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新年です。もういない人の話をします

ひがしやしきは神。

みなさま〜(某氏リスペクト)
新年、あけましておめでとうございます。
今年も揺り籠から墓場までよろしくお願いします。

突然ですが、僕にはリアルの友人がいません。厳密には3人だけいるけど、LINEでたまーに生存報告をするだけで実際に会って遊んだりつるんで街を歩いたりだとかは、ない。でも彼らのTwitterを見ると、僕抜きで遊びに行っている写真が月2くらいで投稿されているので結構へこむ。僕、避けられてる~!?(ちなみに携帯壊れてLINE爆破したので、完全に繋がりが切れました…..)


昔は幼稚園の頃からの付き合いの親友(以下、Nとする。)が居て彼を中心に皆で集まっていたのだが、Nが2014年9月25日に首吊り自殺してからは自然と疎遠になってしまった。
まあ、集まるたびに僕が「このアニメ、Nが好きだったよな」「この酒、Nが僕のためにいつも買い置きしてくれたんだよな」と思い出話ばかりするので、それが原因で嫌われた可能性、大。実はウザがられてるらしいです。だいたいそう。多分そう。

彼のことを忘れたくないし、皆にも忘れてほしくない。本当にそれだけだったのだけど、僕が過去に囚われていただけで皆、すでに前へ歩き出していたらしい。いなくなった人のことは忘れて、人生に不必要な重い荷物を下すのが、人間としては正しいらしいです。僕もそう思う。

でも僕は、正しい人間RTA正規ルートからはとうに外れた社会不適合者なので、頭ではわかっていても行動することはできず、インターネットを見て笑うたびに、Nと一晩中ニコニコ動画のマイリストを見せ合ったあの日を思い出すし、成人式に出席せずに2人だけで二泊三日、飲み物は常温のアサヒスーパードライ。食べ物は業務スーパーのベーコンをひとかたまりだけで、エロゲしてHシーンで赤面して、PS3でバイオハザード5をしていた、この世で一番ローカルでソーシャルな日のことを、今でも思い出す。
現在も、月1で「Nが自殺したと思っていたが、実は失踪していただけで地元に帰ってきた」設定の夢を見て、夢の中でも目覚めた後でも、泣いている。しかし、前科者になった僕を見て彼はどう思うだろうか。留置でも拘置でも毎日彼の夢を見た。こんなにも僕の心を乱す彼の事が、本当に恨めしい。


小さいころからいつでも一緒で誰よりも僕のことを解ってくれた。僕もまた、誰よりも彼のことを理解していると思っていた。

初恋の相手も、未成年なのに煙草を吸い始めたことも、僕が蒸発して自殺未遂したことも、全部彼だけが知っていてくれた。

ある時、彼は躁うつ病になった。毎晩Twitterの病み垢で孤独・不安を呟いていた。仕事の忙しさにかまけて、きっと持ち前の明るさで乗り越えられるだろうと思い僕はいいねボタンだけを押した。
そんな日、彼からLINEが来た。
「これから遠いところに行かなきゃいけなくなった。元気で。」
そして、Twitterが更新された。

あんまりにも簡単に消えるものだから、僕は彼が消えた実感がなかった。
彼だけが、僕にとっての「現実」だった。
あの日から今まで「現実」がわからない。
この世全部、嘘しかない。
だから僕は、彼と同じように首を吊った。


たぶん、恋だった。


本当にお前の事が恨めしい。お前がいなくならなければ、僕は薬に手を出すこともなかっただろう。いや、普通に逆恨みです。
たとえ逆恨みでもいいから、何らかの熱を維持していなければ君の事を忘れてしまいそうで、怖いよ。
この記事も一度非公開にした残骸だけど、やっぱり改訂して公開にしました。忘れない為、忘れてやらないために。


ねえ、インターネットに書いておけば、きっと君もみているでしょう?


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