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食への意識の変化


本日、平塚駅西口降りてすぐ、1階洋菓子専門店「葦」があるビルの2階「龍園」へ義父母と一緒に夕食を食べに足を運びました。

こちらの中華は街中華より一つ上の価格帯のお店。店内はテーブル席と御座敷で、席間も余裕があって比較的落ち着いて食べる事が出来るお店だ。

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小籠包。皮の下は肉汁たっぷりで口の中で豚肉の旨味が広がる。持ち上げただけで肉汁が溢れるので、スプーン式で食べられたら肉汁を余すところなく食べる事ができてもっと美味かったかも。

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とにかくエビがプリプリ。程よい辛さでしっかり旨味が下の上で感じる事が出来る。

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エビチャーハン。同じくプリプリのエビ。油でコーティングされすぎたもたれるパラパラチャーハンとは違って、程よい油分と食材一つ一つの味が感じる事が出来る。

どれも素材の良さが感じる事が出来る一品で街中華とはまた違った満足感でした。

今日たまたま読んだ記事で、70年以上の歴史を持ち、横浜中華街で1番の老舗だった、聘珍楼が閉店するらしい。

お祝い事や接待など特別な時に利用する高級中華料理店として位置していて、周富徳さんも腕を振るっていた超名店がコロナをきっかけに閉店を決意したという流れだ。

聘珍楼のような中規模な会社ほどコロナの影響が大きかっただろうが、今回の閉店の理由としては横浜中華街での食文化の変化という部分が大きいようだ。

以前は高級中華料理がひしめき合っていて、同じフィールドでの覇権争いで、圧倒的な味とネームバリューで地位を築けてのだろうが、時代と共に街に肉まん専門店など低価格で食べ歩きが出来るファストフード的な中華だったり、もはや中華以外のお店が参入してきたことで、競争相手が変わってきたという背景がある。それに加えたコロナによってテイクアウトやデリバリーが畳み掛ける様に増加して、実店舗を持たないゴーストレストランも増えてさらなる選択肢が広がる中、店舗での最高サービスを提供していた店舗にとっては片道の狭い時代になったのかもしれない。

私はどの業態であっても美味しければ正解だと思っているが、こう言った実店舗で頑張っている所が消えていくのは、食文化としても街の景観としても寂しいと感じる。

マスクなし外出が認められ、外に出る事への抵抗がなくなり、インバウンドの受け入れも回復していけば横浜中華街の景観に聘珍楼の様なお店は絶対に必要になってくると思う。




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