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J1第14節 vs鹿島(H)

2022/5/21 17:00  IN埼玉スタジアム2002

前節最悪な前半を過ごし、このまま終わってしまいそうな空気が会場に流れたが、後半一気に吹き返してなんとか引き分けまで持ち堪えたレッズ。今節は今年こそ調子の良い鹿島アントラーズとの対戦。

鹿島は毎年熱き戦いを繰り広げ、意地でも負けたくない相手。
相手の選手も発言していたが、
「今までの戦術や調子はこの試合では関係ない。意地のぶつかり合いなんだ」と力のこもった意気込みが見受けられた。

キックオフ時間も17時と気合が入りかける時間に行われる。白熱必死のゲームを展望したい。

☆鹿島アントラーズ戦への展望

情報と印象
・システムは4-4-2
・堅実で圧力のある強いチーム
・選手全員全ポジションで対人に強い
・A代表は上田綺世
・以前の鹿島ではない新たな鹿島

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: 犬飼、酒井
出場停止: なし

GK〜DF

前節も引き続き同じメンバーで臨み失点はしたものの、個のミスよりはチームのミスであったのでコンディション次第ではあるがこのメンバーが順当に選ばれるだろう。

注目は大畑選手の戦列復帰。
今の4バックも体力的にそろそろ心身共に疲労がくる頃であり、ローテーションも考えなくてはならない。
明本選手は本職並みに卒なくこなすが、バックアッパーは欲しい。
練習にも参加しているようなので、ベンチからでもスカッドに戻って来られるか注目したい。

MF〜FW

希望メンバーのように、前節の勢いそのままにぶつけたい気持ちもある。
ただ、それぞれのキャラクターをみると予想スタメンが妥当であり、一試合を通してプラン立てをしても予想スタメンが妥当である。

前節は江坂選手が不在だったが、カウンターの精度がピカイチで、彼なしでも闘える部分は証明できた。

特に松尾選手を中で起用するオプションは非常に魅力的であり、本職の左よりも良い印象を抱いた。より高い位置、より前目の位置でこれからも見守って見ていきたい。

☆展開予想と相手の特徴

“正直抜け目ないな”
やはり対鹿島は簡単に倒せる相手ではない。
そういった印象を抱いた。

難しい試合になりそうだが、気になったポイントは攻撃陣と守備陣との連携プランが定まっていないように感じられた。

また、チームとして間伸びしており、一人一人のプレー範囲が広く、疲労度が気になる。

《攻撃の特徴》
以前の鹿島はカウンターの質よりもポゼッションの質が高かった印象があるが、今は逆。

ボール奪取後から少ないパスでゴールまで迫り、全員が前へのベクトルを向けられている。これは、後半終盤にオープンな展開になった時、容易く奪われて速攻を喰らうと失点する可能性があるので注意したい。

攻撃でのボールヒートマップは主に中央攻め
フォワードで構える選手はサイドよりも中央での勝負を望んで挑んでいる。
また、サイドチェンジを多く使い、詰まった中央から左右にも揺さぶるパターンも持つ。
そして中で待ち構える選手に対し、クロスからの得点が多いのが今季の鹿島の特徴。

逆に考えられるパターンとして、絶対的な主軸で要の中央に入る上田綺世選手に上手くボールが入らなかった広島戦を伺うと、
“シュートを打たせなければ勝てるのではないか”というイメージがある。

《守備の特徴》
全体的に広範囲へプレッシャーに来る守備を構築している。ただ、要警戒すべきスペースのポケットの守備が甘い
今のレッズはその隙を狙う選手が数多くいるので、予めの分析でしっかりと突きたい。

鹿島は守備においても攻撃的で、
前線に強力なフォワードがいるため、苦しければ簡単にクリアして攻撃の起点を作る
少しでも気を抜けば怪しい展開になりかねない。本当に集中が必要なゲームとなりそうだ。

☆キーマン

[浦和] 柴戸海選手 背番号22(CM)

鹿島の弱点や穴を突くべき選手。
お互い2枚のボランチを構え、高い強度を誇る。この中盤での争いに勝てないとチームを勝利へ導くのは厳しいだろう。
浦和5年目で我々の鹿狩りにかける想いは知ってるはずだ。多くは語らないが、己のプレーでチームを引っ張ってもらいたい。

[鹿島] 上田綺世選手 背番号18(CF)

彼にボールが入れば必ずと言って良いほどシュートまで持っていく力がある。逆に彼に上手く入らなければ攻撃が停滞する。
まさにレッズゴールを脅かすキーマンと言えるべき選手で“ハンターの出現率”をできる限り下げたい。
ワントップを主戦場とするフォワードの中で、突発的なスピードはないが、特にミドルレンジから狙える選手なのでかなり気を使う。
しっかりとマンマークし彼を監視したい。

☆結びに

相手は現在首位を追撃する2位。
この試合は浦和レッズに関わる全ての人が燃える試合。

直近何試合も勝てていないが、毎年鹿島戦を機に波に乗ることも少なくない。
強敵であるからこそしっかりとリスペクトし、試合になったらバチバチやり合いたい。
そして勝利を誇れるように。闘うぞ。

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