ところでこれは治りますか?
こんにちは。卒業させる整体師・小坂です。
さて今日の本題ですが来店時でも電話の問い合せでもよーくお客様から聞かれることについてです。そうです。それは「治りますか?」なんです。
分かります。人によっては何年も前から辛い状態を我慢してたりしますから。そもそも何とかして欲しくて来店したり連絡を頂いたりしてるわけです。まさに一番確認しておきたい所ですよね。
それではまず結論から言います。こう言う時僕がいつも皆さんにどの様にお答えしているかと言うと、
僕はお客様の症状を「治さないし、治せません」
なのです。
(*実際は勿論もうちょいオブラートに包んだ言い方に変換してます😅)
なんやねんここは!ふざけんな!って声が聞こえてきそうです。お客様からしてみたら辛い症状を抱えて来てるのにいったいこれはどう言うことなんでしょうか?
それでは少し説明します。
まず「治す」について辞書を引いてみましょう。すると「病気やけがを治療して健康な状態にする」とあります。
なるほどまるほど。
では次にそもそも治療とはなんぞやとWiki先生に聞いてみると・・・
治療(ちりょう)とは、病気やけがを治すこと。病気を治癒させたり、症状を軽快にさせるための行為のことである。しかし、日本の法律上は「医師が患者の症状に対して行う行為」のみを指して治療といい、医師以外の施術者が患者の症状を快癒させても「治療した」とは認められない。
*Wikipediaから引用
とあります。
つまりはです。皆さん割と知らない方が多いのですが、実はお医者様の行為以外は治療とは言わないんです。ちょっとびっくりですよね?ですから当然医師免許を持っていない僕には治療できません。故に僕は治さないし、治せないのです。
どうでしょう?理屈は分かって頂けたでしょうか。
ただし次のような解釈もあります。同じく引用です。
「医師による行為」が治療であり、「患者を治したから治療という訳ではない」という日本特有の事情がある
まぁ言葉のあやと言うか線引きが難しいと言う側面もありますね💦
じゃあ理屈は分かったけどそちらの整体院ではいったい何をするんですか?と言う所です。それについては僕が普段メインで使っている操体法の考え方にヒントがありました。
「人は基本的に、生まれたときには体に歪みはなく、
体の設計にミスはないのだから、このような元の状態に
戻すと、それも無理なく戻すことによって、状態は
改善できる。それが操体法である。」
操体法創始者 橋本敬三先生の言葉
尊敬する橋本先生の言葉です。
こちらは僕なりの解釈なのですが、一つ一つの辛さに対症療法として当たって行くよりも体全体の歪みを無理なく元に戻してあげましょう。そうすればお客様の状態は改善して行くものなんだよ と理解しています。
事実これまでも本当にたくさんのお客様が体の歪みを戻し可動域を広げる過程で、みるみるうちに辛さが改善してしてくるのを目の当たりにしてきました。
またそもそも操体法では治す人と治される人と言う概念ではなく、互いに感覚を共有して変化をもたらして行く健康法です。
なので僕は良くお客様にこう伝えます。「体を治すのは皆さんそれぞれの免疫力です。僕のしていることはただスイッチ押して、そのお手伝いをしてるだけなんです」と。
今日の結論
僕は今説明した通りお医者様ではないので、治療行為はできません。ただし操体法で皆さんと繋がり感覚を共有していく中で、体の歪みを戻したり変化を感じていただくことは得意なんです。
想像してみて下さい。
もしも今の辛さが半分になったら何がしたいですか?
もしも今の辛さを殆ど感じ無くなったらどこに行きたいですか?
僕はただただ皆さんの希望を作りたいのです。
それでは長々とお付き合いいただきありがとうございました。
今日はここまで。
皆さん楽しい日々をお過ごし下さいませ(*^^*)
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