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ミャンマーに友達がいる私にできること

ミャンマーのクーデターはきっと多くの人にとって「遠い国の出来事」なのだと思います。
知り合いが一人もいない、よく知らない国の出来事を身近に感じることが難しいのは私も同じです。

私にはミャンマーに多くの友達がいます。
でも、私は彼らが「ミャンマー人」だから親しくしているのではありません。
考え方に共感したり、一緒に過ごす時間を楽しんだり、心から語り合える友達がたまたまミャンマー人だったのです。

だから、ミャンマーという国に大切な人がいる私にできることをしたい。
そう思ってnoteを投稿しています。

現地では、不定期にインターネットが遮断され、出どころの分からない噂が蔓延し、人々は何を信じたら良いのか分からない状況にあります。
そして、海外にいる私たちが受け取る情報も、同じように何が真実なのかを見抜くことがとても難しい状況です。

誤った情報の発信を避けるためにも、私にできることは「何が起こっているのか」を伝えるのではなくて、「どんな人たちがそこにいるのか」を伝えることだと思っています。
ミャンマーに今現在暮らしている人たちを知っているからこそ、一人一人の声を届けることで、一人でも多くの人にミャンマーに気持ちを寄せてもらえたら…と願っています。

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それぞれのストーリーに使用しているこの写真は、ちょうど3年前の2月にミャンマーの最大都市ヤンゴンのインヤー湖で撮ったものです。

芝生に腰掛け、鏡のように空をそっくり写す水面を見つめながら、この湖のほとりで友達と夢を語り合った思い出は、いつでも私を励ましてくれます。
日本とミャンマー、遠い場所にいても繋がっていられるということをこの写真が思い出させてくれます。


時間は確かに未来へ流れているのに、私たちは過去へ向かって歩いているようだ。

今、ミャンマーのクーデターの最中にいる若者から届いた言葉です。

私はミャンマーの友達と、夢を語り合い、お互いの夢を応援し、それぞれの変化や成長を心から喜んできました。
私はそんな仲間と一緒に未来へ歩いていきたい。

ミャンマーの人々が求めているのは、名声でも権力でもありません。
これまで当たり前のように過ごしてきた素朴な日常と疑いもなく思い描いてきた未来を取り戻すことです。
そして、誰もが自由に発言し、夢を持ち、やりたいことを実現できる国を一人一人の力で作ろうと今日も声を上げています。

その声に耳を澄ませていただけたら嬉しいです。

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