業に参加しても満喫することはできません。事業を満喫するための3つのステップを説明します。
そのまま受け止める
まず事業内容をありのまま受け止めてみましょう。壇上の人の話や、委員長の話、グループワーク、各種体験など、まずは予断を持たずに受け止めることが重要です。これはどこかで聞いたとか、読んだとか、やったとか、いろいろ思うかもしれませんがいったん置いておきましょう。JCの事業はその時代の青年が必要だと思って構築しています。どこかでやっていることと全く同じことをやることはあり得ません。もちろん素人集団でもありますから、荒いところはあるでしょうが、重要なことは外していないはずです。しかし、予断を持つことで重要なことを見落としてしまいます。まずはそのまま受け止めるのが事業を満喫する第1ステップです。
経験者に聞いてみる
JCには必ず何年もJCを経験したメンバーがいるはずです。そういう人に、この事業に参加してどう思ったのか、どこが良かったのか、感想を聞いてみましょう。多くの事業に参加したからこそ、その事業がどこが違うのか、どこがポイントなのかを知っているはずです。もちろんそれが正解とは限りませんが、参加者としてどこを見るべきかということを気付かせてくれるはずです。これが第2ステップです。
やっている人に聞いてみる
交流会などで、事業を運営している側の人と話す機会があれば、その事業のポイントや何が難しかったかなどを聞いてみましょう。委員長に聞くのが一番良いでしょうが、委員長でなくともスタッフなら必ず知っているはずです。どんなにすごい事業でも青年会議所の事業は同じような年代の同じような立場の人がやっています。表面に見えていることだけでなく、その裏側にどんなものがあるのかに興味を持つことで、事業の面白さは全然変わってくるはずです。これが第3ステップです。
カスタムメイドの面白さを知ろう
現代の私たちは製品にしろサービスにしろ、大量生産される効率的で洗練されたマスプロダクトに慣らされすぎてわかりやすい表面だけで判断しがちです。しかし、それだけでは社会の深みや違う発想に触れることができません。いずれ年を取るともっと若い人やエネルギーのある人が作る、効率的で洗練されたものにあっけなく敗れ去るでしょう。
一方で、JCの事業は「大量生産の既製品」ではありません。その時の青年ができる限りの発想と努力で作り上げたカスタムメイドの事業です。荒いところがあってもその中には、自分の持っていないアイデアが必ずあるはずです。その面白さと意味を知ることで、JCの事業に参加することにもっと価値が生まれ、あなたのビジネスや人生に必ず役に立つはずです。
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