数ある選択肢から"体育会サッカー部"を選んだ理由
「大学生は、自分のやってみたいことをチャレンジしてみる時間にしよう」
そう思って迎えた大学生活。小学生から続けてきたサッカーからはもう離れようと思っていた。
沢山学んで、沢山遊んで、沢山チャレンジする。
そう心に決めていた。
しかし、思い描いていた大学生活はそこには無く、入学式も無い状態でスタートした。
入学式は、新しい環境が始まる、第一歩となる瞬間である。
それが無いということは、新しい環境が始まったという気持ちが全く無いのだ。
例えるなら、ずっと高校生でいるような気持ち。
大学生活が始まっても、1度も学校に行けず、ただ家に居てパソコンで授業を受ける日々。
授業もリアルタイムが多い訳でもなく、zoomなどで他の同期と顔を合わせた授業が全くない。
感覚でいうと、ユーキャンで資格を取っているのか?と思うような気分だった。
かといってコロナ禍でたくさん遊び尽くすということができる環境でも無い日常。
正直言って、かなり辛かった。
これからの自分の大学生活は、何も成し遂げること無く、とても退屈で、面白みも何もなく、ただ1日1日を終えていくかもしれないと、考える度にとてつもない不安が襲った。
小学生からずっと続けてきたサッカーも辞め、かと言って、熱中出来るものも無い状態だった。
そんな中、コロナ禍で遊びにも行けないという環境で、唯一興味があったのが、海外サッカーを観ることだった。
ゲームも、読書も、試してみたけど、続かなかった。
唯一関心を持ってたのが、やっぱりサッカーだった。
大学生活は、サッカーとは違うことにチャレンジしようと思っていたが、改めて思った。
もう一度本気でサッカーをしたい。
そんな中見つけたのが、この体育会サッカー部である。
きっかけはTwitter。
DMでやりとりをしていると、とても親切な人が熱心に入部を促してくれる。
「今はまだ活動出来ていないから、活動再開したらお知らせします。」
そして、活動が再開して初めての練習。
行ったその日は入るつもりは無かった。
ただサッカーをしに行くだけ。
しかし、練習に入ると、雰囲気や、部員の人柄、組織の素晴らしさに一目惚れした。
もちろん、自分の高校の時のサッカー部にはいないような上手い人がたくさん居て、とても楽しそうだなと感じたことも入部を決めた1つの要因である。
他にも、監督がおらず、学生主体でサッカー部を運営しているということも凄く魅力的だった。
しかし、特に印象に残っているのは、
ボールが遠くに転がって拾いに行った時に、
他の全員が、「ありがとう!」「サンキュー!」
と、声を掛けているのだ。
練習中に、監督がいなくて、学生だけで練習を行なっているというのに。
普通、というか、僕の学校のサッカー部では、顧問の先生が居ないと練習が締まらなかったし、ボールを拾ってきたって、何も声は返ってこない。
こんな素晴らしい組織に所属出来たら、自分も変われるんじゃないか。
そう思い、練習初参加のその日に入部を決めた。
今でも素晴らしい組織だなという思いは変わっていない。
そして今は代持ちという立場で、この組織をもっと良くしようと考える立場になった。
幹部を始め、学生スタッフ、主務、SNSチームなど、
学生だけで運営していくにあたって、組織づくりは必須である。
しかしながら、学生だけで運営していく大変さは日に日に感じている。
自分は、主務、学生スタッフ、Twitterで組織の為に全力を尽くしている。
僕のように、Twitterでサッカー部に入ると決める文教生を少しでも増やせるようにしたい。
そして、この組織がもっと大きくなる為には、部員が必要不可欠である。
SNSから部員、そしてファンを増やして、この文教大学体育会サッカー部を大きい組織に出来るように日々試行錯誤して行こうと思う。
そしてまずは、北関東2部リーグのタイトルを取ることが最大のチームのアピール要因である。
開幕戦まであと1週間と少し、最善の準備をしよう。
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