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新小学1年生の親御さんへ。ゆっくり慣れていけるから大丈夫と伝えたい。

今年度小学校入学を迎えた皆さん。
沢山の書類提出、持ち物の名前付け、
早速お疲れのことと思います。

我が家の長女は小学2年生になりました。
去年の今頃は、「小学生活ちゃんとやれるか」
ものすごく心配し、不安が募っていました。

しかし1年過ごしてみて、
焦る必要無く、ゆっくり慣れていけるから
大丈夫だと気付きました。


私や夫が小学生だった頃(平成初期)とは
学校の雰囲気も、授業も、教育方針も、評価基準も、先生のスタンスも違います。
こどもの好奇心や自発性、その子なりの頑張りを
認めてくれる風土
になっています。

特に一年生の最初は、保育園や幼稚園からのギャップを無くすよう、「スタートカリキュラム」が導入されています。(行政により多少内容や名前が違うこともあるかもしれません。)

※あくまで我が家の娘が経験した内容ですが
何か参考になれば幸いです。


●スタートカリキュラムとは

スタートカリキュラムとは、小学校に入学した子供が、幼稚園・保育所・認定こども園などの遊びや生活を通した学びと育ちを基礎として、主体的に自己を発揮し、新しい学校生活を創り出していくためのカリキュラムです。
スタートカリキュラムスタートブック/国立教育政策研究所

初めて知ってびっくりしたことは
・最初から教科の授業をしない
・時間割が無い
・自席に(長時間)座らない

ことです。
入学時点で「学校の席に座っていられるか?!」という心配は杞憂でした。

我が子の持ち帰ってくるプリントにも
(最初は連絡帳も記入しない)
「なかよしタイム」「わくわくタイム」「ぐんぐんタイム」など、楽しい言葉が並びます。

●なかよしタイム:幼稚園や保育園と同じように遊びが中心。新しい友達と仲よくなって、安心して自分が思ったこと、気づいたことを言えるようになる
すくコム/NHKエデュケーショナル
●わくわくタイム:新しい友達と一緒に考えて、具体的な体験をすることで、学ぶ意欲を育て、教科の学習につなげていく時間
同上
●ぐんぐんタイム:わくわくタイムやなかよしタイム、日常の生活の中で子どもが示した興味や関心をきっ かけに、教科等の学習へ徐々に移行し、教科等特有の学び方や見方・考え方を身に付けていく時間
横浜市スタートカリキュラム冊子p46

4月〜5月半ば頃まで、
このような時期が続いたと思います。

長女は、すくコムの記事同様、
わくわくタイムに学校探検し、
プールを見るために
職員室に鍵を取りに行ったこと、
プールのヘリに寝そべって水面を見たこと

目を爛々とさせて話してくれました。

GW明けに、ひらがなの練習に突入し、
夏休み前にやっと、ひらがなカタカナをかけるようになるくらいのスピードです。

時計が読めないといけないと思いがちですが、
時計の読み方は、3月になってから算数の単元で出てきます。それまでは、「長い針が数字の7になったら休みだよ」程度でなんとかなります。

未就学のうちから先取りしていなくても、ゆっくりのペースなので、過度な不安は必要無いなと感じました。


●通常授業

通常授業に移行してからも、
こどもの主体性や、個性を尊重する内容
目白押しです。
教科を跨ぐ活動もたくさんあります。
長女が経験した内容の一部を紹介します。

♦︎生徒が疑問に思って発言したことをもとに
題材に調べる、まとめる、発表する

(例:どんぐりは実なのか種なのか討論する、ヤゴは何なのか調べ、育てて観察する等)

♦︎皆で同じ植物を育てない。自分が育てたい植物を調べ、希望する植物の種を買い、その植物の生育に適切な鉢を自分で買い、それぞれ育て観察する(枯れても、枯れた絵を図工で描き、生活の時間になぜ枯れたかを調べる等)

♦︎運動会→皆で揃ったフォーメーションでのダンスの後、即興の創作ダンスタイムがある

♦︎箱を使う授業→算数で利用したあと、図工で制作に使い、発表する時には国語の時間に台本をつくる

♦︎外国語の授業→英語の発音などではなく、どちらかというと文化の違いを楽しむ内容になっている様子。長女はインドの風俗(挨拶や文字、服装)に興味が湧き、授業後色々調べたらしい。

また、上記の活動に、iPadの利用が頻出しますが、操作方法は授業で丁寧に教えてもらえます。
低学年でも直感的に使えるようなアプリを利用したりもするので、これも先取りして慣れさせなきゃ!!という心配は必要無いと思いました。

※自宅学習やオンライン授業については
また別の機会に書きます。


●評価について

知識や技能などの部分もありますが、
思考・判断・表現や、主体的に取り組む態度
についても重視されるようです。

長女がもらった通知表の所感にはこのように書いてありました。(私も長女も大好きな担任だったので、この言葉が宝物になりました)

どの教科も、感受性豊かに喜んだり共感したりしながら学習に取り組みました。学んだことを自分ごととして捉える姿が立派です。生活科では木の実などで「秋の実ケーキ」や「秋の実アクセサリー」づくりに取り組みました。より美味しそうなケーキになるにはどうしたら良いか試行錯誤を繰り返し、身近な自然と深く関わりました。係活動ではDIY係として、紙で作る花束を作り皆の目標達成時にプレゼントしていました。

●まとめ

長くなりましたが、言いたいことは
「とにかく焦らなくて大丈夫」
「その子なりの好奇心や着眼点を大事に」
「遊びの延長に学びがある」

ということです。

焦る気持ちや不安感が
少しでも減ったら嬉しいです!

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