iPhoneのカメラは優秀だけど10年以上前のミラーレスのほうが圧倒的に楽しい
ここ数年は「カメラはスマホで十分」派だったが、
「やっぱりカメラが欲しいな・・・」と思って、コンパクトなミラーレス一眼「Nikon 1 J1」を買ってみた。
(レンズは「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」をチョイス。)
発売は2011年だからもう10年以上前だし、当時の機種としても画質や機能は最低限といった感じ。
でも設定をカスタマイズしたら、撮って出しのJEPGでもめちゃくちゃ好みの写りになって撮影が楽しい。
スマホのカメラが進化した今でも、カメラ専用機はやっぱりいい。
具体的には絵作りがいい。
Nikon 1とiPhone 12 miniの比較
Nikon 1とiPhone 12 miniで、同じ範囲が写るようにして撮り比べてみた。
まずはNikon 1から。
やわらかなディティール、ほのかな背景ボケ、適度なコントラスト—
自然な描写が心地がいい。
次にiPhone 12 mini。
iPhoneはたしかに優秀で、
ホワイトバランスや露出は正確だし、「スマートHDR」のおかげで白トビや黒つぶれも少ない。画面の隅々まではっきり写る。
でもなんというか、エモさがない。
Nikon 1と比べると、とくにディティールの違いが顕著だと感じる。
iPhoneは細部の輪郭をバキバキに強調するからぱっと見きれいだけど、細部を見ると草木の瑞々しい質感が失われている。立体感(遠近感)も乏しい。
スマホとカメラの絵作りの違いは、この動画がわかりやすかった。
現状の最適解
スマホとカメラでは、方向性がまったく違う。
だから目的に合ったものを選ぶことが大事だと思う。
僕は自然や町並みが見せる、ふとした瞬間の美しさを記録したい。
そのために「自然な描写」と「エモさ」を重視したい。
その意味ではNikon 1の圧勝。
基本的にミニマル志向だから持ち物はできるだけ減らしたいけど、
ここまで琴線に触れると、しばらくiPhoneメインには戻れない気がしている。
一番多用する標準画角(50mm相当)をNikon 1に任せつつ、
広角やナイトモード、動画はiPhoneに任せるのが現状の最適解かなー
そういえば「カメラが好きだから、あえてカメラを手放した」とか言ってた人いたっけ・・・
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