売れない奴は売らない


近年のライブ活動をしているアーティストで『集客力のないアーティストの共通』がある。
それは自身のライブチケットを販売していないことである。
【売れていないアーティスト共通】
◯販売用ライブチケットを常に持っていない。
◯ガラガラのライブの物販では販売。
◯SNSで取り置きを受付
◯予約リストには「◯◯を見に来た人」とか書く。
これってある意味時代です。このパターンは多いしこれが普通だって思っている人も多いでしょう。
ただこれって集客出来ない人共通なのよ(笑)
知人の役者さんで舞台や映像でボチボチ活躍してる人がいるのだが、彼は3、4日の舞台出演で100枚程度の前売り券を売る。
別に彼は有名人ではなく普通に電車に乗るし街で声をかけられることもない。ある意味で普通のおじさん。
でも舞台が決まると稽古の隙を見て125c cのスクーターで1都3県を移動してチケットを売る。
もちろん舞台チケットはプレイガイドでも販売している。
都合が合わない人にはプレイガイドも利用するけど、基本的に訪問するから舞台前の彼はめちゃくちゃ多忙。
でもね、そんなだから彼は仕事がつきない。もう還暦間近なのに副業で自営業はしているが役者として人生で定年を迎える。ある意味で成功者。
そんな彼も憂いていたが近年の若い役者も全然チケットを売ることが出来ないらしい。
皆、取り置きリストには名前はあれど来場はされない。
だって取り置きって無断キャンセルOKだし、実際のところ予約ではない。
よく「チケットノルマを悪のシステム」として偉そうに語るミュージシャン風が存在する。別にノルマを悪のシステムとして否定するのは自由だし出演は権利だから合意の下であればなんでも良い。
でもライブハウス事業がボランティアでない限り【最低限の集客】が出来ないアーティストはライブ活動をするべきではない。
これも平気で「出演して欲しいのはライブハウス側」って言えるのはプロフェッショナルだけでプロフェッショナルを気取るアマチュアは最低限の集客義務がある。正しくは集客出来ないのなら「集客出来ないけど問題ないか?」ののちの出演であり「ノルマのあるライブには出演しません」ではない。
「ライブを見てほしい」は恥ずかしい思いではない。
とくに活動初期には集客出来ないのが当たり前。
その当たり前をどう変えていくのか?
ちなみに集客する人は上記の恥ずかしいことはやっていても、その他の集客する努力や行為をしている。
今は個人レベルでプレイガイド的な電子チケットもあるし予約特典として少ロット制作だって出来る。
売れない人は「売る意識のない人」だって現実を知った方がいい。

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