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DeFiのはじめ方【初心者向け】

ビットコインなどの仮想通貨を株などと同じように資産と捉えて投資する方が増えていますが、よく分からないし怪しそうという理由で敬遠している方もまだまだ多いのではないかと思います。
私も以前はそうでした。

過去に「億り人」などと呼ばれるような仮想通貨バブルに乗って莫大な資産を作った人のことを聞いたことはあるのではないでしょうか。

私もこのバブルには乗れなかった一人ですが、また新たなチャンスの芽が出てきました。

今、アメリカではDeFi(Decentralized Finance、ディファイと読む)と呼ばれる分散型金融がブームになっています。
アナリストも以下のように、10年に一度の投資機会と捉えているようです。

こういったブームは、アメリカで始まり遅れて他の国に入ってくることが多いため、私はそれに期待していて、第2、第3の波に乗りたいと思っています。

本記事を最後まで読むと、MetaMaskという仮想通貨用ウォレットを使ってDeFiサービスを利用する方法と取引所とMetaMask間の送金方法がわかります。

なお、本記事ではDeFiで効率よく資産を増やす方法については説明しません。
私がまだ確立できていないので・・・

とはいえ、今から初めてもまだ先行者の部類に入ると思っていて、先行者が有利なのは間違いと考えています。

今、DeFiに触れておかないことはリスクだと捉えていて、私も情報収集しながらノウハウを溜めていきたいと思っています。

試行錯誤の結果分かったことなどは、この記事に追記していく可能性があります。

DeFiって何?

仮想通貨もDeFiもブロックチェーンが関係します。

ブロックチェーンは単に通貨のような機能の他にスマートコントラクトと呼ばれる条件付きやり取りをプログラミングできる機能が備わっていて、これを使って様々なサービスを自動的に提供できるようになっています。

これは、DApps(Decentralized Applications)と呼ばれ、中央管理者が存在せず、ノードと呼ばれる複数のコンピュータが自律分散的に動作しながらサービスを成り立たせる仕組みです。

このDAppsの機能を使って金融サービスを提供しているのがDeFiです。
何のことかわかりませんよね・・・

具体的なサービスとして銀行を例にすると、普通の銀行は、
・人にお金を預けてもらって利息を上乗せする。
・人に貸して利子を払ってもらう。
といったことをします。

DeFiの銀行(とは呼びませんが、銀行のようなものとお考えください)も同じようなことができます。

電子的な財布(ウォレット)を通して、個人がお金(仮想通貨)を貸したり(LEND)、借りたり(BORROW)でき、それぞれに利子が付きます。

FXのような、異なる通貨同士の両替サービスもあります。

こういうサービスが電子的かつ自動的に提供されるので、実在の銀行では必要な行員の人件費や建物の維持費など、利用者からすると余計な費用の多くが削減されます。

そうなると、預けた(貸した)際の利率は高く、借りる際の利率は低くなりそうだ、ということが想像できます。

このようにDeFiは無人で運用されている銀行のようなものと言えるでしょう。
(この枠に当てはまらないサービスもあると思いますが、まずはこの理解で大きくは外れていないと思います。)

今はまだDeFiの情報が不足気味

さて、DeFiの存在を知ってから、やり方をネットで検索してみたものの、当初はなかなか必要な情報が手に入らなかったのですが、英語で検索してみるとやっと見つけることができました。

日本語ではまだ情報が少ない、ということもチャンスに思えます。

みなさんには、私の苦労を一気にスキップしてDeFiを体験してもらえるよう、この記事を書きました。

一度やり方がわかれば、あとは自分で調べたり試行錯誤しながら、様々なDeFiサービスを試せると思いますので、皆さんの投資スタイルを確立していって頂けたらと思います。

まずは取引所

まず仮想通貨を手に入れることから始めなければいけません。
まだ仮想通貨の取引所の口座を作っていない方は、作ってください。

どの取引所が良いのかわからないという方は、以下の私のブログ記事が参考になるかもしれません。

私はbitbankをおすすめしていて、上記ページに私なりの理由を書いています。

なお、取引所によってやり方が異なるため、口座開設までの方法は説明しませんが、やり方はネット検索ですぐに見つけられると思います。

以降では、取引所の操作はbitbankを例に説明しますが、他の取引所でも似たような操作になると思います。

取引所の口座を作ったら、お金を口座に移動します。
bitbankの場合は、銀行振り込みで行いますが、注意点があり、上記私のブログ記事に書いてあります。

イーサリアムを買う

現状、DeFiサービスの多くがイーサリアムを使うので、お試し程度であれば0.5〜1.0 ETH程度(2020/9/15現在1 ETH=4万円くらい)イーサリアムを購入しておけば良いと思います。
ETHはイーサリアムの単位です。

bitbankの例ですが、以下のようにETH/JPYを選択します。

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ビットコインを買うならBTC/JPYです。
bitbankでは他にもリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)といったアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)も購入することができます。

DeFiを試すなら、まずはイーサリアムが良いと思います。

板情報(売りと買いの金額が並んだ一覧)を見て金額と数量を決めて入力します。

恐らく、仮想通貨取引所の口座を作って、ビットコインやイーサリアムをある程度買っておくということだけでも、これから来ると予想されるDeFiの波に間接的に乗れると思います。

DeFiを始めるには仮想通貨を持つ必要があるので、
DeFiを始める人が増える→仮想通貨が買われる→値が上がる
と考えられるからです。

ここまでの内容はネットですぐに見つかりますので、bitbank以外の取引所や販売所を使う場合でもイーサリアム購入までは問題なくできると思います。

以降で仮想通貨用ウォレットMetaMaskをDeFiサービスに接続し、取引を行うための具体的方法を、パソコン画面上のクリック箇所を示しながら分かりやすく説明します。

取引例として、いくつかのDeFiサービス(両替、貸し出し、投資信託)に触れることで慣れていただき、それ以外のDeFiサービスでも操作で迷わないようになっていただけると思います。

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