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His master’s voice   =Nipper= 2

おかえりなさい。

2021年12月8日は巷では大東亜開戦80年ということで話題ですが我が社にはNipperが来た日です。

ビクターオンラインストア https://victor-store.jp/ で限定版Nipperを大人買いしました。

しっかり梱包されたNipper君。会社の玄関では寂し気なので明るいところに置きました。
100体限定品 シリアルナンバーは045/100でした。
いつから販売しているのかはわかりませんが、まだ50体は買えるのですね。個人的に高価なものですがスワロフスキーのNipper君は50万円以上のプライスですから大きさからいうとお買い得かもしれません。

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にもあるように、我が社の建物はJVCケンウッド様から譲渡されたものです。だからある意味『Nipper君おかえりなさい』なのです。

私たちには懐かしい昭和の夢や希望にあふれていた時代の一つの象徴です。物質的に恵まれているはずの今なぜ幸福感が乏しいのでしょうか。

80年前の今日対米戦争が始まり日本の歴史を振り返ると幸せって何だろうと考えてしまいます。JVC(日本ビクター)様が謳う「時代をつくるブランドである」「音楽で幸せにすることを私達の使命としてチャレンジを続けていく」という精神が現代の日本人に感じられないのは私だけでしょうか。

「時代を作る」とか「チャレンジ」とかがなんとなくスローガンとして言いにくい時代。その原因は多くの人に自信がないのです。自信を持つことに自信がないのです。

「昔は」というフレーズは使いたくないのですが昔は根拠のない自信があったのです。やれるという感じ、失敗してもいいからやってみようというチャレンジ精神。いつの間にか失敗が許されない不寛容な社会になったのかもしれません。大企業も失敗してもよいから開発優先という時代ではないようです。

確実に利益を上げられることが重要視されるようになった気がします。確かに人が悲しむような失敗はいけないと思います。しかし前向きに将来の糧になるような失敗なら我が社では歓迎します。特に若い人は失敗を恐れずにチャレンジしてほしいです。未来は作るものですから待っていて誰かほかの人に期待しても何も起こりはしません。Nipperも生まれて100年以上愛され続けるなんて思ってもいなかったでしょう。私たちも人の心に残るモノづくりがしたいものです。個人に与えられた時間は有限でも正しい「理念」は無限に継承されると信じています。理念のあるモノづくりをしなくてはいけません。

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