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絵本読み聞かせノート

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子どもへの読み聞かせの時間を通して、気づいたことや考えたこと、見出した問いを掘り下げてみた備忘録です。
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自然とわたしとあなたのかさなり|庭を描いた絵本を読む

よく、よい家庭ができるためには、家だけでなく庭も大切、だから「家庭」なんですよ、というホ…

建築への妄想力を高め、おうち時間を充実させてくれる「オススメ絵本リスト」

子どもが読んだり、読み聞かせしてもらったりすることを想定しているにもかかわらず(だからこ…

元・建築設計士アネット・チゾンが描く絵本『バーバパパ』の世界

世界的人気を誇るキャラクター「バーバパパBarbapapa」は、アネット・チゾン(Annette Tison:1…

住むこと 生きること 働くこと|絵本よみきかせノート はじめに&目次

noteのマガジン「絵本よみきかせノート」や「子育て観察ノート」に書き散らしていた文章たちを…

異なるスケールをつなぐ|おおでゆかこ『シロクマくつや』3部作を読む

子どもに絵本を読み聞かせしていると、子ども向けと侮っていた物語に「おお!これは!」と深遠…

西山夘三の嘆き/加古里子の願い|高層アパートと持ち家・一戸建てをめぐって

1974年12月27日。帰宅した西山夘三(1911-1994)は家に残されたメモ書きを発見します。「子供…

加古里子と住まいの復興|絵本『あなたのいえ わたしのいえ』を読む

絵本作家・加古里子(1926-2018)の愛らしい絵本『あなたのいえ わたしのいえ』(図1)。家を題材にしたもので、小さい頃に何度も読んだ記憶があります。なんといっても主人公の男の子が、屋外で立ち小便するシーンが笑撃的だったな。 図1 あなたのいえ わたしのいえ この絵本はもともと「かがくのとも」(福音館書店)第3弾として1969年6月に出版されたものです。「こどものとも」の姉妹版としてスタートした「かがくのとも」は、その名のとおり科学を題材とした月刊絵本として1969年

夏休み、実家に帰るメカニズム|絵本で読む戦後日本型循環モデル

のりもの絵本の巨匠・山本忠敬(1916-2003)の代表作『しゅっぱつしんこう!』(福音館書店、1…

建築好きなら読んでおきたい『月刊かがくのとも』10選【工学・技術編】

福音館書店からでてる『月刊かがくのとも』は、1969年4月創刊。対象年齢5~6歳の薄い冊子な…

家財道具との連帯|絵本で読む「モノ」と「ヒト」の関係とその再編

民俗学者・今和次郎(1888-1973)は、敗戦直後の1945年末に出版した『住生活』(乾元社)の冒…

アンパンマンという正義|戦後消費社会にパンを与え続けた愛と勇気の行方

次女がアンパンマン適齢期になって、我が家にひさしぶりにアンパンマンが帰ってきました。長女…

建築好きなら読んでおきたい『月刊たくさんのふしぎ』10+1選【建築・都市編】

福音館書店からでてる『月刊たくさんのふしぎ』は、1985年4月創刊。対象年齢が小学校3年生か…

建築好きなら読んでおきたい『月刊たくさんのふしぎ』10+3選【住まい・生活編】

福音館書店からでてる『月刊たくさんのふしぎ』は、1985年4月創刊。対象年齢が小学校3年生か…

絵本で読む〈重機イメージ〉の戦後史へ|ブルドーザー、ダンプ、ロードローラー

子どもはなぜか重機が大好き。 うちの娘もパワーショベルやホイールローダーを見つけるたびに興奮したものです。やはり絵本でも重機モノは安定した需要があるようで、我が家の本棚にもあれこれ重機モノ絵本があります。 そんな重機モノ絵本を娘に読み聞かせるなか、いろいろあれこれ気づくことがあります。 『ブルドーザーのガンバ』たとえば『ブルドーザーのガンバ』(鶴見正夫・髙橋透、1973)。たぶん舞台設定は多摩ニュータウン建設地じゃ中廊下と思われる名作絵本(図1)。 図1 ブルドーザー