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Dear Mr.Songwriter Vol.11

佐野元春 VISITORS   PART.2

VISITORS 1984.5.21 
Produced By Motoharu Sano(a.k.a.Moto Lyon)
Co-Produced By Frank Doyle And
 John "Tokes"Potoker

Art Derection Masahiko Dekune/Hip Terran Inc.Design:Lewichi Abe/Hip Tarren Inc.Cover Photography:Hideoki

VISITORS』というと、ときどき言われるのは、『日本語初のラップ音楽だよね』とか••••••。誰が最初だろうが関係ない。はっきり言いたいのは、『VISITORS』でヒップホップ/ラップ•アルバムを作ろうなんて思わなかった。『VISITORS』で作りたかったのは、今まで誰も聴いたことのない、インターナショナルな新しい日本語のロック。あの時代における真にオルタナティヴなロック•アルバムだ。
Rolling Stone 2014年11月号


4枚目のアルバム『VISITORS』は『SOMEDAY』のヒットと、渡米中にリリースしたコンピレーション盤『NO DAMAGE』もチャート1位になり待望のアルバムとして『SOMEDAY』からちょうど2年ぶりにリリースされた。結果的にいうとアルバムチャートは2週連続1位。年間チャートも24位。その年のレコード大賞の優秀アルバム賞にも選出されている。でも今までの音楽性からあまりにも違っていた為に、戸惑うファンも多かった。《今までの元春はいなくなってしまった》とか《なんだか怖いです》のような声もお便りにもあって、元春が少し落ち込んでるラジオの回もありました。そうだよね、それが正直な意見でもあるのかな。
 元春もニューヨークから帰ってきて、ファンもそうだけど、レコード会社やメディアさえも、その音楽性を理解してもらえてはいなかった。エクスキューズをしている内に、訳がわからなくなり軽い失語症になってしまったという。母校のカウンセラーに一カ月通い、心の緊張をほぐしていったみたいだね。
 僕の場合はリアルタイムでは聴いてはいなく、後追いで聴きましたが、やはり違和感はありました。まずヴォーカルですよね。初めて聴いたのは15歳くらいだと思うけども、音楽性の違いを受け付けるのには、少し時間がかかりました。変わってきたのは、思い出してみると、「COMPLICATION SHAKEDOWN」の12インチシングルを聴いた時。うわー、カッコいいじゃんと思いそれから他の曲も好きになっていったって感じかな。みんなはどうだったんだろう。では曲を聴いていこう。

1.COMPLICATION SHAKEDOWN M43

COMPLICATION SHAKEDOWN 1984.6.21
Art Derection and Design:Hip Tarran Inc.
Photography:Goro Iwaoka
オリコンチャート86位

アルバム『SOMEDAY』の「ロックンロール•ナイト」で光を掴めずに、ラストナンバー「サンチャイルドは僕の友達」において眠ってしまった肉体と精神が頭2発のイントロで覚醒する。それは、十代の頃に聴いたボブ•ディランの「サブタレニアン•ホームシック•ブルース」を1983年にアップデートをし、ニューヨークという街並みを歩くスピードに作られた。そこにはジューイッシュの友達の存在が。"シェイクダウン"という言葉がいいんじゃないかとアドバイスされ、そこに"コンプリケイション"という言葉を乗っけて、ごちゃまぜの混乱をイメージしているリリックができたという。冒頭の"つかの間の自由を"の抽象的なリリックは当時読んでいたという禅についての本からインスパイアされた。それに滑り込むビートはメロディという概念がもどかしいとばかりに進んでいく。街の息遣いが聞こえてくるように。それは、"チャンネルをゼロに合わせた時" もしくは、"すべての幻想を打ちくだくこと"でしか、手に入らない何かを求めているようだ。"このとりとめのない状況を歩きつづける"ために。
 楽曲のテーマとしては、とにかく誰もやっていないようなアンユージュアル(独特)なサウンドを目指したという。チャチャという音につづいて聴こえてくるのは、この曲を引っ張っていくシンセベースとリズムギター。それに導かれてくるヴォーカルは独特なアクセントを強調しながら進んでいく。その歌声は語るように、高音、メイン、低音を重ねている。これによってグループがラップしているようなハーモニーをつくりだした。そしてもうひとつはデジタルとアコースティックの融合。サビの部分のシンセのフレーズとアコースティック•ピアノの音の対比。そして、デジタルな打ち込みのタム、バスドラ、スネアーに対しオマー•ハキム(ニューヨーク出身のドラマー。この時はジャズ、フュージョングループのウェザー•リポートのメンバー)のハイハットだけは生音になっており、ユニークな音作りに成功している。間奏のサックスのソロに関しても今までの感じとは違い何かアバンギャルドな印象で肉体に迫ってくる。ギター•ソロに至ってはドーターズ•オブ•ウェディングというバンドのギタリストのマークフリーランドのアイデアによってポータブルのテレビとギターをそれぞれにつないで会話をするように録音したという。これは12インチのヴァージョンがよくわかると思う。

COMPLICATION SHAKEDOWN
Special Extended Club Mix 45RPM
1984.6.21
オリコンチャート42位
MOTO SANO
SIDE A   COMPLICATION SHAKEDOWN 
SIDE B  WILD ON THE STREET
  COME SHINING      33 1/2RPM
1984
米国CBSレコードから、北米、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパで発売される。

レコードの一面を45回転で一曲まるごと入れてしまう12インチシングルというメディアも日本にはあったにはあったけど、フロア向きに作られたという意味では、先駆けだったんじゃないかな。ここで注目したいのは、ただ曲を長くするのではなくあくまでも「12インチ用」として制作されている点だろう。

佐野の言によれば"12インチ"とは、「自分がいちど3分間の中で完結させた構成を崩し、言葉を壊し、イントロを壊し、つまりは楽曲を客観的に壊す作業」をするためのツールだったという。
 この"12インチ"計画を佐野が発動するきっかけとなったのが、セルロイド•レーベルとの接触だ。83年、単身ニューヨークに渡り、たまたま居着いたアパートが、同レーベルの事務所の近所であったため、そこに佐野はひんぱんに出入りしていたそうだ。このレーベルは「ロック•イット」においてハービー•ハンコックにヒップホップを演奏させた張本人、ビル•ラズウェルを中心に、雑多な音楽をダンス•ミュージックに押し込める非ジャンル音楽を多数制作していたことでも知られる。ここで佐野が、マドンナのデビューに一役買ったラテン系のDJ/プロデューサー、ジョン•ジェリービーン•ベニテスと、そのジェリービーンのミックス•エンジニア、ジョン•ポトカーと出会うことで、自身の12インチ•シングル計画は、より具体的なものとなっていった。

別冊宝島 音楽誌が書かないJポップ批評
うるわしのゴー!ゴー!Jポップス80's
ダンスするジャンボ•シングル爆音のMOTO SANO
真利夫

2.TONIGHT   M.44

TONIGHT 1984.4.21
オリコンチャート最高位32位
TONIGHT
Spncial Extended Club Mix
1984.4.21
オリコンチャート最高位23位

アルバムに先駆けての先行シングルでリリースされた。一番先にポップな曲を持ってきたのは元春なりのファンに対する気持ちの表れなんだろう。 煌びやかな音に対して、メランコリックなリリック。元春の楽曲にはこのようなアンビバレントな表現が多々あるんだよね。ニューヨークについて一番最初にできた曲だという。"雨あがりの街に灯がともっても、霧に包まれた暗闇といくつものヒューマンクライシス(人間の危機)が見えてしまう。そしてサビ部分のイタミに寄り添っていくという慈悲の表現は後年の作品でも一貫しているテーマでもあるんじゃないかな。

3.WILD ON THE STREET  M45

バシリ•ジョンソン(ニューヨーク出身のパーカッショニスト。マイケル•ジャクソンのツアーやマドンナの楽曲に参加している。)の躍動感あるパーカッションとホーン•セクションで幕を開ける。もう踊るしかない!それでベースラインがカッコいい。このアルバムの中でも特にを感じる楽曲。煌びやかでリッチな7thアベニューを黒人たちが既成の価値観を壊しながら歩いている姿。野生的に冴えてる連中の歌なんだろう。これは、デビュー当時にも語られていたけど、"直接性を取り戻せ"という人間の生きている感情を軸にした表現をHip Hopに感じて出来上がった。"I want you to break me Till I break down down down"オレを壊してほしい バラバラになるまで"
 コーラスの"ジャングル•ピープル"という箇所は黒人の女性コーラスが歌っているけど、少し問題があったみたい。黒人女性二人がコーラスをしているんだけど、最初この"ジャングル•ピープル"という言葉が、黒人を卑下した表現だと受け止められてうまく進まなかった。"ストリートで生きてるたくましい、すごくタフなのことを言葉で集約してみたいという"と。レイス感、人種のことは何も関係ないことを説明してなんとか、うまくいったそうですね。

4.SUNDAY MORNING BLUE ブルーな日曜の朝 M46

レコードでいうと、A面のラストのスロー•ナンバー。この楽曲は、3つの要素が混ざり合っているという。セントラルパークの池のほとりの" 汚れたベンチ"に座っている風景。(サリンジャー)。そこに"ストロベリーワイン"が転がっている(ジョン•レノン)そして道端に"サンディペーパー"が風に吹かれている。(ヴェルヴェット•アンダーグラウンド)今まで、あえて避けていたノスタルジーの風景を写しだしている曲でもあるという。ここでも、"窓辺の天使"という無垢の象徴である言葉と"四文字言葉"(Four letter words)という世俗的なものを対比される表現をつかっている。
このアルバムでギターを弾いているのは、ホール&オーツ等のアルバム参加していたジェフ•サウスワース。「Kiss on My List」が有名だから、あぁ、あのギターの音ねってなるかも。最終ヴァースで素晴らしいギターが聴ける。

"君の不在"について歌っている。君がいなければ世界は何も変わらない"という気付きと"君がいなくても世界は進行していく"このアンビバレントな気持ちですね。それを一曲の中で同時に歌っている。世の中はそんなふうにアンビバレントである。という事を表現したかった。
マンハッタンで書いた曲なので、歌の景色はニューヨークの公園の情景です。公園で見た壁に書かれた落書きとか、女の子が食べ残したアップルパイとか、そうした日常のどこにでもあるオブジェクトの中に、僕は何かの不在を感じたわけです。詩人の心を持って。そうして紡いだ作品なので、非常にポエティックな楽曲です。

別冊カドカワ 佐野元春2010年

5.VISITORS  訪問者たち M47

VISITORS 1984.9.21

レコードでいうと、B面のオープニングナンバー。

やがて闇と光がひとつに結ばれるまで、自分はストレンジャーである、と。クロスワードパズル解きながら、まだストレンジャーだ、と。アルバムの中で最も重要な、いつもぼくの心の中にあったセンテンスというのは、あの〈闇と光がひとつに結ばれるまで クロスワードパズル解きながら 今夜もストレンジャー〉という一節です。
マンハッタンという街は、光と影が交錯するとても美しい都市です。たしかにストリートは汚れているし、深刻な社会問題を多く抱え、醜い部分もたくさんあるんだけれど、でも、あの街全体は光と闇、光と影が共存する美しさにあふれている。そう。印象に残っているのは、クリスマスのときの、セント•カセドラル教会の光と、そしてその光をまるで閉じ込めようとするかのような闇です。闇はすごい勢いで光を閉じ込めようとするのだけれど、セント•カセドラルのあの光は、その闇を突き破ってでも輝こうとする。あの光と闇の相互のかけひき、せめぎ合い、それにぼくは感動しました。そして、街全体にそういったものがあふれているんです。
ー その光と闇のせめぎ合いは、佐野さんの内面においても起こったのですね。
もちろんです。すなわち、アウトサイダーの視点とインサイダーの視点とが、もしひとつに結びついたなら、そのときにこそ光が、つまり『Back To The Street』から『SOMEDAY』の「ロックンロール•ナイト』に至る間、いつも見え隠れしていたあの光が、もしかしたらもっと確実にこの手でつかめるかもしれない。ぼくは、そうした予感に打ち震えていたんです。

新譜ジャーナル 1984年7月号 
インタヴュアー•構成 山本智志

アウトサイダーとインサイダー。これはニューヨークで生活をし、さまざまな経験をした中で相反する内と外の視点。二つは、結ばれたのだろうか。

ヴォーカルに関してはコンプリと同様に3声のハーモニーで作られている。(ラストナンバーのニューエイジも)そこには派手なアレンジや展開はない。でもグイグイと心を鷲づかみされるように進んでいく。まるで自分がその場所にいるような錯覚さえも起こして。"This is a story about you"だからね。
 ニューヨークはジャズの街という事でイントロのフレーズはスローにするとグレン•ミラー楽団のような曲になるように仕掛けがしてある。これは『デラックス•エディション』のライヴ•ヴァージョンを聴くとわかるかも。

6.SHAME 君を汚したのは誰 M.48

このアルバムの中でも特に今までの楽曲との違いを感じてしまう。ここにあるのは、怒り。その怒りというのは、あえて特定はしない。人が少なからず持っているさまざまな感情を声を荒げて伝えるのではなく、静かに何かを訴えかける。それは、あの人だったり、あの事柄なのかもしれない。
 "君の中のナイーブさを守れ そして 誰にも知らせるな"という事なのかもしれない。
 急に国に帰らなければいけなくなったコロンビアの売り主から、当時三万円くらいで買ったピアノで一番最初に作った曲だそうです。

7.COME SHINING   M.49

実際アベニューBを歩きながらリリックを書いた。"リアルな現実 ルールを無視したクールなアベニューB 誰もが"ハイ"にしてくれる相手を求めて 冷たいベルベット•ムーンライト"誰もがみんなドラッグで"ハイ"にしてくれる相手を求めてる、そういう現実をスケッチした。僕はその景色をシリアスではなくロマンティックに歌いたかった。
その後、僕はこう思う。誰もが等しく、そして誰もが愛しく、この世界を歩いていけますように。"Beat Goes On"とこう歌っている。
そして、みんな街路で輝くべきだって、輝いておいて=Come Shining"と歌っている。女の子に向けてのロマンティックなラヴソング仕立てだ。その後"Let's make Love tonight"と言っている。その"Love"とは、僕の中では普遍的な、ヒューマニズムに基づいた何かだ。こうした発想は僕のストリートライフから、自然に出てきた感覚だ。頭で考えたものじゃない。本能から導き出されたソングライティングだと思う。

Rolling Stone  2014年11月号 Text by ジョー横溝

まず目指したのは、言葉とビートの繋ぎ目のないゴキゲンでストロングな表現だというこの楽曲は、まさしく言葉が耳からあふれでて踊りだしそう。ここでもデジタルとアコースティックの融合は生かされており、イントロのシンセと生のサックス。ドラムマシンとアコースティック•ギターとピアノ。そして耳に残る東洋的なマリンバの音は、シンセのマリンバと生のマリンバを重ねて立体的な響きを出すことに成功している。
この歌詞にでてくる"イスラエルから来たブルージーンベイヴ"とは借りていたアパートの部屋の持ち主のミハールという女性だろう。

8.NEW AGE   M.50

NEW AGE 1984.11.21
Art Direction and Design:Hip Terran Inc.

ルー•リードの「ワイルドサイドを歩け」にリンクするように、トゥトゥトゥルーという歌い出しで始まるこの曲の向かう先はユートピアなのかディストピアなのか。ビデオクリップは見た事があるならわかると思うけど、あの軍隊のロボットは未来の姿を象徴していて、全体主義への警鐘を鳴らしているという。まだインターネット前夜、どのような心境だったんだろう。

「自分がニューヨークにいた頃、まだ多くの人にとっては"パーソナルコンピュータって何?"という感じだった。プログラミングとは専門的な学習をした人だけが触れる難解なものだったし、アップルのコンピュータは楽器店にディスプレイされていた。しかしそこには未来に繋がるビジョンが感じられたし、何よりこれが新しい世界を作るものだという直感があった。当時、よくマンハッタンから地下鉄のコニーアイランドに通っていた。夕暮れの海に面した公園には人気のないボードウォークがあってね。そこで僕は激しい啓示を受けてリリックを書き始めた。それが「NEW AGE」だった。過去と決別し、小舟を漕ぎ出して夜の海へと漕ぎ出す。そんな映画のワンシーンが頭の中で映像化された。自分のソングライティングは、言葉が先に落ちてくる場合もあれば、映像を言語化していく場合もある。「NEW AGE」はまさに後者のパターンでした」
ー「NEW AGE」では同じセンテンスの反復が効果的に使われています。
「ブルース音楽のフォーマットです。同じことを二度繰り返してから起承転結の"転"と".結"に向かう」
ー〈彼女は虚ろなマーマレイド〉というリリックからは、日本からの来訪者という佐野さんのスタンスと、やはりスケッチに徹したソングライティングの視線が感じられます。
「確かに『VISITORS』とは僕自身のことでもあった。状況に対する"訪問者"というスタンスは今も変わらない僕の根本的な精神性です。ソングライティングでは決して感情的になり過ぎず、客観性をコントロールすることこそが重要です。このラインは当時クールな女の子たちにヒットした。八〇年代はガールパワーが爆発していた。MTVではシンディ•ローパーが〈Giris Just Want to Have Fun〉と歌い、マドンナが〈I am a material girl〉と歌い始めていた。僕はそんな女の子たちのことを〈彼女は虚ろなマーマレイド〉と歌った」

SWITCH 2021年6月号 TEXT:UCHIDA MASAKI

せつないんだよな、この前、車で移動している時に聴いていたら何故か涙が溢れてきた。だって、"数えきれないイタミのキス 星くずみたいに降ってくる"だよ。なんなんだよ、その表現はさ。いつ聴いても自分の中にあるイメージが押し寄せてくる。
 「ロックンロール•ナイト」で流れていた川を見つめ、辿り着けなかった向こう岸に、闇をくぐって小舟をこぎだした先には何が見えたのだろう。
 ここからは、このアルバムを聴き続けて、僕たちが考え、想像し、行動する番なんだろう。すり傷だらけの心を抱いて、それぞれの人生の意味をさがして、すべての終わりを待ちながら。


CONFUSION   M51

当時アルバムには合わないという事でアウトテイクに。30周年デラックスエディション盤に収録される事になる。80年代前半に英国でのエレクトロ•ポップ。ユーリズミックス、カルチャー•クラブ、トンプソン•ツインズ、ティアーズ•フォー•フィアーズなどの流れがアメリカにも押し寄せてきていた。その作品の中でデザインした楽曲になっている。

今回はこれで終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございます。♡とコメントは随時受け付中です。みなさんの感想も聞きたいな。ではまた次回!
#佐野元春
#音楽

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