J1第11節 vs広島(H)
2023/5/31 19:30 IN埼玉スタジアム2002
前節のアウェイ京都戦では、前半ホームチームに押され続けられたものの、後半一つのチャンスを活かして先制。そこから後半一気に勢いを持って完勝したレッズ。今節はここまで好調を維持しているサンフレッチェ広島との対戦。
広島のリーグ戦過去5試合は3勝2敗でまずまずの流れ。前節1-0と湘南に勝ち切ったもののそれまでの神戸、名古屋との上位対決を落としだが現在4位と奮闘している。
浦和としたらこの試合はホーム上位対決なので落とすことができない。さらにその先の日程を見据えるとホーム鹿島戦と続くのでいい流れをもっていきたいところ。展望していきたい。
☆サンフレッチェ広島戦への展望
予想メンバー
希望メンバー
欠場濃厚: 小泉
出場停止: なし
GK〜DF
前節の京都戦からメンバーが変更されるとしたら、痛み明けの明本選手がスタメンに加わってくるかどうかだ。慢性的な筋肉系の痛みを抱える酒井選手が連戦で心配な点ではあるが、監督は今後を見据えてどんなチョイスで来るか一つ注目したい。
MF〜FW
ディフェンス陣と同じ、京都戦からのメンバー変更は多くないと思うが、ボランチの岩尾選手は少しプレーに不安感を覚えた。
ACL明けもカップ戦以外ずっとスタメンで出続けており、そろそろ疲れも見え始めてきてもおかしくない。週末に大事な鹿島戦を控えるので同じプレーメイカーの括りである平野選手をスタメンに抜擢して出場時間を調整してもいい。
そして我らが10番、モーベルグ選手が前節後半頭から持ち前の存在感を発揮し勝利に貢献した。まだスタメンからの起用はないだろうが、重要なスーパーサブとして今節も活躍に期待したい。
☆展開予想と相手の特徴
広島は時間が経つごとによって安定感が増してくるチームだ。
後半の失点数は前半の失点よりも少なく、5バックにもなれるシステムで上手に対応している印象がある。
浦和はホームということもあり、必ず勝ちが求められる。
早い時間に先制し、追加点も連続して取ることができれば同じ連戦の広島を苦しませることが出来る。
《攻撃の特徴》
クロスからの得点演出が圧倒的に多い
広島の持ち味としてはアグレッシブでパワーのある攻撃である。
3-4-2-1のシステムの利を活かしてサイドから枚数の多い中央に向かって様々なクロスを供給することが特徴的だ。ペナルティボックス内にはおおよそ4〜5枚と多くの選手がクロスに飛び込んでくる傾向があるので、マークの確認をするのはもちろん、特に大外の選手には気をつけたい。
ディフェンスラインのビルドアップでは、あまりボールを持たないチームである。多くのシーンでボランチやシャドーといったミッドフィルダーにボールを預け、縦パスの頻度が多い。
流れの強弱を自らコントロールできるチームなので、非常に厄介なチームだ。
《守備の特徴》
前向きな守備、積極的な守備が特徴的
前線からのプレスは当たり前のように昨季からの継続で日に日に良くなっている。
浦和は広島の前線3枚と中盤の4枚のプレスをどれだけ剥がせるか、引き込んで剥がせるかが昨年からの行なってきたビルドアップの成果、前節からの反省・修正ができているかが表れるゲームとなりそうだ。
また、3バックの3枚は足元の技術が高くないので、彼らにプレッシャーをかければボールを前線で奪うことができる。
特別スピードがあるわけでもないので、興梠選手のような身体を先に入れてディフェンスを無力化するプレーをされるとなす術がなくなる。
この駆け引きやバトルには注目していきたい。
☆キーマン
[浦和] 興梠慎三選手 背番号30(CF)
先程取り上げたように広島の守備を掻い潜るべく彼の特徴的であるボールを保持するキープ力、裏へのラインブレイクには注目したい。
今回の相手は3バックであり、彼が活躍しやすい傾向のあるシステムだ。
2試合連発といき、途中交代するであろう時間まで点差を離す活躍をしたいところだ。
[広島] 佐々木翔選手 背番号19(LCB)
開幕からスタメン90分を続けているフィールドプレイヤーで唯一の選手だ。今季はキャプテンを務めており、監督・選手から絶大な信頼を得ている。ここ最近代表には呼ばれなくなったが、Jではトップクラスにレベルの高い選手の一人だ。セットプレーで得点を取ることもでき、相手の嫌なところへ顔を出すことも増えてきた。ビルドアップではまだ相手の狙い目とはなりそうだが、この選手のパフォーマンスが広島の出来を左右する。
☆結びに
ACLの未消化分のゲーム。
ここで勝ち点3を積むとこができれば上位進出へと繋がり、同じ上位の広島を蹴落とすこともできる。
スタミナ的にも厳しい試合となりそうだが、必ず勝って週末へ繋げよう。
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