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08.ぶつからずに歩ける床をあるいてみよう!:「大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』」見聞録08

2024年06月29日、私は「大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』」(以下同イベント)に一般客として参加した([1])。

 

「ぶつからずに歩ける床をあるいてみよう!」で、古川 正紘 バイオ情報工学専攻 人間情報工学講座 准教授は、レンチキュラー レンズを使った歩行誘導手法として、「ぶつからずに歩ける床」を展示した。

この床は錯覚を用いるもので、床に敷かれたレンチキュラー レンズ シートの上を歩くと、縞模様が動いて見える。この縞模様を眺めながら歩くと、自然と歩く方向が曲がる。また、逆から来た人は反対方向に曲がるので、このシートを敷くだけでも、片側通行を実現できる可能性がある。ちなみに、文字や記号を使わないので、言葉の壁を気にせずに済む(図08.01,図08.02,[2][3][4])。

図08.01.「ぶつからずに歩ける床をあるいてみよう!」。
図08.02.「ぶつからずに歩ける床」。

多くの人間が踏んでも壊れないほどに頑丈なレンチキュラー レンズ シートが完成・普及できれば、この床の検証実験も著しく進展する可能性がある。そして、この検証実験が成功すれば、こうした床が普及する可能性がある。

そして、この床が普及すれば、ショッピング モールや主要ターミナル駅などの多数の人が往来する場所での往来が円滑になる可能性がある。

それゆえ、私はこの研究に期待している。



参考文献

[1] 国立大学法人 大阪大学 共創機構.“大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』”.大阪大学 共創機構 ホームページ.NEWS&TOPICS.2024年06月07日.https://www.ccb.osaka-u.ac.jp/news/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%B1%E5%89%B5dayexpocity-2024%E3%80%8E%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%82%81%E3%81%8F%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%AD%E3%82%81%E3%81%8F%E6%9C%AA%E6%9D%A5/,(参照2024年07月03日).

[2] 国立大学法人 大阪大学 大学院 情報科学研究科.“古川 正紘”.大阪大学 大学院 情報科学研究科 ホームページ.研究者紹介.バイオ情報工学専攻.人間情報工学講座.https://www.ist.osaka-u.ac.jp/japanese/researcher/detail.php?id=171,(参照2024年07月07日).

[3] 古川 正紘.“Projects”.古川 正紘 ホームページ.Projects.https://sites.google.com/site/masahirofurukawa/home/projects,(参照2024年07月07日).

[4] 株式会社グラソナ・インターナショナル.“レンチキュラー レンズを使った歩行誘導手法”.ikinamo Japan ホームページ.動画.2011年04月27日.https://www.youtube.com/watch?v=z-ymvEjN6qQ,(参照2024年07月07日).

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