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J1第2節 vs東京V(H)

2024/3/3 16:00  IN埼玉スタジアム2002

前節開幕広島相手に0-2と昨年に続き同スコアでの敗戦となったレッズ。今節は昇格組の東京ヴェルディとの対戦だ。

ヴェルディは開幕横浜F・マリノスとのゲームでFKで先制に成功したものの、PK献上から逆転まで上回れ、記念すべきマッチを31年前同様のスコアで決着を迎えた。

今節は浦和ー東京Vが最後のゲームとなる一戦。Pick up Matchとして注目されているようだが、浦和は今季初ホームゲームとして是が非でも勝利が必要なゲームだ。

☆東京ヴェルディ戦への展望

情報と印象
・システムは4-4-2
・粘り強い守備から魅力的な攻撃
・アジリティが高い選手が多く在籍
・古巣対戦!中島翔哉、大久保智明、前田直輝
・若さのあるチームで今季が楽しみな印象

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: 大久保、ソルバッケン、安部、リンセン
出場停止: なし

GK〜DF

開幕戦で二失点したもののまだ二試合目というところであり、メンバーを変える可能性は低いだろう。

注目は相手のストロングと言える右サイドアタッカーに対峙する左サイドバックだ。渡邊選手が先発で長い時間出場するだろうが、開幕戦ベンチ入りした大畑選手の出場機会があるかと思う。
ここのテコ入れや人選は、試合を通してどのタイミングでいじるかポイントとなりそうだ。

MF〜FW

中盤の三枚は競争激化しているが、ここも開幕二試合目ということで変わらずのメンバーかと思う。

もしかしたら前回の試合の反省から小泉選手のところが中島選手に入れ替わるかもしれないが、指揮官は小泉選手のことをかなり信頼しているようで変更は考えづらい。

またウイングでは好調であった前田選手を意図的に控えに回し、後半の切り札として使った。
今節は先発での起用が濃厚で、入れ替わるようにて松尾選手が切り札に使われると予想する。

☆展開予想と相手の特徴

ヴェルディは「我々は一番下のクラブ、とんがったサッカーをしよう」という城福監督の一声でJ1での挑戦的な姿勢が強く伺える。

前節のマリノス戦では、強度高く規律を守り、連動した守備でマリノス相手に自由を与えなかった。敗戦への道を辿り始めたのは一つのミスから。ハンドでPKを与え失点、その後プランをどうするのか緩んだ際に逆転弾を浴びた。

この試合を一試合通して視察したヘグモ監督はおそらく先制点勝負だと感じているはずだ。
ヴェルディのコンパクトな守備を打ち破るのは簡単なことではない。経験の浅さから招いた敗戦を今回は我々がこれがJ1だと強く根付かせるようなゲームをみたい。

《攻撃の特徴》
勢いのあるカウンター

少ない人数で攻め切るカウンターが特徴。特に2トップが中心となって攻める。少し時間をかけるとボランチやサイド、さらにはサイドバックまで駆け上がってくるので勢いがある。

ポゼッション時でもボランチ二枚MF見木とMF森田の相性が良く、バランスが絶妙。タイプも異なり魅力的なコンビだ。

そして開幕のFマリノス戦では右MF山田楓喜の完璧なフリーキックやチャンスメイクで存在感が凄まじかった。京都時代では浦和相手に得点しており、一度罠を掻い潜った経験がある。警戒すべき選手だ。

《守備の特徴》
ラインの上げ下げが上手くコンパクト

かなりコンパクトな守備。
少しドリブルするだけですぐ相手がいるような感覚で、浦和がトライしようとする攻めが苦戦するかもしれない。

選手間の距離感が近く、常に複数人で守る団結した守備が強固だ。
細かくみると中央にコンパクトで、さほどサイドにスライドして追い込む守備はしてこない印象を得た。浦和は「1vs1のバトルで上回ること」これが鍵となりそうだ。

切り替えが早く、ボール奪取した後のスイッチが明確に分かるチームだ。

☆キーマン

[浦和] 中島翔哉選手 背番号10(LH)

正直この男が主役として活躍すると考えるファン・サポーターは少ないだろう。おそらくベンチスタートからが濃厚で、出場時間も少ないかもしれない。
しかし開幕戦の動きや非公開のTMで結果を残し着々と序列を上げる準備ができているはずだ。
今節の相手は育成年代で属したチーム。気持ちは強いだろう。

[東京] 山田楓喜選手 背番号18(RM)

開幕戦で大きなインパクトを残した選手。
勢いそのままに先日の会見ではド派手な発言をし、レッズサポを黙らせるような活躍をしたいとまで言い放った。私からは「そう甘くはないぞ、若造」と言い切りたいが、勢いのある若手アタッカーは何を起こすか分からない。
ボールを触らせないくらい強く当たってもらいたいところだ。

☆結びに

ホーム開幕戦となるこの試合。
観客動員数が5万5千人を越す集客が見込めそうで、熱戦は必至。

素晴らしい雰囲気の中で確実な勝利はもちろん、多くの得点で価値を拾えるように。
ただ、こういう試合で足元を掬われるのも何回も見てきた。

油断せずに確実な無失点勝利を。

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