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ピッコマ、スマホ漫画1100作品 21年国内販売額首位

最近は電車の中でかなりの人がスマホでマンガを読んでいる気がします。

昔は週刊雑誌を買い続けるとすぐ家が古本で占拠されてしまい、母親の強制排除が執行されることの繰りかえしでした。

でもスマホアプリなら場所も取らなくていいよなぁって思います。

そんなこともあってか、今マンガの市場が伸びているそうです。

最近は日韓の漫画文化を融合した漫画アプリが急成長しているそうです。

スマートフォンで読むのに適した縦型漫画が主流になりつつあり、巨大プラットフォームに自ら制作した作品を供給する米動画配信サービス流の事業モデルで世界展開を目指しています。

今日はそんな漫画の躍進について

*国内の電子漫画市場3年で2倍に
*日韓融合漫画アプリが急成長
*漫画アプリの競争激化

とみていきながら

スマホ時代に主流になりそうなウェブトゥーン、新しい顧客獲得で躍進か?

というトレンドをみていきたいと思います。

*国内の電子漫画市場3年で2倍に

今、新型コロナウイルス下で漫画アプリが大きく成長しています。

出版科学研究所(東京・新宿)によると、

2021年の国内電子漫画市場は4114億円

と3年で2倍に増えていて、紙(2645億円)を大きく上回ったそうです。

2021年10月の漫画アプリ月間利用者数上位6アプリ合計MAUは2438万人と前年同月に比べ1.28倍、19年10月に比べ2.32倍となりました(iOS・アンドロイド合算)。

6アプリは首位から順に

  1. 「LINEマンガ」

  2. 「ピッコマ」

  3. 「マガジンポケット」

  4. 「少年ジャンプ+」

  5. 「マンガBANG」

  6. 「ゼブラック」

となっていますが、最近はトップ2強になってきたと言われています。

これだけ伸びているのは2つの今どきの理由があって

*コロナウイルスの影響が長期化する中、インドア志向の高まりで増加した屋内での可処分時間の仕向け先となった事

*アプリならではの仕組みにより、アプリで漫画を読むという行為が加速した事

が考えられます。
そして、鍵を握るのは

アプリがもたらす"習慣化"

のステップです。

一般的に漫画アプリは、無料で漫画を読めるチケットやボーナスコインを日ごとに付与するシステムです。

毎日決まった時間に決まった数だけ付与することで、ユーザーは紙の漫画雑誌を定期購読するのと同じように、漫画アプリを習慣的に閲覧するサイクルに自然に入っていくからです。

ユーザーのスマホにプッシュ通知などで直接訴求することで、続きが気になるユーザーが毎日アプリを起動するきっかけを作る仕組みは、スマホゲームのログインボーナスにも通じています。

*日韓融合漫画アプリが急成長

最近注目されている「ピッコマ」は21年に六本木とソウルにもスタジオを開設し、日韓3カ所で制作しています。

漫画家と編集者が二人三脚で作り上げる日本流と異なり、作画や企画、プロットなど各専門家による分業制を導入していて。質の高いコンテンツを効率的に制作し、毎日1~2本以上の新連載を始められるのです。

その形は

「ウェブトゥーン」と呼ぶ韓国発のウェブ漫画です。
WebとCartoonを組み合わせた造語)で

2つの特徴があり

コマを縦に並べて画面を縦にスクロールして読むこと
(日本であれば右上から左下、アメリカであれば左上から右下、のような国による「マンガの読み方の差異」の影響を受けないで済む)

多くがフルカラーで文字数が少ないため、短時間で読みやすいこと

です。

実はNetflixでヒットしている韓国ドラマ

『梨泰院クラス』
『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』
『わかっていても』
『キム秘書はいったい、なぜ?』

の原作は全てウェブトゥーンに掲載されている漫画です。

*漫画アプリの競争激化

各社ともマンガアプリを手がけています。
それぞれの特徴をみていきましょう。

出版社系

*少年ジャンプ+(集英社)
月980円で「週刊少年ジャンプ」の定期購読が可能

*マガポケ(講談社)
「週刊少年マガジン」掲載作品やオリジナルも購読

*マンガPark(白泉社)
約800作品を配信。毎日8話の閲覧が無料に

IT系

*ピッコマ(カカオピッコマ)
23時間ごとに1話無料になる仕組みの先駆けを行う

*LINEマンガ(LINE Digital Frontier)
出版社の雑誌掲載作品やウエーブトーンにも注力

*comico(NHN comico)
作品がフルカラーでオリジナル作品が600以上が特徴

ピッコマの漫画アプリ参入は16年と後発で、すでに「少年ジャンプ+(プラス)」など100以上のサービスが競合するレッドオーシャンでした。

しかし、判断基準を漫画そのものよりも

漫画や動画などのスナックカルチャーコンテンツは
隙間時間に消費される

という分析をしていたのです。

そこで漫画ファンをターゲットにせず、暇つぶし目的を取り込むため、流し読みができるウェブトゥーンを始めたそうです。

「ユーチューブも暇つぶしで成長した」(金社長)

と発言しているあたりからも見て取れますね。

スマホ時代に主流になりそうなウェブトゥーン、新しい顧客獲得で躍進か?

スマホの暇つぶし、、、通勤電車の中でOLが一生懸命漫画を読んでいる。

今まで漫画を積極的に読んでこなかった人の通勤というルーティンに組み込まれることで、安定した購読がみこまれるのではないでしょうか?

19年に連載を始めた「俺だけレベルアップな件」は累計閲覧回数が5億回超のヒット作品となったそうです。

#コミック #ウェブトーン #ピッコマ #LINEマンガ

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