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幸せとは、数センチ隣にあるもの

幸せの定義は人それぞれ。だけど、こんな風に思ったこと、一度はありませんか? 

「結婚して子供がいたら幸せだろうな~」
「お金持ちだったらもっと幸せな人生送れたのに」
「もっとすごい才能があれば、人生変わったかなぁ」

〇〇があれば幸せなのに。

今の状態からさらに何かを望むような条件付きの幸せって、みんな一度は思いますよね。私ももちろんありますよ。特に、お金持ちだったら…は小学生くらいの時から既に思ってました(笑)

でも、本当に幸せな人だと感じている人が見ているものって、そこじゃないんだろうなぁって、最近特に思うわけです。

日常に溶け込みすぎてスルーされてしまいがちな幸福感。そういう瞬間瞬間を見逃さずに味わえる人が、本物の「幸せな人」なんじゃないかなぁ。


そんな風に思っていた時に、久々に耳にしたモーニング娘。の「ザ ピ~ス」。

その歌詞をよーく聞いていたら、ここに答えがあるじゃないか!!と20年以上ぶりに大発見をしてしまいました。

ザ ピ~スの歌詞がこちら。

好きな人が 優しかった (PEACE!)
うれしい出来事が 増えました
大事な人が わかってくれた(PEACE!)
感動的な出来事と なりました
THAT'S ALL RIGHT!

道行く人が 親切だった(PEACE!)
うれしい出来事が 増えました
愛しい人が 正直でした(PEACE!)
全てを受け止めようと 感じました
THAT'S ALL RIGHT!

好きな人が優しかったこと、大事な人が自分を理解してくれたこと、道行く人が親切だったこと、愛しい人が正直だったこと。


いやー、学生当時はモー娘。のちょっとふざけた歌を歌う感じがダサいと思っていたけど、今聞くとめちゃくちゃ深い!つんくの感性がすごい!

こんな当たり前と思う一つ一つの事柄を幸せと感じられるかどうか。
幸せな人って、このアンテナがものすごく高い人なんだと思うんですよね。

「自分が何も持っていなくても幸せ」。
地位もお金も才能も。

こういう風に思えたら、控えめに言っても最強ですよね。


昔、私がまだ就活生だった時、名前も覚えていない小さな企業の人事担当者が言っていたことがずっと忘れられない。

「仕事をしていて充実感や幸せを感じたエピソードを教えてください」という、ありがちな学生からの質問に対して、愛想のあんまり良くない男性社員が言ったんです。

「うーん……。幸せっていうのはさ。空が青くてきれいだったとか、太陽の日差しが気持ちよかったとか、そういうことなんじゃないかなとオレは思う」

若かった私でも、あれは真理だとその瞬間に思った。その感性を大切にした方がいいと。


そんな感じで言うと、最近何に幸せを感じましたか?

私は……

  • 大好きな仕事仲間と会社帰りに飲む冷たいビール

  • セブンイレブンで美味しそうなお弁当を買って家に帰るまでの数分間

  • 電車で音楽を聴いていて、特にお気に入りの歌が流れてきた瞬間


こんな感じかなぁ。
こういう幸せ、積み重ねたいね。



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