クリスマスプレゼントに黄色信号?コンテナー問題の3つを知る

今月の末には、コロナを乗り越え経済回復を目指すアメリカのビッグセールス「ブラックフライデー」が26日に始まります。

コロナ前は毎年ニュースで、ウォールマートに走って買い物になだれ込む人や、お目当てのゲームを引っばり取り合いする様子が流れていましたよね。

コロナが少し落ち着いて、今年こそは!と熱い期待をしていた販売店を別の危機が襲っています。

それは「海運の滞り」です。

海外で滞るコンテナー船の滞留3倍で不安定な入荷になっています。

場所は米国の輸入コンテナの約4割が通過するカリフォルニア州ロサンゼルス・ロングビーチ港で起きているんです。
船が沖合に停滞する光景が夏ごろから続いていて、消費の急回復に受け入れ能力が追いつきません。

今日はそんな海運の滞りの現状を

*アメリカで起きている海運コンテナー滞留問題を知る
*コンテナ輸送の滞る要因を知る
*海運遅れが招くチャンスロスを知る

でみていき

折角のリベンジ消費も輸送が追いつかず、チャンスロスになるかも?
コロナは本当に大変!

という話をしていきたいと思います。

クリスマス商戦に買うものが無い、、、、
個人的には私のお財布には助かったと思ったりするのですが、、、

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*アメリカで起きている海運コンテナー滞留問題を知る

米国での感染者数は増加傾向にあり、平均で1日95,949人の新規感染者が報告されています。

しかし、1日平均人数のピークだった 1月8日の38%に減少していて山は超えているんだなぁと感じます。

さらにワクチンは約58%が接種しています。
ワクチン接種を希望していた大人はだいたい打ち終わりました。

米国はこれから経済回復を目指そうと様々な緩和を始めているのです。
人々も慣れてきて段々元通りの生活をと願い、消費も戻ってきそうな様子でした

そして年末の商戦で一気に弾みをつけたかったのに、コンテナー船がスムーズに入港できずにいて、店頭の品薄にまで深刻化しているのです。

その原因は港の混雑で、船が沖合にスタンバイせざるを得ない状況なんですね。

実はコロナ前に比べて、家具などの輸入が22%程伸びました。又、韓国からの家電サムソンやLGは6万個のコンテナー数にも及びます。


*コンテナ輸送の滞る要因を知る

リベンジ消費気運によって、輸入量がグンと増えたのが要因ですが、追い打ちをかけるタイミングで大型セールブラックフライデーを見越した輸入するタイミングだったのです。

春先1日30隻程度だった沖合のコンテナー船の数は、9月中旬以降、80隻以上と3倍の水準が続いています。

なので港に到着してから平均10日ほど待機を余儀なくされているんですよね。

ウォールマートは売り上げ回復を願い、3日早くセールを始めたのに品薄で商品棚はスカスカになってしまい。チャンスロスが発生してしまっているのです。

*海運遅れが招くチャンスロスを知る

スムーズに入港しないのは、別の要因もあります。それはアジアかたアメリカへの輸入は非情に多いのに。北米から東アジアに向かうコンテナ貨物量は、東アジアから北米に向かう貨物量よ大幅に少ないのです。

東アジア向けは北米向けの約4割しかなく、米国の港では空になったコンテナがあふれているのです。

空のコンテナーは、荷役作業の妨げになるだけでなく、輸送を増やしたい事業者に十分なコンテナが回らず供給制約や運賃の上昇に拍車をかけていました。

物量だけでなくコストにも問題がありました。

中国発米西海岸行きコンテナ船の海上運賃はコロナ前の10倍以上に高騰しているんです。

小売価格への転嫁が売り上げに響く懸念もあるんですよね。

折角のリベンジ消費も輸送が追いつかずチャンスロスになる可能性が出てきています。

一番欲しいタイミングで買えないことで、ついで買いやアップグレードなどはテンションが落ちた中では期待できません。

そのことで爆発的な購買が起こらず経済回復に遅れが生じてしまうと大変ですね。

コロナは本当に大変!

勘弁して欲しいです。

#コンテナー船 #リベンジ消費 #海運 #コスト高 #ブラックフライデー

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