封刃師 第02話「謎だらけの穢刃連続殺人」
駆と翔は骨董店「五百津堂」を拠点にしている。肇はその主人で、翔の父である。
五百津堂にとって、穢刃の件は極秘事項である。その一方で、美緒の様に穢れが見える人間を貴重な存在と見做している。それゆえ、五百津堂にとって、彼女は「面倒な存在」である。その一方で、彼女はその力に疑問を持ち始めている。
巳前は五百津堂と深い繋がりがある。彼は相当な権力の持ち主で、週刊誌「ニューズデイズ」の出版社上層部に圧力を掛けることができる。実際、そうすることで、井崎一臣に関する記事をもみ消すことができた。
肇によると、穢れは見える者に寄って来るとのことである。
穢刃を生み出した人間は、それに支配され人間としては死ぬ。それゆえ、井崎も穢刃を生み出した時点で、スマートフォンのカメラに映らなくなった。
鎮冥鞘(しずめざや)だけが穢刃を人間ごと封印できる。なお、石留家の者(本作ではカレン)がこの鞘を作り、御沙神家の者(本作では駆)だけがこの鞘を扱えるようである。
御沙神家の者は鎮冥鞘を使用するたびに、穢れに蝕まれる。なお、彼の父は穢れに蝕まれたことで穢刃を生み出し、自分の妻(駆の母)を殺してしまったようである。
翔の役目は、穢れに完全に蝕まれて暴走した駆を殺すことである。
山江裕二西江戸大学准教授は穢刃に関する研究に携わっていたが、上司格の教授にオカルトと非難されただけでなく、研究室の学生にも馬鹿にされてきた。穢刃の件は五百津堂にとっての極秘事項とはいえ、山江が気の毒である…。
最後のシーンで、謎の男(どうやら彼が穢れ刃を生み出す刀を配っているようである)が穢刃を生み出した男を殺したが、その男は復活した。