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大崎八幡宮 参拝記

2024年07月30日、大崎八幡宮を参拝した。

当宮は仙台総鎮守として藩祖伊達政宗公はじめ歴代仙台藩侯はもとより、仙台城下の人々に至るまで厄除け・除災招福や必勝・安産の神として篤く尊崇されている。また、仙台における「卦体神」という十二支の神を信仰する習俗においては乾(戌亥)の守護神とされ、戌歳・亥歳生まれの人々からは格別の崇敬を受けている。

この様な歴史的背景から、当宮は現代においても仙台市民はじめ数多の崇敬者から心のよりどころとして仰がれている([1])。


仙台七夕まつり([2])を控えているので、境内には七夕飾りが設けられている(図01,図02,図03)。

図01.一之鳥居。
図02.長床。
図03.御社殿。


また、茅の輪が設けられている(図04)。

図04.茅の輪。


四ツ谷用水は、伊達政宗の命で作られた用水路で、本流が広瀬川から梅田川に通じ、3本の支流と多くの枝流があった。城下町をくまなく流れ、当時は防火用水、散水、洗濯用水などの生活用水や水車動力などの産業用水として用いられた。明治以降、上下水道の整備により生活用水としての利用は減少し、次第に暗渠化が進んだ。特に昭和以降には、車社会の到来で水路に蓋がされることにより、地上から姿を消す部分が多くなった。

現在の四ツ谷用水は、本流が宮城県の工業用水道(暗渠)として使用されているだけで、その他の支流は暗渠化されているか埋められている。

太鼓橋の下に、その本流跡がある(図05,[3])。

図05.四ツ谷用水 本流跡。


大崎八幡宮の歴史は、仙台藩のそれと共にあることを痛感する。



参考文献

[1] 大崎八幡宮.“由来”.大崎八幡宮 ホームページ.https://www.oosaki-hachiman.or.jp/origin/,(参照2024年08月07日).

[2] 仙台七夕まつり協賛会(事務局:仙台商工会議所).“仙台七夕まつり ホームページ”.https://www.sendaitanabata.com/,(参照2024年08月07日).

[3] 仙台市役所.“四ツ谷用水再発見事業”.仙台市 ホームページ.くらしの情報.住みよい街に.まち美化、環境保全.環境にやさしいくらし.2023年11月14日.https://www.city.sendai.jp/kankyokehatsu/kurashi/machi/kankyohozen/mizukankyo/hakken/index.html,(参照2024年08月07日).

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